『思想地図β vol.2』、さっそく買って読みましたけど読み応えあります。 『vol.1』については、以前ショッピングモールの特集を中心にこのブログにその紹介を書いたことがありますが、それ以外にも『vol.1』はテーマ的にいろいろあって、まさに「雑誌」という感じでした。 一方、『vol.2』は「震災」というテーマを共有しながら書き手の問題意識や焦点をあてているレベルが違ってこれまた「雑誌」として面白いです。 特に良かった記事は、津田大介のルポ「ソーシャルメディアは東北を再生可能にするか」と、東浩紀の「巻頭言」、和合亮一の詩「詩の礫 10」、東浩紀・猪瀬直樹・村上隆の鼎談といったところなのですが、津田大介のルポとそれ以外の記事は、ともに震災について語りながらずいぶんと違うレベルの話をしている。この2つのレベルの話が同時に掲載されているのが、この『思想地図β vol.2』の面白さです。 まずは