あけましておめでとうございます。 本年も『野食のススメ』をどうぞよろしくお願いします。 昨年の春にスタートした当企画もついに8回目。 「当日採った食材+炭水化物と調味料のみで1食分のメニューを調理し、食べる」という厳しいルールのなかで実施されてきたが、その甲斐あってかなり実践的なレポートになっているのではないかと自負している。 しかし今回は新年1発目ということで、このルールのうち「当日採ったもの」という縛りを緩めて、その代わりこれまでにないほど豪華なメニューを作ってみたいと思う。 テーマはずばり「野食おせち&雑煮」だ。 採り貯めてきたものでおせちを作ろう 現在のような保存技術や栽培・養殖技術がなかったころ、冬の食卓の主役は乾物や塩蔵品などのような貯蔵性食品だった。 そして年末になると、これらの食材を、より保存性が高くなるように濃い味に調理し、おせち料理とした。 昔の人の知恵を借りることで、