中国政府は国内の半導体業界が米国の対中輸出規制を克服するのを支援するため、巨額の資金支援を行う計画だ。写真は2017年3月、上海で開催された半導体関連のイベントで撮影(2023年 ロイター/Aly Song) [上海 6日 ロイター] - 中国政府は国内の半導体業界が米国の対中輸出規制を克服するのを支援するため、巨額の資金支援を行う計画だ。しかし中国の半導体業界は、技術革新で後れを取りバリューチェーンの末端にはまり込むというサイクルを打ち破らない限り、資金支援だけでは米制裁による苦境を脱せないと専門家はみている。 ロイターは昨年12月、中国政府が国産半導体製造装置の購入に充てる補助金など、総額1400億ドルの半導体産業支援策を講じたと報じた。リソグラフィー技術を持つ上海微電子装備(SMEE)など国産メーカーは恩恵を受けそうだ。 しかし欧米の競合メーカーは何世代分も先行しており、資金支援だけ
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