ブックマーク / youkoseki.com (16)

  • Factorioという、仕事以上の仕事をしたい人のための仕事について

    youkoseki.com Factorioという、仕事以上の仕事をしたい人のための仕事について 世の中にはたくさんの面白いゲームがある。特にPCゲームの世界では、毎日のように話題の新作ゲームが発売され、しょっちゅう無料で配布され、ライブラリに積み上げられていく。2020年はPCゲーマーにはゲーム天国、あるいはゲーム地獄である。 しかし大人とは悲しいもので、ゲームをずっとプレイしていると、ふと、自分はゲームで遊んでいるのか、ゲームに遊ばれているのか、分からなくなることがある。ときどきドロップするレア装備品、こちらの習熟度にあわせて難易度を調整してくる敵、無限の選択肢とマルチエンディング、痒いところに手が届く課金アイテム。そしてネット上には溢れる攻略サイトとプレイ動画が待ち構えている。 今日のゲームにはそうしたおもてなしの姿勢が欠かせないし、それはいかに中毒性のあるデザインにプレイヤーを没入

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    yag_ays 2020/10/01
  • マイクロソフトCEOの「Hit Refresh」を読んで、社会と経営を内省的に考える

    youkoseki.com マイクロソフトCEOの「Hit Refresh」を読んで、社会と経営を内省的に考える 「Hit Refresh: マイクロソフト再興とテクノロジーの未来」はサティア・ナデラ、マイクロソフトの現CEOによるである。原著、翻訳ともに2017年の出版なのだが、今になって読んでとても面白かったので、簡単に紹介する。 1975年に創業されたマイクロソフトには、これまで3人のCEOしかいない。ご存知ビル・ゲイツと、「デベロッパーズ!」でおなじみのスティーブ・バルマー、そして2014年からCEOを勤めるナデラである。有名すぎる前任の二人と比べると、いささか印象が薄いことは否めない。巨大IT企業を率いながら、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク、ジェフ・ベゾスのようにニュースの題材になることも少ない。 しかしナデラ体制になってからのマイクロソフトは絶

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    yag_ays 2020/09/01
  • 炎上広告批評:ステマはなぜやめられないか

    youkoseki.com 炎上広告批評:ステマはなぜやめられないか 吉所属の芸能人が、京都市のふるさと納税事業についてツイートしたことに対して、金銭を受け取っておきながら広告と明記していなったことを京都新聞に暴かれ、ステマだと批判を受けている。 典型的なステマ事案なのだが、一方でこれは地獄の釜の蓋を開ける話でもある。この面白さが広告業界外にはあまり伝わっていないように思うので、ここにまとめておく。 なぜステマと認めないのか 今回の事案に対して、おそらく一番素朴な反応は「お金をもらってるのだから広告なんだし、広告なら広告と明記すればいいじゃないか。なにがそんなに難しいのか」というものだろう。 しかし、広告とはなんだろうか。芸能人がお金をもらってツイートしたらそれは広告だろうか(これについては後述)。もし吉の回答が「今回は芸能人が納税事業についてコンサルティングを行ったもので、受け取った

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    yag_ays 2019/10/31
  • Twitterと距離を置くこと

    youkoseki.com Twitterと距離を置くこと このごろTwitterと距離を置いている。同じようにTwitterと距離を置きたいという人に向けて、参考のためにその方法を書いておく。ただ、題に入る前にいくつか断り書きがある。 まず、以前と比べて個人的にはTwitterと距離を置いてはいるものの、Twitterは今も見ている。めちゃくちゃ見ていると言ってもいい。おそらく今もなお9割のTwitterユーザーよりTwitterを愛用していて、Twitter中毒から抜けきれたとは到底言えない。寝る前に缶チューハイを3空けてた人が、最近はだいたい1-2、たまに酒なしでも眠れる日が来た、というような話である。 そういうわけで、これはデジタルデトックスみたいな話ではない。私は今もスマホばかり見ていて、パソコンとほぼ一日中向き合っている。Twitterで失っていた時間を取り戻し、家族や友

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    yag_ays 2019/10/02
  • あえて悪いことをする人は悪い人であること

    youkoseki.com あえて悪いことをする人は悪い人であること セクハラやパワハラの問題がメディアなどでも大きく取り上げられる今日、表だって「セクハラ、パワハラ、大好き!」と言う人は限りなく少ない。しかし、現実にセクハラやパワハラをする人達は今もいる。 最近、そういう人達に共通する特徴を見つけた。そういう人達はよく、こういうことを言うのだ。 「パワハラがいいことだとは思っていない。自分も普段ならパワハラをやろうとは思わないし、他人のパワハラは嫌悪し、反対している。しかし、場合によっては、冗談で、あえて、パワハラみたいなことをすることがある。そうすることでみんなの笑いをとることができるからだ」 この形式には色々なバリエーションがある。「人に怒鳴ったりするのはみっともない。自分も普段は常に落ち着いている。しかし当に怒らなければいけないと思ったときは、あえて、声を荒げて怒鳴って見せること

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    yag_ays 2019/07/22
  • 炎上広告批評:「ハーフの子を産みたい方に」とコピーライティングの受難

    youkoseki.com 炎上広告批評:「ハーフの子を産みたい方に」とコピーライティングの受難 広告業界、今週の炎上という感じである。 概要 広告主:銀座いせよし 媒体:ポスター 企画の是非 まず2016年の広告が、ツイートひとつで今になって炎上しているのがすごい。広告業界ってわりと頻繁に色々な賞があって、過去の作品はマメにまとめられているので、今後こういう例がもっと増えていくのかもしれない。 私達はペットでも人形でもありません。 この屈辱を想像出来ますか? もううんざりです。https://t.co/e6gYtwSHwf pic.twitter.com/W9Oo155pOh — GRAY PRIDE (@graypridejapan) June 19, 2019 「ハーフの子を産みたい方に」が炎上中だが、他にもコピーはある。「ナンパしてくる人は減る。ナンパしてくる人の年収は上がる」「着

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    yag_ays 2019/06/20
  • PayPayと前澤社長、お金のバラまきから学ぶこと

    youkoseki.com PayPayと前澤社長、お金のバラまきから学ぶこと 簡単なほうから始めるけど、ZOZOの前澤社長から学べることはない。 いや、もしあなたがネットでの影響力を高めたくて、話題になりたいなあ、フォロワーを増やしたいなあ、そのためには1億円くらいポンっと使ってもいいなあ、と思うなら、今回の100万円を100人にバラまくというのは、すごく効果的だったという学びがある。 でもまあ、我々は100万円欲しいと思ってる側なわけで、そういう意味では学びはない。仮に同じくらいお金持ちだったとしても、二番煎じをやるのはすごく格好が悪いだろうし、やっぱり学びにならない。 企業としてマーケティングに活用できないかと思っても「お金をドンと使って影響力を高めた人・ブランド・会社」という評判が欲しいかというと、そういう評判は創業経営者くらいしか似合わない。個人はともかく、企業がフォロワー数をK

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    yag_ays 2019/01/08
  • そごうの広告と、広告がジェンダーを語る覚悟について

    youkoseki.com そごうの広告と、広告がジェンダーを語る覚悟について 元旦、横浜へ遊びに行って、そごうに寄ったら、女性の顔にクリームがぶつけられている、インパクトのあるポスターを目にした。 帰宅して調べてみたら、まさに元旦から始まった、そごうの新しい広告らしく、「女の時代、なんていらない?」「わたしは、私。」といった文章が添えられている。 すでにネットでは賛否あるようで、批判したブログ記事が話題になっていた。また、「女の時代」という表現が昔のコピーの引用という意見もあった。 私も一日考えて、それなりにまとまった意見が出来たので、ここに書く。 構成の問題 賛否はさておいても、この広告は分かりづらい。理由として、私の見方では、一枚のポスターの中に、大きく三つのメッセージが含まれているからである。 一つのメッセージは「女の生きづらさ」である。文中にもあるし、インパクトのある写真はまさに

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    yag_ays 2019/01/03
  • あなたがネットでエロ広告を見るのは、あなたがエロいからではない

    youkoseki.com あなたがネットでエロ広告を見るのは、あなたがエロいからではない 「ネットのエロ広告がひどい」というようなことを言うと、「ネットの広告はターゲティングされてるんですよ。エロ広告が出るのはあなたが普段エロサイトばかり見ているからではないですか」と言い返す人がいる。 最近どうも流行りの考え方のようで、このごろツイッターで似たようなやりとりを何度も目にしている。 一見、このツッコミに反対することは難しい。自分がエロサイトを見ていないことを他人に証明できないからだ。そもそも大人ならエロサイトを見ても構わないし、それと一般サイトにエロ広告が溢れる問題は無関係なのだが。 だからこれ以上の誤解が広まらないように、ここに書いておく。あなたがネットでエロ広告を見るのは、あなたがエロいからではない。エロ広告は、あなたがエロいと知って配信されているとは限らない。 反証の方法 反証は簡単

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    yag_ays 2018/11/20
  • Instagram: 使わなくていいアプリの成功譚

    youkoseki.com Instagram: 使わなくていいアプリの成功譚 9月25日、Instagram創業者の二人、ケビン・シストロムとマイク・クリーガーが、経営から離れることを発表した。 Instagramがローンチしたのは2010年10月のこと。2012年にFacebookに買収されてからも、創業者の二人は変わらずCEOとCTOとして経営を取り仕切っていた。 私はその2012年から4年半ほどFacebookで働き、そのうち最後の1年と少しだけ、Instagram広告の担当をしていた。古巣なので贔屓もあるだろうが、控え目に言ってもInstagramの成功は特筆に値する。 たとえばInstagramは10億人を超える月間アクティブユーザーを抱えるが、ほぼモバイル専用アプリとしてこの規模に到達したのは、WeChatと、同じFacebook傘下のWhatsappくらいだろう。 Face

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    yag_ays 2018/09/26
  • 面接をハックする:能力のこと

    youkoseki.com 面接をハックする:能力のこと 就職活動や転職活動は、受ける側にとっては人生を左右する大変なプロセスであるが、一方で採用する側にもしんどいイベントである。 経営者にとって採用というのはコストであり、仕事が回るならば、人は少ないほうがいい。労働者も、同僚が多いほうが仕事は楽になると思いつつ、だいたい誰に聞いても、大企業で働くよりは小さな企業で働きたいと言うのである。 それでも採用するということは、要は仕事がたくさんあるので、助けて欲しいということだ。だから、いままさに困っている仕事を片付けてくれそうな人がいたら、企業はふつう、躊躇なく採用する。なので、再び企業を受ける側に立ってみれば、自分はこの会社を助ける能力があるだろうか? というのが面接で答えるべき問いになる。 求人票を見る 幸い、転職活動においては、それぞれの仕事でどういう能力が求められているか、求人票(jo

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    yag_ays 2018/08/24
  • 面接をハックする:エピソードのこと

    youkoseki.com 面接をハックする:エピソードのこと 就職活動や転職活動で不思議なのは、選考が面接に偏重していることである。 もちろん、一部の職種では技能が見られることもある(エンジニア職では特にノウハウが蓄積されている)。そもそも資格が必要な職種もある。他愛のないグループワークや、SPIのような愚にもつかない試験を課されることもある。 それでも、選考の多くが、面接という名目のおしゃべりで済まされることは間違いないだろう。だいたいの選考において、面接は3回から5回くらいあり、それぞれ短くて半時間、長くて1時間くらいとする。相手が話す時間も考えると、のべ1時間から3時間くらいのあいだ、うまく喋れた人が希望の職に就けるということになる。 就活ではコミュニケーション力が求められるとはよく聞くが、そもそもコミュニケーション力以外がほとんど見られていないというのが実態である。 面接の中でも

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    yag_ays 2018/08/13
  • ソーシャルメディアを活用した新卒向け採用調査ソリューション

    youkoseki.com ソーシャルメディアを活用した新卒向け採用調査ソリューション このたびはパーフェクトハイアー社へお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。弊社は新卒学生のソーシャルメディア分析に特化した採用調査のパイオニアで、さまざまな業界の大手企業様にご活用いただいております。 採用調査、いわゆるバックグラウンドチェックは、過去の職歴や学歴が当人の履歴書通りであるかの照会を行い、また業務実績が十分であるかを過去の同僚等に確認することにより経歴詐称などを防ぐもので、これまでは中途採用を中心に行われていました。 近年、学生時代からソーシャルメディアを通じて積極的に情報発信を行う若者が増えているため、彼等の発言を事前に確認し、炎上リスクを軽減する、新卒学生向けの採用調査に対するニーズが拡大しています。 しかし多くの学生は、ソーシャルメディアを匿名で、また一部の仲間内にだけ(鍵垢

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    yag_ays 2018/07/29
  • 転職のお知らせ、あるいは一人のサラリーマンが40を前に考えることについて

    youkoseki.com 転職のお知らせ、あるいは一人のサラリーマンが40を前に考えることについて 私事だが、また転職した。5月いっぱいでBuzzFeed Japanを退職し、6月からGoogle Japanで働いている。BuzzFeedの同僚に「書くんですよねwww、退職ブログwww」と煽られたので書いておく。というか、辞める前に書いていたのだが、今日まで公開するのを躊躇ってしまった。なにしろ転職ももう3度目である。 私は浪人して、留年して、大学院を出たので、社会人になったときはもう26歳だった。ほどなく結婚して、子供が生まれて、自分ではなかなか順調だと思ってたけど、そのころには30歳をすぎて、アラサー(笑)とか言いながら子育てをしていたら、もう40手前である。時間の流れにゾッとする。 特に私は両親が若く、ようやく60を過ぎたところだ。子供が今の私のように40に近付くころには、自分は7

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    yag_ays 2018/07/20
  • 1995年はすごかった

    youkoseki.com 1995年はすごかった 1995年といえばWindows 98が発売された年で、発売日には秋葉原中のパソコンショップが深夜営業をしていたものだった。あちこちに長い行列が出来たせいで、一部の行列で混乱が起き、「物売るっていうレベルじゃねぇぞ」の名言が生まれたのがこのとき。 アップルはアップルでスティーブ・ジョブズが復帰して、Think Differentのコピーと共にiMac、iPod、iPhoneを一斉発表したのが1995年だった。大きなスクリーンにハンマーを投げつける伝説的なコマーシャル(Copland)がすごく話題になって、今思えばIBMの一強時代に終わりを告げた象徴だった。 パソコンもスマホも、今でこそ海外メーカばかりだけど、当時はまだ国産メーカが元気だった。NECPC98やPC88、MSXなんかが人気だったな。スマートフォンはドコモがiPhone対抗に

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    yag_ays 2017/08/26
  • 食べられログ

    youkoseki.com べられログ 二日酔いの朝、スマートフォンをチェックしたら、べられログからの通知があった。昨日の居酒屋からの評価だった。細かく読まなくても分かる。「★★☆☆☆」、星ふたつだ。これで点数はまた下がった。2.57。それが僕の客としての点数だ。2点台に落ち込んで、もう半年が経つ。 夏のはじめに、恋人と別れた。いや、春の終わりに別れたというべきか。大学時代からの付き合いだったが、五月の終わりから突然連絡がとれなくなり、一月ほど後にようやく電話が繋がったときには、もう新しい男と同棲をはじめていた。「どう話すか迷っていたの」と彼女は言った。「普通に話をしてくれれば良かったんだよ」と僕は言った。 会社までの通勤電車の中で、僕は自分に対する星ふたつのレビューを読んだ。 「★★☆☆☆:四名での予約でしたが、五分遅れて来店されたのは三人だけでした。注文内容は普通で、一度店員が注文

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    yag_ays 2017/07/06
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