1962年の市販レーサー、CRシリーズ前回(第8回)で1997年発売のDOHC4バルブ機構を搭載する50ccモデル・・・ドリーム50のこと、そしてそれの元ネタになった市販レーサーである1962年のCR110のことにちょっと触れました。 アメリカのバーバー・ミュージアム展示のホンダ カブレーシングCR110。カム駆動にチェーンを用いる量産公道用モデルのドリーム50と異なり、市販レーサーとして開発されたCR110は吸気・排気の4本のバルブを全ギア=カムギアトレインで駆動してました。一般的なチェーン式のバルブトレインに対し、この方式はより正確なタイミング制御ができるのが特徴で、1960年代のホンダGPロードレーサーに好んで採用されていました。 ja.wikipedia.org こちらは保安部品付きのCR110。当時の国内クラブマンレースのレギュレーションを意識して企画されたものです。 www.h