縦方向を示す英語にverticalがあります。a vertical societyと言えば身分や地位などを意識する「タテ社会」のこと。また、横方向を示す英語にhorizontalがあり、学校の校庭にある鉄棒はa horizontal barです。上の誤訳はそれを応用したものと思われます。 しかし、絵画や箱、プールや畑などのような四角形の縦横の長さを言ったりするときは、通例、long(length)とwide (width)を使います。つまり、日本人の発想では、「上下」と「左右」で考えますが、英語では「長さ」と「幅」というアプローチをするということです。この際気をつけたいのは、wide=「幅」ということで左右方向に結びつけがちですが、これは必ずしも全てにあてはまるわけではありません。上下と左右という発想を捨てて、あくまでも短いほうをwide、長いほうをlongと考えてください。 上記の例文は