清掃現場を再現したミニチュア作品について説明する小島美羽さん(2018年11月8日撮影)。(c)AFPBB News/Yoko Akiyoshi 【12月12日 AFPBB News】ワンルームの室内に堆積する大量のゴミ。体液で汚れたせんべい布団。入浴中に死亡し、その後も保温され続けた浴槽。壁に粘着テープで描かれた「ゴメン」の文字。ミニチュアの中に、「人」はいない。 誰にもみとられずに亡くなり、発見までに数週間から数か月たった「孤独死」の現場が、金魚の水槽ほどの小さな箱の中に再現されている。清掃の仕事で目撃した現場を再現したものだ。 制作したのは、遺品整理や事故物件の特殊清掃を手がける会社に勤める小島美羽(Miyu Kojima)さん(26)だ。「こういう現実があることを知らない人は多いけれど、孤独死は他人事ではないから」。入社以来、約5年間で目に焼き付いた場面をミニチュア作品として残して