お風呂という文化が、多くの人にとっての“優しさ発生装置”になってほしい。【湯道のススメ対談】放送作家・小山薫堂×ビームス ジャパン・鈴木修司 Culture特集『湯道へ、ようこそ』 2023.02.07 文:久郷絵里 写真:香賀万里和 湯に感謝して、湯に浸かる喜びを世界中の人々と分かち合う。そんなコンセプトのもと、放送作家の小山薫堂さんが提唱した「湯道」。映画『湯道』の公開も迫った2月3日、代官山・蔦屋書店にて「湯道展」開催記念イベントが行われた。新日本フィルハーモニー交響楽団による「湯」をテーマにした演奏、トークイベントの詳細をレポートする。 ---fadeinPager--- 打楽器で表現したさわやかな鳥の鳴き声と心地よいフルートの音色から始まったエドヴァルド・グリーグの『朝』。演奏している新日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーの背景には、小山さん自身が撮影した日本各地の温泉や銭湯の