こんにちは。運用本部の大野です。 今回はいつもと趣向が異なる物理インフラのお話。弊社 cybozu.com を運用するデータセンターで行った、ラック設計について一部紹介したいと思います。 そもそもラック設計って? ここでのラック設計とは要するに「運用性の高いラックを作るためのルール作り」のことです。 「ラックなんて冷やしてケーブル差せばいいんだろ」と思うかもしれませんね。 しかし!運用性の高いラックはシステムの安定稼働にとって重要なポイントです。 作業し易いのは勿論のこと、誤ってケーブルを抜いてしまうなどの人的な障害リスクを軽減しますし、万一の障害にも影響範囲を最小限に止めることが出来ます。 そして、その運用性の高いラックを作るためには事前の設計が重要になります。一度システムが稼働してしまうと物理的な移動は非常に困難になるからです。弊社がデータセンターを新設した際に行ったラック設計のポイン