人材マネジメントと組織改革で知られるコンサルティング・ファームのマーサー。グローバルCEOのフリオ・ポルタラティン氏に、高業績を収めている組織の要件とは何かを聞いた。前編では、一貫した戦略を持っていること、そしてマトリックス組織から生まれる「健全な緊張」によって、質の高い意思決定を行うことの重要性を語っていただいた。続く後編では、組織としていかに意思決定を素早く行えばよいか、話を伺った。 現場での意思決定が、よりよい意思決定を生み出す ――前回のインタビューでは、マトリックス組織の重要性をお話しされました。マトリックス構造を取り入れることで、コミュニケーション・コストが過大になり、意思決定のスピードが鈍るおそれはないのでしょうか。 写真を拡大 Julio Portalatin (フリオ・ポルタラティン) マーサー社長兼CEO。1959年生まれ。ホフストラ大学卒業。オールステート保険を経て、
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