ブックマーク / dlit.hatenadiary.com (25)

  • webでの発言と「居酒屋」のたとえ - 誰がログ

    webで批判や非難、誹謗中傷などネガティブな言及が話題になったときの「居酒屋じゃないんだから」「居酒屋でやれ」といった表現が以前から気になっています。さいきんもいくつかの話題で見かけました。表現としては特に新しいというわけではなく、かなり前から使われていると思います。 この表現を使っている人がみな同じ意図で使っているわけではなさそうですが、「居酒屋での発言なら問題が発生しない(可能性が高い)」ということは共通しているのではないでしょうか。 そのなぜ問題が発生しなさそうなのかという理由のところが気になっていて、これも推測でしかありませんが、「パブリックな場ではないので問題のある発言であっても届いてはまずい人に届きにくい」とか「酒席なのでなかったことにしてよい/してもらえる」などが思いつきます。 私の感覚では、前者は分からなくもないけど後者には賛同できないといった辺りです。 つまり、届かないだ

    webでの発言と「居酒屋」のたとえ - 誰がログ
  • 「父親」と「授乳室」 - 誰がログ

    下記に挙げられている写真だけではなかなかあれこれ考えるのが難しいところもあるかと思います。 男性単独で授乳室に入ってなにするんwwwwwwww 「単独で」出入りする男性が山のようにいた結果がこれだっつの、お気持ちだけは立派やなホンマ https://t.co/9SWYeNWrBx— しましま (@v_wxyzz) 2020年8月24日 ここでは表示が「BABY ROOM」となっていて,外来語で「ベビールーム」という名称を採用している施設もけっこうあると思うのですが,内部がどのような構成になっているかはどうもいくつかのパターンがあるようなんですね。 今ではもうほとんど利用することはありませんが,かつて利用していた際は,ベビールームの内部にさらに「女性」のみ立ち入りができる「授乳室」があって,父親も入れるスペースの方におむつ関係の設備や,ミルクを作る設備が置いてあるというところが多くて助かりま

    「父親」と「授乳室」 - 誰がログ
  • Obsidianでタスクとして切り出さずにやる(かもしれない)ことと付き合う - 誰がログ

    はじめに タスクを中心にした管理をしない(できないものは) 「やる(かもしれない)こと」を忘れない方法 Dataviewプラグインを使う おまけ:期限設定とか おわりに はじめに 1年以上使ってきて、私にとってObsidianが研究、仕事、生活とうまく付き合うためのメインのツールになった理由がなんとなく整理できてきました。もちろんこのプラグインのこれが便利とか細かいところはいろいろありますが、大まかに挙げると下記の3点が大きいです。 とにかくDaily Noteにいろいろ書いて、後で個別のノートに切り出す(ノート同士の関係はほぼ自動的に構築される)というやり方が私のずぼらな性格に合っている 研究や仕事で文章を書く作業の割合が大きいのでテキストを中心にしたツールが使いやすい 特に研究ではタスクをメモ・ノートなどから区別するのが難しいので分けないで付き合う方がやりやすい このうち、1については

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  • Twitterが自らやめてしまった「つぶやく/つぶやき (tweet)」という表現 - 誰がログ

    TwitterがXになる前後で変わったものはいくつかあります。その中でも「つぶやく/つぶやき (tweet)」という表現をやめてしまったことが私にはとても(もしかしたら一番)もったいないことなのではないかと思ったので、記録のために書いておくことにしました。 Xになる前のTwitterでも「お気に入り」が「いいね」になった時などはけっこう話題になりましたが、Twitterという名称自体が変わってしまったことのインパクトはやはり大きいですよね。もちろん「じゃあ "tweet" はどうなるんだ」という形では話題になっています。 私が「もったいない」と書いたのは、あるサービスやモノを使う時に付随する行為の名称(たとえば動詞)を普及させるのは、もしかしたらそのサービスやモノを多くの人に使ってもらえるようになるより貴重なのではないか(そして難しい)と思えるからです。 たとえば「短い投稿」を指す「つぶや

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  • 「短いブログ」としてのTwitterから「長いTwitter」としてのブログへ、そして - 誰がログ

    はじめに 「短いブログ」としてのTwitter 「バズる」ことによる評価 「長いTwitter」化したブログ? ブログ(長いテキスト)の評価法 おわりに はじめに 以下、あまり専門的な裏付けや見通しはないブログの一書き手としての雑感です。 タイトルはちょっと何言いたいか分からない感じですね。どうもしっくりくるタイトルが思い浮かびませんでした。私の考えていることの概要はだいたい次の通りです。 Twitterが即時的なリアクションやとにかく注目を浴びることが評価につながる傾向を加速させた ブログはTwitterの前からあるにもかかわらず、今はその評価方法に乗せられてしまっている:「長いTwitter」化 ブログが長く書けることを強みの1つにするのなら、別の評価方法がほしい なお、「Twitter」と「X」という名称は必要に応じて使い分けますが、それほど厳密な区別はしていません。 「短いブログ」

    「短いブログ」としてのTwitterから「長いTwitter」としてのブログへ、そして - 誰がログ
  • 「を」の音は「お」の音と違うか(基本的には同じだけど…) - 誰がログ

    はじめに 定期的に話題になっているのを見かける,仮名「を」によって表記される音は仮名「お」によって表記される音と同じなのか違うのかということについての基的なことがらを簡潔にまとめておきます。どちらかというと概説書や資料にある記述を引用で紹介するという形の記事です。 そこまで詳細な説明はしませんし,概略だけで良いという方は,だいたい以下のような話であるということだけでも知っておいてもらえると日語学に関わる者としては嬉しいです。 現代日語の共通語(標準語)では「を」によって表記される音と「お」によって表記される音は同じ(表記が違うから違う音を使うべきという話にはならない) 昔は「を」の音(wo)と「お」の音(o)は区別されていたが一旦woに合流しその後まとめてoの音になった 方言によっては助詞「を」にwoの音を使い「お」の音(o)と区別するものもある 現代共通語でも外来語などにはwoの音

    「を」の音は「お」の音と違うか(基本的には同じだけど…) - 誰がログ
  • 鈴木エイト『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』雑感 - 誰がログ

    はじめに 総評とちょっとした心配 電子書籍でも出ているのは大変ありがたい 書全体の特徴:平易な文章と具体性 スルーされるのではという心配 鈴木氏の姿勢と社会への投げかけ おわりに はじめに 鈴木エイト著『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』を読み終えたので簡単な感想を記しておきます。通勤時間に少しずつ読んだので思ったより読了まで時間がかかってしまいました。 自民党の統一教会汚染 追跡3000日 作者:鈴木エイト小学館Amazon 私自身は宗教、政治や法といったトピック、分野についてはほとんど素人ですので、その辺りにもっと詳しい人々や専門家の評価、議論、批判等を(もっと)読んでみたいと考えており、この記事がそのきっかけの1つになったりしないかなという淡い期待があります。 なお、ここからごちゃごちゃ書いていきますが、興味のある方は(この先は読まずに)まず買って読み始めることをおすすめします

    鈴木エイト『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』雑感 - 誰がログ
  • 人文系でも大学・研究者周りは女性がそんなに多くない気がする - 誰がログ

    タイトルの通りです。下記のような記事絡みで「理系はそもそも男性が多いから」という話が出てくることがあると思うのですが, www.asahi.com 私の体感だと大学・研究関係では人文系でも女性はそんなに多くないなあという実感があって,もやもやしています。以前,下記のようなコメントもしていました。 大学教員になり会議や学会の委員会に出るようになったら学部・大学院ではけっこう見かけた女性の割合がぐっと減っていて異様に感じたことがある / “異見交論54 「国立大学長の3分の2を女性、外国人、企業家に」長谷川真理子・総合研究大…” https://t.co/7nNCndGE4v— Takumi TAGAWA (@dlit) September 11, 2018 会議に男性が多い 私は大学では人文系の学部,大学院,あと教育研究科などに関わっていて関連の会議に出るのですが,男性が多くて女性もそれなり

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  • これまでに書いた言語学や研究に関する記事のまとめ

    言語学の入門書紹介 個別のトピックに合わせたや論文の紹介 そのほかのレビュー・感想 断片的な文献リスト おまけ1 言語学や研究について作成した教材(動画) 言語学や研究に関するノウハウの紹介 おまけ2 ほかの分野のの感想など これまでや論文の紹介をはじめ言語学・日語学に関する記事をいろいろ書いてきたのでここにまとめておきます。 網羅的なものではなく販促・宣伝用の記事は外してありますし、自分が読み返して改めて紹介するような内容ではないなと思ったものも載せていません。私自身が書いたや論文に関する情報もほとんどないです。ここに載っていないものについては検索を使って探してみてください。 各項目内では、下に行くほど古い記事になるように並べてあります。 言語学の入門書紹介 言語学の入門書その3(やや番外編):斎藤純男・田口善久・西村義樹(編)『明解言語学辞典』 - 誰がログ 言語学の入門書そ

    これまでに書いた言語学や研究に関する記事のまとめ
  • 2018年度の授業で紹介した言語学・日本語(学)関係の新書 - 誰がログ

    Twitterで新書に関する教員のやりとりを見たので,私が今年度言語学関係の授業でおすすめとして紹介したものを簡単に挙げておきます。新書は授業で取り上げるとなると意外と難しいこともあるのですが,手に入れやすく(比較的)安価で電子書籍も充実しているのがやはり良いですね。 以前紹介したものも含まれていますが,こういうのはいろんな形で何回もやるのが良いかと思いますので。 ちなみに,私は読書案内は授業で取り扱った内容の補足,延長としてやることがほとんどなのでまったく網羅的なものではありません。しかし新書はけっこう玉石混交というかクセの強いものもあるので,各方面の専門家が少しずつ紹介を書くというのも良いのではないでしょうか。 新書 言語学入門 黒田龍之助『はじめての言語学』 はじめての言語学 (講談社現代新書) 作者: 黒田龍之助出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/01/21メディア: 新

  • メモ:サイエンスコミュニケーションと科学者/研究者/専門家に何を求めるか問題 - 誰がログ

    注意点 事例として自然科学を取り上げているので「サイエンスコミュニケーション」という言葉を使っていますが、わかりにくければ「専門家と非専門家のコミュニケーション」と読み替えて大丈夫です。 僕自身は人文学の研究者です。 なんか仰々しいタイトルを付けてしまいましたが特に結論は無いです。あといつも通り長いです。 震災以降、特に放射線関係を中心に、サイエンスコミュニケーション*1やサイエンスコミュニケーターの重要さ・必要性が話題になることが多くなったような印象があります。もちろん僕はそういう方面に興味があるので単なるバイアスかもしれません。 これを機に、職業としてのサイエンスコミュニケーターやサイエンスライターの質・量がある程度確保されるような状況が出来上がっていくのなら、それはとても良いことではないかな、と思うのですが、いわゆる科学者/研究者自身はこれからどれぐらいの「サイエンスコミュニケーショ

    メモ:サイエンスコミュニケーションと科学者/研究者/専門家に何を求めるか問題 - 誰がログ
  • パネえ - 誰がログ

    最近、「パナい」という表記をちょこちょこ見かける。 「半端ない」の短縮形としての「ぱない」は構成としては「はんぱ」+「ない」なのでもしカタカナ+ひらがなの表記をするなら「パない」になるのが自然だと思われる。親切なことで有名なgoogle先生も今のところ「「パない」の間違いじゃね?」って優しく指摘してくれる↓ "パナい" - Google検索 「ぱない」自体が独立した語形として意識され、「半端ない」との関係があまり想定されなくなった結果として、「ぱな(形容詞語幹)」+「い(形容詞終止形語尾*1)」というような異分析が起こったのだろうか*2…なんてことをふと考えた。いつもの妄想でございます。 *1:今のところ僕は時制形態素だと思っているけれど *2:まあ単なるタイポかな。それにしては結構数が多いような気も。

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  • 「飲み会」の影響でしばらくビールが嫌いだった話 - 誰がログ

    今はいろいろなタイプのビールが昔よりはある程度手軽に飲めるようになってきていて,その点では良い時代だなと思う。 togetter.com ちなみに,私自身は酒を飲むことも,人と飲むこともそれなりに好きである(知り合いに豪傑が多すぎるので控えめに書いておく)。ただ晩酌とか帰宅前に1杯ひっかけてから,とかはしないタイプ。あと,それほど強いわけではなく量を飲めないのでできれば美味しいお酒を飲みたい。 体育会の飲み会とビール これ自体は何度か書いている気がするけれど,大学生時代は体育会の部活に所属していた。私が学部生だったのは1998-2002年で,まだ大学もそこまでアルハラ等飲酒関係問題の対応に今ほどは力を入れていなかったという印象がある。 伝聞の限り私が所属していた部活は他の競技と比べて「飲み会」の過激さはそれほどひどくなかったようだが,ひどいことは色々あった。今でも思い出せる事件とかいわゆる

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  • 日本学術会議の任命拒否の件について40代人文系(たぶん)研究者の雑感 - 誰がログ

    追記(2020/10/12) 補足記事を書きました。 dlit.hatenadiary.com はじめに 当初,この問題が出てきたときはここまで多くの人の興味を引くとはまったく予想していなかったので驚いているというのが正直なところです。そのおかげか,日学術会議の位置付け,性格や歴史,今回の件の法的,手続き論的な問題点などについても詳しい人が色々説明や情報発信をしてくれていて私自身改めて勉強になったことも多いです。さいきん情報が多すぎて追いかけきれなくなってきましたが… 私の方で新しく付け加えられる新しい情報や議論はないのですが,1人の研究者/大学教員(助教)としてはやはり何か書いておきたいと重い,ある体験談を中心にいくつのことについて書き散らすことにしました。 この記事だけ読む人もいるかもしれませんので簡単に自分について書いておくと,言語学,日語学が専門の研究者/大学教員です。今までも

    日本学術会議の任命拒否の件について40代人文系(たぶん)研究者の雑感 - 誰がログ
  • 「自粛をお願いする」のは“日本語として”おかしいか - 誰がログ

    「自+X」の形式を持つ漢語動名詞についてはいくつか先行研究がありますが(以下のものは未見)、 CiNii 論文 -  再帰性漢語複合サ変名詞の形成をめぐって : 「自-□(スル)」と「自己=□□(スル)」を中心に 調べるのにあまり時間が取れないので、メモ的なエントリを書いておきます。 今回の震災以降、「花見」の件をはじめとしてさまざまな「自粛のお願い*1」が問題にされてきたようです。「自粛+他粛」辺りでググるとその様子がざっと見てとれると思います。 自粛 他粛 - Google 検索 僕がちょっと気になったのは「「自粛をお願い」するのは“日語として”おかしい(だから「他粛」と呼ぶべき)」と言うような言い方です。 そこで、「“日語として”おかしい」と言えるのかどうかという点について少し考えてみました。 何が「自」なのか:意思決定と動作 「自+X」という形をとる漢語動名詞*2には「自殺」「

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  • 「やさしい日本語」についてちょっとだけ - 誰がログ

    はじめに 下記の「やさしい日語」に関するまとめが話題になっていて,Twitterでも少し関連することを書いたのですが,やはりこちらでも少し何か書いておくことにします。 togetter.com 東日大震災の時にもそこそこ話題になったという印象があったのですが,それはやはり私の周囲に日語学・言語学や日教育(日語を第1言語としない人に日語を教えること)に携わっている人,なじみのある人が多いからかもしれません。この話題に限ったことではないと思うのですが,機会があるたびに宣伝し続けるのが良いのでしょう。というわけである程度知っている方はいろいろなところで何か書いてみると良いのではないでしょうか。 私個人としては,東日大震災の時に手話ニュースが叩かれたのを思い出しました。Twitterやはてブのコメントでも言及がありますが,こういう情報が助けになるのは「外国人」だけではないのです。

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  • 地域とことば:福島の方言は東北方言か?に便乗(読書案内付き) - 誰がログ

    下記の記事を読んで、方言に関する箇所が気になったので少し調べたことを書いておこうと思います。結論みたいなものはあまりないです。 http://gudachan.hatenablog.com/entry/2015/01/02/185750 ちなみに毎度毎度の言い訳ですが、僕は方言研究は専門ではありません。 おそらく、元記事の感じではそこまで方言について強い主張をしたいわけではないと思うのですが、便乗して日語(の方言)研究の宣伝もしておきたいなと思って書いてみました。 気になったところ この記事は次のように方言の話から始まります。 福島県で広く話されている方言、いわゆる「福島弁」はアクセントが存在しないという特徴がある。「崩壊アクセント」というやつだ。のっぺりしている話し方なので、標準語に慣れた多くの東京の人は驚いてしまう。 実はこれは栃木・茨城、埼玉の北部(ちょうど首都圏外に出たあたりの一

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  • 「全員野球(内閣)」と野球を使ったたとえについてちょっとだけ - 誰がログ

    下記のような記事を読む度に思うのですが,こういう非常に広範な人(今回は国民全員のはず…)をターゲットにしている文脈で野球をたとえとして使うのってどうなんでしょうか。これってけっこう古い感覚なのではないかと考えています。 mainichi.jp ある特定の分野や知識に依拠したたとえは,それをある程度知っている人にとっては理解の助けになる可能性がありますが(ただうまく使わないと誤解や反発を招くことも),それ以外の人を切り捨ててしまう可能性もありますよね。 「全員」が付いているから意外とある程度意味の推測はできるのでしょうか。でも下に挙げる「全員野球」のニュアンスは野球をある程度知っていないと意外と伝わりにくいような気がします。 もう少しくわしく さて,辞書には「全員野球」で項目がありました。 ①野球で,正選手や投手など一部の戦力に依存するのではなく,チーム全員で一丸となって勝利に向けて力を尽く

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  • 自分の書いた論文から盗用したような文章がレポート共有サイトで売られていた話 - 誰がログ

    追記(2018/01/03) 盗用かどうかの判断を中心に,簡単な補足記事を書きました。 レポート共有サイトにおける盗用疑惑(への一部のはてブコメント)についてちょっとだけ補足 - 思索の海 はじめに 下記の,卒論がメルカリで売られているという話を見て思い出したので,「私が書いた論文(からの盗用を含む可能性が高い文章)がレポート共有サイトで売られていた(のを買って確認した)」体験談を,記録として書いておきます。 ついにメルカリで卒論を販売する猛者が登場 - Togetter 新年最初の記事がこういう話なのは切ない気もしますが… 経緯 もうだいぶ前なのでどういう経緯で見つけたのか詳しくは忘れてしまいましたが,たしか何かの検索に引っかかったんだったと記憶しています。で,どうも「レポート共有サイト」に上がっている文書らしいと。発見したのは専業非常勤講師時代です(2011年,論文発表年は2005年)

    自分の書いた論文から盗用したような文章がレポート共有サイトで売られていた話 - 誰がログ
  • (大学)教員の「冗談」とハラスメントについてちょっとだけ - 思索の海

    概要 大学教員が教員自身の結婚相手探しを指導学生に卒業論文指導の条件として課し,停職処分を経て依願退職したという記事が話題になっているのを見た。 結婚相手探しを卒論指導条件に 弘前大教員、学生へ文書 : 京都新聞 「結婚相手」がクローズアップされている上記の記事にはてブが集中していて,「ジョークでは」というようなはてブコメントがそこそこ付いているが,ブコメでも指摘されている別の記事を見てみると,だいぶ印象が変わるのではないか。 担当のゼミを受講していた4年生の男女8人に、卒論指導の条件を列挙した文書を配布。その中に教員の「課題解決」と記し、普段から学生に話していた「結婚相手の紹介」と分かる項目が含まれていた。 他に「卒論提出までアルバイトを辞める」「ゼミ合宿中は夜間の睡眠を認めない」などの条件もあった。 直後に8人全員が「ゼミを替わりたい」と大学に訴えて発覚し、大学側は教員を指導から外した

    (大学)教員の「冗談」とハラスメントについてちょっとだけ - 思索の海