落語家の間でよく言われることで、「この噺家、だいたい自分と同じくらいの上手さだなあ」と感じたら、「その噺家は自分よりも数段も上手い人」らしいんですね。 で、「うわー、この噺家、すごく上手いなあ」と感じたら、「その噺家ははるか雲の上のそうとう上手い人」らしいんです。 で、「この噺家、下手だなあ」と感じたら、「その噺家は自分と同じレベル」だそうなんです。 これ、なかなか厳しいけど、わかりますよね。 ※ 自分の話をしますと、最近、ちょっと思うことあって、いろんな作家の「文体だけ」を意識して、パラパラとチェック読みみたいなのをしているんですね。 で、椎名誠を試しに読んでみたら、やっぱりすごい上手いんです。どうでもいいような日常の身近なことを書いていたかと思えば、それは「椎名誠の世界観に慣れさせる導入口」であって、「わ!」っと物語に引き込むんです。 で、この間も「青春小説みたいなの書けないかなあ」と
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