リスティング広告では、Google AdWords、Yahoo!リスティング広告どちらに限らず、良かれと思って設定してしまったことが致命的なマイナス要因として働いてしまうことが多々あります。 この中でも非常に多いものを”4つの悪しき設定”としてピックアップしてみました。 予算の設定 リスティング広告施策において、ほとんどの場合で月額の広告予算が予め設けられています。仮に月額100,000円の予算であれば、アカウントの予算を1日3,000円などの設定にしてしまい、大きな機会損失を生んでいる場合も多々見受けられます。 ※勿論、キャンペーン単位でもこういった設定を行っていることが非常に多いです。 ※予算が青天井の場合は除く。 リスティング広告の目的は”成果”を出すために他なりません。何のため?にリスティング広告を打つのか、本質を考え、限られた予算の中で成果を最大化することが非常に重要です。 成果
リスティング広告に正解はありませんが、どのような結果になった場合にリスティング広告という価値が向上したのかを測ることが可能です。 といったわけで、あなたが前任者の施策を超えて成功するには、リスティング広告の”価値”を向上させなければなりません。今回はその際の4つのパターンをご紹介します。 上図はファンクショナル・アプローチで利用する価値の公式です。リスティング広告の場合、Function(機能)は獲得件数と置き換えられます。 今回ベースとして利用する前施策者のリスティング広告の成果は下記のような数字だと仮定します。 例 ・獲得単価=2,000円 ・コンバージョン数=50 リスティング広告の価値を向上させるパターン 獲得単価が下がってコンバージョン数が現状維持 例-1 ・獲得単価=1,500円 ・コンバージョン数=50 獲得単価が下がり、コンバージョン数が現状維持であれば、獲得にかけた総体的
出来ることだけを考える思考法は、情報が錯綜したり、さまざまな方法論が語られる昨今を乗り越えるのには絶対的に必要な思考方法だと思っています。 今回あげる内容は、わが社でスタッフに教える際や仕事で密接に関わる方々に必ず何度も繰り返して教える思考法です。(定着しているかどうかはさておき…) リスティング広告で出来ることだけを考えることの重要性 リスティング広告の担当者であれば何度か「なんでこんな仕様なんだろう」「Yahooだけに広告は出せないのだろうか?」などと考えることは非常に多くあると思います。もう忘れてしまいましたが私もそういった思考を持った一人でありました。 こういった場合、どれだけ考えても答えが出ないことに延々と時間を費やすことになってしまいます。こういったことはずばり申し上げると、出来ないことを考えているのは時間の無駄でしかありません。 「中々リスティング広告がうまく行かない」という
リスティング広告運用者に捧ぐ、便利なGoogle Chrome 拡張機能5選+2 2011年02月17日Google Chrome、リスティング広告 もし、あなたがリスティング広告の運用をGoogle Chromeで行っているのであれば非常に便利になり得るGoogle Chrome拡張機能を5つほど選択し、まぁ普通にあったほうがいいよね?というものを2つほど選定してみました。 早くて便利なGoogle Chromeは、拡張機能を利用することでより便利に、よりスムーズに使えるようになるでしょう。 リスティング広告運用者向け、Google Chrome 拡張機能5選 Smooth Gestures マウスあるいはキーボードを使用して、素早く、簡単にウェブページを操作できます。ここで一番利用するのはおそらく、「戻る」「進む」あたりではないでしょうか。デフォルトでは「左スラッシュ+右クリック=戻る
リスティング広告を運用していると、途中で新しいキーワードを発見したり、新しいカテゴリーに広告配信を始めようか等、さまざまな新しい取り組みについて考える場合があるかもしれません。 そんな時、そのキーワードやカテゴリーが既に登録されていないか?を簡単に見分けることができます。 Google AdWordsの場合:キーワード検索で登録しているキーワードを検索する Google AdWords管理画面内の左上部にある「すべてのキャンペーン」を選択し、「キーワード」タブにて検索窓に特定のキーワードを入力してみます。 どこかしらのキャンペーン内に検索をかけたキーワードが含まれているようであれば、それらの文字を含むものだけが抽出されて表示されます。 尚、ここではキーワードの検索用で検索窓を利用していますが、キャンペーン名や広告グループ内である程度関連性のあるものごとに特定のマーキングをすることで、特定の
目的別にチャートのテンプレートを選択、ダウンロードできるChart Chooser 2011年02月14日アクセス解析、便利なツール紹介 Excelが苦手だ。チャートやグラフを作るのが面倒だ。という人に最適な目的別にチャートのテンプレートを選択、ダウンロードできるChart Chooserのご紹介。 Chart Chooserではただチャートのテンプレートをダウンロードできるだけでなく、こういったデータではどういったチャートが適切なんだろう?と考えている際に、下記の6つの目的別にチャートを選択することが可能です。 Comparison(比較) Distribution(分布) Composition(構成要素) Trend(時系列) Relationship(相関関係) Table(表) 6つの目的別にそれぞれチェックを入れれば、適切なチャートを選択してくれます。 さらにその中でお好みのチ
世の中にはなんとなくで成果を上げてしまったり、誤った解釈で奇跡的に成果が出てしまったりすることを、当たり前のようにやってのけてしまう不幸な場合がいます。 こういった場合は意外にも多い世の中のようで、ええ、なんともむなしい気持ちになったのでちょっと書いてみたいと思います。 再現性のないプロセスによる成果は、偉大なる”まぐれ” 私たちの業界でいえば、なんとなく売れちゃった場合だったり、なんとなくそのアカウントがうまく行っている場合だったり、と、問題の大小は問わずさまざまですが、こういった事例は数多くあります。 そういった再現性のないプロセスによる成果は、偉大なる”まぐれ”であって、本当の成果ではないと思うのですが、まわりにも本人にもあまりにも勘違いされてしまっていて、そのたまたまの成果によって「自分は天才だ」とか思っちゃうような人は、”ど不幸”な方だと思うのですよ。 何故、不幸なのか? 過去の
今日はSEM施策者に便利なツールを紹介したいと思います。 ことの発端は昨日、施策しているところを覗かれていたんですが僕が今まで当たり前のように使っていたツールを知り合いの方々が使っていなかったので、このブログを見ている方々に紹介してみようと思いました。 ツール名はclclです。 広告文やキーワードをコピーする際に毎回コピーをしなくても、ショートカットの[Alt]+[c]で今までコピーした一覧が現れて貼り付けることが可能な簡単なツールです。 また、良く使う用語やPASSなんかを保存しておくことも可能です。 このツールがないと僕はこの仕事できないといっても過言ではないほど便利なツールですので、一度試してみてはいかがでしょうか? 窓の杜 http://www.forest.impress.co.jp/lib/dktp/desktop/clipboard/clcl.html 上記URLよりダウンロ
Google AdWordsのサイトリンクの設定が以前よりも若干変化したため、複雑になってしまい設定自体を行っていない、忘れてしまっている何てことになっていることが多いようです。 以前はキャンペーンの「設定」からサイトリンクの設定が可能でしたが、現在は異なる手順に変更されておりますので、今回は新しいサイトリンクの設定方法を書き出します。 サイトリンクはクリック率を上げる、サイトの深部へユーザーを誘導するために非常に有効な施策の一つです。 AdWords、サイトリンクの設定方法 AdWordsへログインし、サイトリンクを設定したいキャンペーンを選択し、「広告設定オプション」タブを選択します。 「表示枠」から「サイトリンク設定オプション」を選びます。ここでは「住所指定オプション」「電話番号指定オプション」も選択可能です。 「新しい広告設定オプションを作成」をクリックします。 再度、「新しい広告
AdWordsの始め方シリーズ、第3段はAdWordsのコンバージョントラッキングの設定方法をお送りします。 コンバージョントラッキングをせずにAdWordsを最適化することはほぼ不可能になりますので、どのような商材やサービスであれ、必ずコンバージョントラッキングは設定しなければなりません。 コンバージョントラッキングを設定しない理由の多くが”方法がわからない”だったり”設定したのに計測できない”という理由ですので、まずはコンバージョントラッキングのコードの発行方法から設定方法まで、更にはコンバージョントラッキングが作動しないケースを書き出してみました。 コンバージョントラッキングコードの発行方法 AdWordsアカウント内にあるメニューバーの中の「レポートとツール」内の「コンバージョントラッキング」を選択します。 「新しいコンバージョン」を選択 「コンバージョン名」に自身が分かりやすいも
以前にも電話コンバージョンの計測方法という記事を書いたのですが、これまでさまざまな電話コンバージョンの計測方法を試してきた結果、今回ご紹介する手法が一番現実的であるというものを書き出してみたいと思います。 電話コンバージョンの計測方法はオペレーターの負担やお客様の負担、リスティング広告施策者の負担など、さまざまな負担が伴いますが、今回のどのポジションの方にもかなり現実的で好評です。 お悩み系や相談系、急ぎ系のサービスを展開している電話コンバージョンが多くなる業種の方々にお薦めです。 電話に繋がったコンバージョンの配信先と検索キーワードを追える まず、目立ちにくい薄めのピンクやグリーン、ブルーなどで”お問い合わせのボタン”を作成しHP内に配置します。配置場所としては、ページの右メニューの最下部などが一番無駄クリックが少なくよいようでした。 ※この際、このボタンは主要のお問い合わせボタンではな
リアルアクセス解析でおなじみの小川さんの著書、ウェブ分析論を読み終えました。 Amazonから何故か2冊届き…その大きさとボリュームに圧倒され、読むのが少々遅くなってしまいましたが、一旦読み初めてしまうと途中で止めてしまうのが勿体無い感覚に陥るほど、ウェブ分析に引き込まれてします、素晴らしいアクセス解析本です。 ウェブ分析論の始まりでは、本書で解説するのは「分析」を行う方法です。「データを見る人」ではなく、「データを使う人」になるために必要な情報を網羅しています。と書かれてありますが、本当に網羅されてしまっているので、本書をアクセス解析の指南書、または実際にどういったデータをどのように見るべきなのか?を判断する材料として利用することができます。 KPI設定時の注意点、ダブルタギングのススメ、大数の定理、各データによるお薦めの解析方法など、本当に為になる内容が満載です。この書籍を読みながら、
「CMを見ただけで数千万円の家を買う人もいないけど、一本140円のお茶を買うのにネットで調べて買う人もまたいない」そんな出だしから始まる本書は、アスキー新書のなかでは少し異質な印象を受けました。 これまでの様々な事例や歴史などをおりまぜながら、山本 直人氏独自の視点に移って行く箇所は必見です。前半は振り返りが多すぎて、もしかしたら読み止めてしまう可能性もありますが、本書は後半から面白くなっていきますよ! 「買う気」の法則 広告崩壊時代のマーケティング戦略/レバレッジメモ モノのほうに決定的な「売り」がない時、専門用語だとUSPに欠ける様な時には広告が活躍できる部分が増えてくる可能性が高い。単純なアイデアでは動かないのだから、クリエイターの腕の見せ所にもなる。 買う気のツボが変わったのだ 単なる低価格商品は低価格でしかない。それはいつか飽きられる可能性も高い。しかし、ブランドの保障機能を活か
「ココロも満タンに」 さまざまなコピーで有名な仲畑 貴志氏の雰囲気が全面に出ている題名がなんとも言えないオーラをかもし出しており、気になって仕方なかったので早速購入し読んでみました。この書籍、少々愚痴なんかも盛り込まれていますが、かなり確信に迫っており、面白いですよ。 みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。勝つ広告のぜんぶ/レバレッジメモ 一緒にライバルに立ち向かうパートナーとは オリエンテーションでただうなずき、無批評に広告をこさえるだけの制作者は、クライアントを裸の王様化するだけだ。一緒にライバルに立ち向かうパートナーにはなれない。ほんとうの身内なら、相手のためにとって良いと思うことは直言するにちがいない。逆にいつも耳元で心地よいセリフを連発してヨイショする人物は恐ろしい存在である。 商品は、自分で自分の価値を語りなさい ネーミングそのものがセールストークしている例として「モルツ
AdWords、Yahoo!リスティング広告共に、さまざまなレポートの取得が可能ですが、そのレポート機能の多くの機能は使用されずに眠っている場合が多いようです。 そこで、ほとんどの方々が取得しているであろう通常のキーワードレポートなど以外に、便利なのに利用されている傾向が少ないレポート機能をピックアップしてみました。データを可視化することでわかることでも書き出したように、レポート機能は使い方次第でさまざまな対策が可能となります。 AdWords、分割タブレポート AdWordsではさまざまな形態でのアクションが存在しますが、それらを分割タブレポートを使用して、細かく分析することが可能です。 AdWordsへログイン後、特定のキャンペーン、または広告グループを選択し、[分割]タブを[ネットワーク]に合わせます。 ※この画面は後ほどまた使用します。 一つに集約されていたデータを[Google検
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