アメリカへの帰国前、いつもの通り丸の内の丸善で本をしこたま買い込む。スーツケースに本を詰めて、空港へ。先ほど日本橋でうな重を食べたばかりだというのに、成田のJALのラウンジのビーフカレーは相変わらずうまく、しっかり食べてしまう。嗚呼、我豚的人生(意味不明)。 成田発サンフランシスコ行きのJL002は定刻通りの出発。1週間の日本出張もようやく終了し、シートに身をうずめてこの1週間を振り返る。シートベルトサインが消えた頃、先ほど買い込んだ本の中から梅田望夫氏の「ウェブ時代をゆく」を手に取る。San Francisco空港への到着直前にちょうど読了。 San Francisco空港を出て280を南下しながら、あれこれ思索を巡らせる。当方としては、大組織に身を置きつつも個が闊歩するシリコンバレーで投資活動を営む者として、そして「大組織の持つ底力」と「当地で個がイノベーションを引っ張っている現場」双