気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン インド西部の商都ムンバイで起きた同時多発テロ、タイでも反政府勢力によるスワンナプーム国際空港と国内線のドンムアン空港が占拠など、世界金融不安「後」の社会の混乱がアジアでも火を噴き出しつつあるのを感じます。国内の不穏な事件を見るにつけ、自暴自棄な「世直し」を待望するようなキナ臭い世情にならないよう、理性を保ち続けることの大切さを思わざるを得ません。 前回、湯川博士のノーベル賞の件で非常に多くの読者にご反響を頂きました。お礼を申し上げます。正直申しまして、今学生たちの前で「湯川秀樹博士のノーベル賞は…」と話をすると「ああ、60年前の昔話か…」という顔をされることが少なくありません。そこで時事の話題などをマクラに置くことが多いのですが、今回は一連の