こんにちは! 管理栄養士の北嶋佳奈です。 暑い日はサッと作れて、ひんやり冷たい麺類が美味しいですよね。ただし、薬味を少しのせるだけでは栄養バ…
「からし焼き」という東京のご当地グルメをご存知だろうか? ネーミングだけ聞けば、たっぷりのマスタードで肉や野菜を炒めたものを想像するかもしれない。でも実際は、豚肉を大量のニンニクとショウガで炒めた、スタミナ満点のパワフル料理なのだ。 しかも東京23区の北区、十条界隈で発祥し、ほぼそのエリア限定で親しまれているご当地グルメである。 東京にそんなローカルな食べ物が存在するのか? そもそもなんで「からし」なのか? その実態に迫るべく、前回「渋谷に根付いた兆楽ルースチャーハン」を探求した、町中華探検隊の下関マグロと半澤則吉、そして私「板橋しっとりチャーハン」の刈部山本で、元祖からし焼きの「とん八」へ向かうことに。 www.hotpepper.jp からし焼き御三家、とん八・大番・みとめ JR東十条駅北口の東側から徒歩1分足らず、とん八の前に着くと、二代目ご主人伊藤尚人さんが出迎えてくださった。 ▲
正直「ただの激辛」には飽きているんです。唐辛子の足し算をしただけで「激辛だ、ドヤッ」って言われても、食べる側の我慢大会じゃないですか。辛さの中に旨さが生きているから、その辛さに意味があり、美味しく食べられるわけで。そのお店の旨さに辛味が絡む(ここ笑うところ)からこそ、良い激辛になるんですよね。 そんな旨さと辛さが両立しているから大好きで、ふらりと立ち寄ってしまうお店があります。都内に7店舗を構える「陳家私菜」です。 そこで評判のコースがあるというのでブロガー仲間と行ってみることに。 その名は「(激辛グルメ祭り)大行列記念コース」。 飲み放題で2時間30分、4,780円という料金設定(通常は4名以上で可能、当日オーダー可、事前予約推奨)ながら、想像以上の内容&コスパだったので『メシ通』で報告させてもらうことにしました。 いろんな意味でシェアしてほしい、そんなコース料理です。 www.hotp
なぜ固まらない? 生姜牛乳プリンは自作難易度高し! みなさんは、生姜牛乳プリンを作ったことがあるだろうか? ゼラチンなどを使わずに、凝乳酵素ジンジベインを含む生姜のすりおろし汁で牛乳を固めてプリンにする、ちょっと化学実験みたいな意外性がウケて、手作りする人の多い人気スイーツだ。 筆者もこの生姜牛乳プリンが大好きで、これまでたびたび自作してきた。 ところが、ネット上では「レシピ通りにやっても牛乳が固まらない~!」という悲鳴が絶えない。 じつは生姜牛乳プリン、自作したときの失敗率の高さでも知られており、「生姜牛乳プリン」と検索エンジンに入れると「生姜牛乳プリン 固まらない」とサジェストキーワードが出てくるほど。 筆者も最初はなかなか固まらず、悩みに悩んで試行錯誤を繰り返した経験がある。 はじめて牛乳が「ぷるるんっ」と固まったときは、嬉しさのあまり小躍りした。さらに、それを匙ですくって口にはこび
四川料理の真髄「シビれる辛さ」 四川料理のスゴい人こと日本橋「リバヨンアタック」料理長・人長良次(ひとおさ・よしつぐ)さんのレシピですよ。 今回は、買い付け旅行で行った四川省から帰ったばかりの人長さんが熱々の火鍋料理を教えてくれました。 ──そもそもなんですけど。僕は火鍋を食べたことがないんです。しゃぶしゃぶみたいなものだと思っていいんですか。 人長:うーん……。しゃぶしゃぶです。完全にしゃぶしゃぶです。 ──うはははは! 人長:向こうのお店だとメニューに食材がぜんぶ載ってるんですよ。スープは小辛、中辛、大辛とかから選べて。それらをお好みで選んでしゃぶしゃぶしますっていう感じです。 ──辛味のある熱々のスープでしゃぶしゃぶして、さらにつけダレにつけて食べるという。 人長:そうです。つけダレはごま油と、オイスターソースと、黒酢で作ります。そこにお好みでニンニクを入れたり、シャンツァイを入れた
こんにちは、料理研究家のエダジュンです。 先日、3泊4日の台湾グルメ旅をしてきたのですが、そこで出会った美味しい料理を紹介します。 色々とお店を巡って、地元メシでとにかく美味しかったのが「魯白菜(台湾風白菜煮込み)」。白菜を煮込む、台湾の人が「ルーバイツァイ」と呼ぶこの料理が、素朴ながらも優しいうま味が口いっぱいに広がって……。 この魯白菜、「小さい頃からお母さんがよく作ってくれた料理なんです」と現地の方にはまさに“お袋の味”なんだとか。そして、ありがたいことに本場のレシピを教えてもらいました。今回は、作りやすいようにアレンジした僕流の魯白菜レシピを紹介します。 エダジュンの「魯白菜(台湾風白菜煮込み)」 【材料】(作りやすい量) 豚バラ肉(薄切り) 100g 白菜 200g 春雨(乾燥) 20g 水 500ml 干しえび 大さじ1 干ししいたけ 4個 ごま油 大さじ1 にんにく、しょうが
徒弟制がいまなお残る和食業界にあっても、とりわけ厳格そうなのがお寿司屋さん。 米炊きもロクにできない弟子っ子が見よう見まねで握ろうものなら、頑固一徹な大将から「てめぇにシャリはまだ早ぇ!」などとドヤされる……。いわゆる「回らない」系の高級店には、それぐらい昔気質なイメージって、やっぱりいまもありますよね? でも、なにをもって「一人前」か……なんてのはあまりに主観的すぎて、基準が曖昧。長く修行をしたからと言って、おいしい寿司が握れるようになるとも限りません。 そこで今回は、ネットでもしばしば論議を巻き起こす「職人に長年の修行は必要か」問題を検証するべく、「即席」職人の握るお寿司屋さんを徹底リサーチ。 b.hatena.ne.jp 業界の「常識」や「慣習」をすっ飛ばして、「大将」にまでなった人物の人となりと、肝心の寿司のお味をさっそく確かめに行くことといたしましょう。 和食料理人から心機一転
愛知県安城市民が愛してやまない北京飯(ぺきんはん)。ご飯の上にトロトロの玉子と豚肉の唐揚げがドーンとのる安城市のソウルフードである。 このメニューを考案したのは、新幹線三河安城駅の近くにある「中国料理 北京本店」。以前に『メシ通』でも紹介したことがあるが、北京飯について軽くおさらいをしておこう。 www.hotpepper.jp ▲これが北京本店が誇る「北京飯」(600円)! 北京飯が誕生したのは、半世紀以上も前。「北京本店」の創業者で現・店主の杉浦充俊さんの祖父がまかないの玉子料理を作ろうとしたところ、誤って別のタレを玉子の上にこぼしてしまった。捨てるのももったいないと思い、食べてみたところ美味しく、それが北京飯のヒントになったという。 北京飯の特徴は、大きく分けて2点。まずは、醤油と砂糖をベースとした専用のタレで味付けした、ふわふわトロトロの玉子。中華鍋で手早く調理するのだが、秒単位で
荻窪の町中華の名店 まいど、下関マグロです。 今回ご紹介するのは荻窪の老舗町中華、創業してから60年以上という「ことぶき食堂」さんです。 JR荻窪駅から青梅街道を四面道という交差点へ向かいます。環八を北上したところにお店はあります。 あ、あれですね。 見るからに、老舗という感じのたたずまいです。荻窪駅からは歩いて12〜13分くらい。 けっこうかかりますが、歩くだけの価値はあるんですよ。 鶏肉の唐揚げではなく、「豚肉」の唐揚げ=ブタカラ ところで皆さん。唐突なんですが「唐揚げ」は好きですか? そして、唐揚げというとなんのお肉を思い浮かべますか? 普通は鶏肉ですよね。でも、こちらのお店で「唐揚げ」と言えば豚肉なんです。 お店に入ってみましょう。 ズラリとメニューが並んでますね。一押しの名物メニューがこちらですね。 人気メニューNO.1って書いてありますよ。 「豚肉の唐揚げ定食(900円)」だそ
富山県射水市(いみずし)近辺にはインド、パキスタンなど多数の南アジア料理店が点在する。 元々は、90年代から中古車輸出業を営むパキスタン人が多く在住し、ムスリムに提供するために営業していたが、現在では中古車輸出業の経営者の多くが飲食業をサイドビジネスとするようになり、射水市・高岡市を中心に急増。地元でも口コミで広がり、リピーターの中では、“射水”と“パキスタン”を合わせ「イミズスタン」と呼ばれているエリアだ。 各店は、元々パキスタン人向けに作られていたため、日本のインド料理店によくある「バターチキンカレー」や大きな「ナン」だけに留まらず、羊のスネ肉を使った「ニハリ」、モツ肉の「オジリ」、脳みその「マガズ」なども取り揃える。 その中でも人気メニューが、肉と豆を煮込んだシチューのような料理「ハリーム」だ。 具材の原型がなくなるまで、我慢強く約10時間煮込むことから、ペルシャ語で「忍耐」という意
甘じょっぱくてヤミツキになるラオスの「カオソーイ」 この年末年始、そして春休みにどこに行こうかしら。そろそろ、そんなことに想いをめぐらす時期がやってきましたね。 みなさんいかがお過ごしでしょうか。どうもライターの半澤です。 こんなにバカンスルック(いつもこんな格好はしてません)なのは、バチェラー・ジャパンに参戦! したわけではなくこの夏、バカンスを送ってきたからでございます。 え、どこよ。ハワイ? ニース? ゴールドコースト? いや、そんな遠くじゃないんすよ。さらっと4〜5時間で行ける東南アジア。多くの人にとっておそらく未知の国「ラオス」です。 仕事とプライベートで何度も台湾に足を運んだのを皮切りに、中国、そしてベトナム、シンガポールとここ数年アジア旅行づいております。 そんなアジア好きの私からしてもラオスのルアンパバーンは驚いた! なぜって、マジでマジでメシがうまいのです! ベトナム、タ
こんにちは。福岡在住ライターの大塚拓馬です。 福岡といえば、ラーメンですよね。 一般的に「博多ラーメン」と呼ばれる福岡のとんこつラーメンですが、「長浜ラーメン」という言葉もあります。また、同じ県内にある久留米市の「久留米ラーメン」も有名です。 ここでひとつ疑問があります。 博多ラーメン、長浜ラーメン、久留米ラーメンって、結局何が違うの? 持論を語るラーメン通は数多くいますし、数々の説があることでしょう……。 僕の認識も「長浜ラーメンはあっさり、久留米ラーメンはこってり、博多ラーメンはその間……的な?」という程度です。生まれも育ちも福岡なのにこの有様。 そこで、この記事では博多・長浜・久留米ラーメンの違いに結論をつけるべく、長きにわたってラーメンと向き合ってきた当事者である「老舗ラーメン店」にお話をうかがってきました。 きっとこの記事を読めば、あなたもそれぞれのラーメンの違いを説明できるよう
こんにちは。料理研究家の河瀬璃菜です。 突然ですが、皆様「カレー」好きですか? そう、あの夏に食べたくなるスパイシーなアレのことです。 今となっては国民食として老若男女問わず愛される料理となっているカレーですが、その中でも今回は「ポークビンダルー」についてフィーチャーしていきたいと思います。 ポークビンダルーとは!? ちなみに皆様ご存知でしょうか? ポークビンダルー。 かく言う私もこの2〜3年で知り、それ以降このように、その美味しさに魅了され続けています。 わたし史上、一番美味しいポークビンダルー! レインボースパイス@中野ブロードウェイ 立川のインドカレーの名店レインボースパイスの、系列😋✨ ここのポークビンダルー、ほんと全てのバランスがちょうどいい.... pic.twitter.com/fOMB1eCp0r — 河瀬璃菜 りな助(料理研究家) (@Linasuke0508) Dec
「刺身はワインに合わない」 そう思っている人は少なくないし、刺身を食べるときにワインを選ぶ人は少ないかもしれない。 ……かくいう私もそうでした。 しかし、その先入観を覆す情報が! それは、溝の口「Buyer’s Wine House Ishihara」のオーナー・石原さんの「“白ワイン醤油”なら刺身を美味しくして、ワインともよく合う味になるよ」との一言。 初めて聞いた、“白ワイン醤油”なるものに興味津々の私。石原さんに頼み込んでレシピを伝授してもらったところ、これが頭の中に「!」マークがピコンピコンと出現しっ放しになるほどの、簡単&美味のびっくり調味料でした。 普通のワインと刺身を、ほんの一手間でステキな食事に変身させますよ。 ▲石原さん。ソムリエの資格を持ち、川崎市内の酒量販店で20年以上ワインのバイヤーだった方。一昨年末、繁華街の外れにオープンしたお店には「石原さんが厳選したものなら間
あの名店「梁山泊」の味を再現 「チャーハン専門店」 これ、実はありそうでなかった業態だと思うんですよ。でも、都内に数店舗「肉あんかけチャーハン 炒王」というチャーハン専門チェーンがあるんです。 チャーハンの名店と言えば、チャーハン通の間では知られる、あの有名な歴史のある「梁山泊(りょうざんぱく)」が思い出されます。 www.hotpepper.jp 実はこのお店、その名店の味を食べて育ったという男のロマンが実現したお店でもあるんです。さっそく伺ってみました。 最強の火力で、たった20秒で炒めるチャーハン 綺麗な店内は、なるほどチャーハン専門チェーンといった雰囲気です。 事前にアポイントを取った担当者が出迎えてくれました。 山田さん:お待ちしておりました。 とても優しい物腰の男性が我々を迎えてくれました。 「肉あんかけチャーハン 炒王」取締役の山田さんです。 この後、持ち前の「チャーハン愛」
高田馬場の商店街「さかえ通り」を抜け、住宅街の小径を歩く。そこに見つけた「極厚家(ごくあつや)」の文字。ここは2019年5月にオープンしたばかりの“生姜焼き”専門店だ。 が、「極厚家」の生姜焼きは、生姜焼きにして生姜焼きにあらず。オーダー後まもなく運ばれるのは、店名の名に恥じない厚みを誇る豚の1枚肉であり、いざ箸を入れれば、その柔らかさ、そして肉の断面に現れる鮮やかなピンクの発色に、目を疑う。 熟成肉ブームの“牛”ならともかく、“豚”でこのレア感って大丈夫なの? あなたの“生姜焼き観”を(食べる前から)転覆させる、異形の逸品一本勝負! 店長の石井しおりさん、オーナーの高野和典さんに話を聞いてきた。 ▲石井しおりさん ▲高野和典さん 米に溶けゆく肉の旨さ! まずは定食と対面 石井さん:今日はよろしくお願いします。うまくしゃべれるかわかりませんが頑張ります! 高野さん:お腹ってすいてますか?
みそ汁、毎日飲んでいますか? どうしたら、おいしいみそ汁が作れるのでしょうか。 汁物がないとなんとなく食卓が寂しい気がして、一応作ってみるものの、いまいちおいしくなくて、具だけ食べて汁は飲み切れずに残してしまう……。 あらためてきちんとしたみそ汁作りを学ぶために、今回は和食の料理人である五十木剛人さんに、おいしいみそ汁の作り方を教えてもらうことにしました。 せっかく作ったみそ汁が、いつも余ってしまうと悩んでいる方に、ぜひこの記事を読んでいただきたいです。 和食のプロが自宅まで出張して料理しに来てくれる ▲五十木剛人(いそぎ たけと)さん 懐石料理店、割烹などで20年以上、和食の料理人としてのキャリアを積んだ後、現在は経験豊富なハウスキーパーと家事を依頼したい人が出会える家事代行マッチングサービス「タスカジ」にて、「出張料理人」として活躍中のお方。 五十木さんは、ここで利用者のレビュー4.9
「タンドリーゴビ」という料理をご存じだろうか? 「ゴビ」とは、ヒンディー語でカリフラワーを指す。タンドリーチキンが、タンドールと呼ばれる壷窯型オーブンで焼いた鶏肉料理であるように、タンドリーゴビとは、タンドールで焼いたカリフラワーのことなのだ。つまり、インド料理の一種である。 数年前、インドの調理学校に通ったことがあり(数日間だけだが)、その時にタンドリーゴビと出合った。 ▲インド、デリーの調理学校にて ▲スパイスで真っ黄色になったカリフラワー。こんなの初めて見たのだった ▲このときは丸ごとではなく、バラしたカリフラワーを串刺しにしてタンドールで焼いていた 今までカリフラワーをおいしいと思ったことがなかったのだが、タンドリーゴビを食べた時に、あまりのおいしさに“カリフラワーってこんなにおいしいの!?”と衝撃を受けたものだった。おそらくカリフラワーを一番おいしく食べる調理法だと思う。 実は、
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