ブックマーク / kanahebijiro.com (172)

  • 過干渉な私という母親に子供が負けないように。 - ココからのブログ

    お母さんなんでべないの? 子供達がまだ小さい頃。 私がおかずにあまり手をつけなかったりすると、どの子も必ず聞いた。 それは単に私がお昼に友達ランチに行ったとか、おやつをべすぎたとか体調が悪い訳ではないとしてもだ。 何もべずに卓に居ると子供はそれを不思議そうに見る。 私の箸がすすんでいないのを見るたびに、はたと止まって聞いてくる。 「なんでべないのさ?お母さんも一緒にべようよ。」 そんな事を言っていた。 じっと見つめる子供の目。 そんな時自分の子供の頃の気持ちをふと思い出す。 お母さんはしあわせなのだろうか 自分が幼かった頃。 私にとって母はいつも色々な事を我慢をしているように見えた。 母は料理がとても上手かった。 超豪華という訳では無いのだが、山盛りのサツマイモの天ぷら。唐揚げ。いなりずし。 色々なものを作ってくれた。 友達が来るとスパゲッティを山のように作ってくれた。 いつ

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    yayoi0841 2024/07/12
  • 新たな相棒を指折り数えて待つ日々。 - ココからのブログ

    去年からジムニーを注文して指折り数えて待っているが、それにしても車屋さんから連絡がこない。 最初から、長くかかるのは分かっていたのだけれど、寝っ転がって足をジタバタさせたいくらい待ち遠しい。 車と通販は違うけれどアマゾンも楽天も、凄く早く届くので、久しぶりにこんなに長い間買ったものを、待っている。 当初、3月末と言われた納車。 ネットで調べても、皆んな同じように待ちくたびれているらしいし、1年以上待っている人もいるようだ。 永遠に感じるけれど、夏までには来るだろう。 我慢した後は、きっと最高の喜びが待っている。 そう思って、この待つ時間を楽しめばいいのだろうが、毎日のように、まだかなぁと口に出してしまう。 免許を取ってから乗った台数は6台目だった。 きっと人生最後の車。 それも新車購入。 自分にしては一世一代の贅沢品。 運転は絶望的にへたくそなのだが、安全運転で大切に乗らねば。 kanah

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    yayoi0841 2024/07/06
  • えふりこぎ。涼しい顔して再びその場に立つ。 - ココからのブログ

    私は私の作品を、ほめてくれた人の前では、極度に矮小になる。 その人をだましているような気がするのだ。 太宰治の「自作を語る亅の中の言葉。 自作を説明するという事は、既に作者の敗北であると思っている。 いやならよしな、である。 自作を語れと言われ、自作を語るなんて野暮なことをしたくないと、屁理屈をつらつら述べている。 それでいて、早く、一枚3円以上の小説ばかりを書きたい。なんていやらしい事を言う。 分かる。 まるで、現代のブロガーみたいな事を思っていた、ダザイオサム。 流行はしたくない。 また、流行するわけも無い。 流行の虚無も知っている。 嘘つけ! めちゃくちゃ売れたいし、承認欲求ありありのブロガーのようだ。 分かる。 太宰治って、あの暗いを書いてる? 代表作のイメージから、ネガティブな感想を持たれる事が多いが、人間への洞察力と、豊かな感受性に溢れた作品がたくさんある。 そして、ユーモア

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    yayoi0841 2024/07/05
  • 津軽カタリスト、GW 新人プレ公演。 - ココからのブログ

    太宰治が学生時代に暮らした下宿。 城下町弘前に、いまだ残る古いお屋敷、太宰治まなびの家。 そこで行われる声優劇団津軽カタリストのゴールデンウィーク公演。 入団してまだ日の浅い新人も、立ち上げからの大先輩も、今日たまたま興味を持って見学にきただけの人も一緒になって一つの作品を作るという企画。 昨日、初日の公演に参加してきた。 まだ日の浅い劇団員に経験を積ませるため、というだけあって緊張で段取りが頭からぶっ飛んだり わちゃわちゃした雰囲気もそのままで、YouTubeでライブ配信しながら非常に和やかな番だった。 自分の経験不足はさておき、人の数だけあるそれぞれの声を使って、物語を表現するドラマリーディング。 あちこちから素敵な声が重なり一つの作品が完成する。 朗読とも演劇とも違い、なかなかに奥が深い。 舞台裏から、ありのままをすべて見せる津軽カタリストのゴールデンウィーク新人プレ公演。 中学生

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    yayoi0841 2024/07/03
  • よだかは最後になぜ笑ったのだろうと考える。 - ココからのブログ

    その時、急に胸がドキッとして、夜だかは大声をあげて泣き出しました。 泣きながらぐるぐるぐるぐる空をめぐったのです。 ああ、つらいつらい。 僕はもう虫をべないで飢えて死のう。 いや、その前にもう鷹が僕を殺すだろう。 いや、その前に、僕は遠くの遠くの空の向こうに行ってしまおう。 サークルでよだかの星を、回し読みしながら、胸が詰まった。 泣いてしまいそうだった。 子供の頃、読んだはずの物語。 意味もせつなさも分からず読んでいたに、大人になって再会する幸せ。 はじめましてのような感動がある。 醜いよだか。 よだかは、顔に味噌を塗ったような醜い顔をしていてみんなから疎まれている。 特に鷹からは、名前が似ているという理由で、理不尽にも、市蔵に改名を迫られる。 おまえは夜と俺から名前を借りている。 もしも変えなければお前をつかみ殺す。 殺されるくらいなら、一蔵でも全然いいと思うのだが、よだかは神様か

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    yayoi0841 2024/07/03
  • 津軽カタリスト。弘大カフェ公演。 - ココからのブログ

    股引きありますか? 「あります」 太宰治が、オシャレに迷走し、城下町弘前を 紺色の股引きを探し回ったシーン。 あります。 この一言を、どんな風に言うか、まだ迷っている。 だんだん緊張してきた。 津軽カタリスト、弘大カフェでのひととき。 素敵な空間を、楽しもう。 ココ 日14時から。 津軽カタリスト - YouTube 配信あり。 アーカイブは残りません。

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    yayoi0841 2024/07/02
  • 身につけたい丁寧に物事にむかうということ。 - ココからのブログ

    ていねいに。 50代になっても不器用は変わらない。 私の母は非常に手先が器用だし、父もそういえばなんでも作っていた。 良いことは遺伝してくれたらよかったのに、こればっかりはうまく行かないものだと思う。 なにかを習う場面で、一回聞いただけですぐにそれが再現できる人に憧れる。 ダンスの振り付けでも、折り紙の折り方でも、目的地への行き方でも、 一回では覚えられないし、慣れるのに時間がかかる。 「この人に、どうやって教えたらいいのだろう?」 たぶん、過去の色々な場面で、私にこんな風に思った人はたくさんいたんじゃないだろうか。 焦りと急ぐ癖。 「何でそんなに急いでるの?」 思い返してみると、30代くらいからそう言われることが多くなった。 いつもやらなければならない事に、追い立てられているような焦燥感。 自分が無能であると思われたくなくて、がむしゃらに動いて空回る。 役に立たないやつだと思われたくない

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    yayoi0841 2024/07/01
  • 時間泥棒を捨ててガラケーにしたい今日この頃。 - ココからのブログ

    4月、5月と忙しすぎて、体感的に、秒で終わってしまった。 さくらまつりでアルバイトした事なんて、去年の事のような遠い記憶で、忙しすぎると、日々の細かな事が流れで過ぎてしまうのだろうか。 日々バタバタと、予定に追われていると、休みにやりたいことが頭に色々浮かぶ。 そして、休み前夜だけは、気持ちが楽になり無駄に夜更かしをし、肝心の休みは、たいした事も出来ずに、溜まった家事などをして終わる。 毎回、せっかくの休みがもったいない。 早起きして散歩とか、カフェで読書とか、好きなブログをたくさん読むとか、すごい遠くまで自転車で行ってみるとか、やりたいと思っていた事を、なにひとつできずに終わってしまう。 今年になって格安のジムにも入会したのに、最近は全然行けてない。 悔しいけれど、体力が50代なのだろう。 掃除の仕事は肉体労働。 めちゃくちゃ重い洗浄機や、掃除道具の入ったコンテナも素早く運び、動き回って

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    yayoi0841 2024/06/24
  • ひたすら歩け歩け、大人の遠足。 - ココからのブログ

    なんてことはない、ただの休日。 2年前から、面白くてはまったブログで、真似してやってみたいと思っていたこと。 ikuzoblog.com 城下町のどこからでも見える山。 いつもそこにあるのが当たり前の山。 山の麓の神社まで往復30キロを歩く。 実は、家を出た時は、軽い散歩のつもりだったが、天気もいいので挑戦することにした。 そこで、道すがら、まるでタイムカプセルを開けたかのような感覚を味わった。 久しぶりに感じる、シロツメクサのむせるような香り。 田んぼのあぜ道。 うるさいほどのカエルの声。 この先どうなっているのか行ってみたくなるような道。 昭和の学校からの帰り道は、よく道で犬と遭遇した。 犬が怖かった私はドキドキしながらも、つかず離れずの距離で共に歩いた。 怖いのだけれど、家が遠かったので少し心強いような気持ちもあった。 いざ、自宅について犬との別れの段になると、急に相棒がいなくなるよ

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    yayoi0841 2024/06/24
  • 安全運転と、未来の乗り物についてかんがえる。 - ココからのブログ

    今日、仕事で山の中を移動中。 たぬきが轢かれて、道路に横たわっていた。 気持ちが、ひゅんとなった。 kanahebijiro.com ハンドルを握る責任。 職場まで15キロくらい、毎日車を運転する。 仕事も移動が多いので、自分が運転しなくても、車に乗っている時間が多い。 当に事故は一瞬で起きるものだと思うと、怖い。 カーブの多い田舎の狭い道で、道路の脇に急に現れるおばあさん。 夕方、薄暗くなってきた頃、ちっちゃくて、道路と同じようなグレーとか目立たない色の服を着ていて、草をむしったり、歩いているのを見るとあぶないなぁと内心思う。 ふらふらしながら自転車に乗っているおじいさんも要注意だ。 ひじをピンと張った状態で物凄いゆっくり漕いでいる横を通るときは、できるだけ離れていつこちらに転ぶか分からないというくらいの気持ちで見守る。 あと、全くうしろを確認せずに、自転車で車道を斜め横断する人には、

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    yayoi0841 2024/06/22
  • ポイントカードをやめて買い物と脂肪を減らしたい。 - ココからのブログ

    おとくだいすき。 近頃では、買い物のたびにポイントをためるのが当たり前になった。 昔は、ポイントカードではなくて、切手みたいなスタンプをもらって、それを台紙に貼ってカタログに載った商品と交換した。 グリーンスタンプとか、ブルーチップとか言う名前だったが、地方によってそれぞれ違うのだろう。 煎の缶か何かに、母親が大量に貯めたスタンプ。 それを水で濡らして台紙に貼る作業を手伝わされた。 お手伝いのご褒美に50円くらいもらえたのだろう。 子供が雑に貼って水で台紙がよれよれになったスタンプカード。 何冊か貯まると品物と交換できる。 当時の主婦は、カタログを見て選びながら、タダで手に入れるお得に心躍ったのだろう。 現代は、スーパーごとのポイントカードがあるし、Tポイントだ、Dポイントだとダブルで貯めれたりするので、レジに並ぶ前に財布から出したり、アプリを立ち上げたりと、やらなければならない事前準備

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    yayoi0841 2024/06/21
  • 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎。いつまでも映画の余韻にひたる。 - ココからのブログ

    ゴールデンウィーク。 どこに行っても混んでいるので、家で映画を見る事にして、帰省していた長女に勧められ鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎を見た。 とても良かった。 親子二代で鬼太郎好き。 小学生の頃だったと思う。 ゲゲゲの鬼太郎はテレビのアニメで週一回くらいやっていた。 もちろん今のようなポップでクリアなデジタルの映像ではなく、暗くておなじみの不気味なテーマソングのやつだった。 家には二台テレビがあったのだけれど、メインじゃないほうのテレビは白黒で足がついていた。 親が見たい番組がある時は、ガサガサして時々映像がみだれる白黒テレビを叩きながら見た。 そんな昭和の子供だった私は、少女漫画よりもゲゲゲの鬼太郎のような漫画が好きだった。 ゲゲゲの鬼太郎は、妖怪たちの悲哀があちこちにちりばめられていて、 一人一人のキャラクターが魅力的で、全然怖くはなかった。 どちらかというと、人間の、それも子供の味方と言った

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    yayoi0841 2024/06/05
  • 損した時は、全て厄落としだと思う。 - ココからのブログ

    損。 やらかし。 萎えた事。 誰にでも一つ二つあるだろうと思うが、私は超絶多い。 あえて、一生懸命に、嫌な事を思い出してみた。 1. セルフのガソリンスタンドで、給油をして10000円札で入金し、精算機からおつりをもらい忘れて、バーコードのついたレシートをうっかり捨てる。 2. 同じ市内で引っ越しをした時に、業者を使わず節約しようとして、一日何回も車で往復しすぎて、疲れて最後、やっつけに角を曲がったら、ガリガリガリと車をこすり、一瞬で修理代70000円。 壁は、たいした事ないからと、許してもらえた。 3. 急に掃除のスイッチがはいり、テレビの裏を夢中で拭いていたら、録画用HDDをバタンとテレビ台から落とし一瞬で電源も入らないただの箱になった。高かったのに。 4. インターネットプロバイダーの入会キャンペーンで、一年後に請求すれば10000円をもらえるというのを、すっかり忘れて期限が切れた。

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    yayoi0841 2024/06/05
  • 河童のいた穴。 - ココからのブログ

    そこは秘密の場所だった。 左手に山の斜面、右手に畑が続く道を進み、ほとんど流れのない堰にかかる、小さな橋を渡る。 そこから少し歩くと、足許が水気を含んだ沼地のようになり、毎回ズックが中まで濡れてくる。 そこは驚くほど静かで、誰もいない。 静けさに恐怖を感じながらも、その頃の私は、好奇心の方が先にたった。 毎回、つま先に湿り気を感じながら、沼地を先へと進んだ。 蒼と繁った草木のなかに、池と呼ぶには小さすぎる1メートルくらいの水溜まりが出没する。 そこが私の目的地だった。 「おらだよ」 ここで、水溜まりの黒い丸に声をかけるとき、自分の声が非現実的に感じる。 そして、いつも声をかけた瞬間、しまったと思いながら水溜まりを見る。 しばらくすると、そこから河童が出てきた。 うす緑で狭い肩幅の痩せた体は、小3の私より少し小さい。 大きなギョロりとした目でこちらを見た。 持ってきた給で残したパンを、

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    yayoi0841 2024/05/18
  • まだ検索してないのになぜわかった?のふしぎ。 - ココからのブログ

    最近、ちょっとおかしい、と思うことがあって家族に話したのだが 「また、変な事を言ってる。」 「さては、陰謀論者か?」 と半笑いで流された。 私はめちゃくちゃ適当な性格と、ものすごく神経質な面が混在していて その都度言うことも変わり一貫性もない。 子供たちにしてみると、超絶、厄介な母親だった。 なにか心配ごとがあると、めちゃくちゃ調べまくり、その事にとらわれてしまい いいと思うことが見つかると、物でも行動でも次々と飛び付いた。 子供のアトピーにいいと聞けば、洗剤を無添加にしたり、水にこだわって色々買ってみたり、玄米だの塩だの砂糖抜きだの。 息子の肌が荒れすぎた時、怪しいウンコみたいな色の変な匂いの10000円くらいするクリームを体に塗りたくった。 他にも訳の分からないサプリメントを買うだの、随分と無駄なことをした。 子育て前半の専業主婦の頃、一日中家にいてこんなことばかりしていたのだから、

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    yayoi0841 2024/03/27
  • じょっぱり。素晴らしい映画だった。 - ココからのブログ

    戦場では子供の泣き声が聞こえなかった。 花も咲かなかった。 保健と看護にその生涯をかけた花田キミという女性の生涯を描いた映画の終盤で出てきた台詞。 戦争と感染症。 繰り返す歴史。 子供の声が聞こえ、普通に町を歩けて、春には花が咲くという当たり前が、いかに幸せなことなのか 。 つい忘れそうになる。 じょっぱり、看護の人 花田ミキ 映画館で久しぶりに泣いた。 上映が終わって監督の舞台挨拶で聞いたエピソードを聞いて、再び泣けた。 監督が幼い頃、列車の中で高熱で呼吸が止まり、たまたま居合わせた保健師の花田ミキさんの適切な対応によって、列車を停め自衛隊のジープに乗せて病院へと搬送され命を取り留めた。 幼少期に命を救われた監督は、コロナ禍を経験した今だからこそ、保健衛生と看護に、人生をかけた花田ミキさんの人生を描くことにしたという。 それは医療従事者の方々へのエールも込められている。 花田ミキさんは、

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    yayoi0841 2024/03/24
  • 記憶が消えても心の奥に残る想いや情熱。 - ココからのブログ

    同じ目的を持って、ひとつの場所に集まって,偶々言葉を交わす。 そこにもきっと、なにかの縁というものがあるのだと、この歳になると思うようになった。 この土地に引っ越しをしてきて3年目の春。 少しづつ新たな知り合いも増えた。 その方は、たった一言だけ会話をした方だった。 突然亡くなったと聞いたとき、なぜか頭から離れずに、いまだ彼の人生について考える。 どこか懐かしさのようなものを感じるその眼差しに、少しだけ父に似たものを感じたからかも知れない。 それは、なにか欠けている自分の一部分を探しているような少しぼんやりとした雰囲気。 心の奥底に、忘れたくないなにかを持っているような、少し秘密めいた佇まい。 昨日、煙突から煙となって旅立った。 自分自身と再会することはできましたか? 心の中で話しかけた。 新たな名で生きていた。 彼は数年前、千尋が名前を失って、千になったように自分自身の名前を失っていた。

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    yayoi0841 2024/03/23
  • 母の歴史を俯瞰することからはじまる。 - ココからのブログ

    なぜいまそのはなし? 人には優しくありたいと、常に心から思っているし、他人には親切でいたくて実行している。 ところが困ったことに、自分の心の中には頑固なもう一人が住んでいて非常に冷酷で、短気な面がある。 それはまるで鬼婆と言った感じで、腹の中に胡坐をかいてどんと座り、優しい私に、じろりとにらみを利かせている。 ふとしたきっかけで、暴れだしそうな気持ち。 事あるごとに揺れ動く感情。 「ああ、もううんざりだ」 「ああ、これが昔から嫌いだった」 肉親と常に距離をとっていたい冷たい自分。 みんな親を大切にしていて、普通にそれを実行している。 私は父ともう何十年会ってないか数えてもいない。 母とは時折出かけるが、かなり気合を入れてそれに臨む私は、優しくなんかない。 正体は鬼だ。 ネガティブでお腹いっぱい。 母のその口から吐き出される言葉は、昔からナイフのように私の心を傷つけた。 おまえがいなければと

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    yayoi0841 2024/03/19
  • 2月は私にとって新しいスタートの月。 - ココからのブログ

    自分の記憶にある限りでは、二月二日はいつも震えるほど寒い。 毎年記録をとっていたわけではないのだけど、暖冬だった今年でさえも、 やはり誕生日のその日は、例外なく厳しい寒さだった。 出勤時間の路面は、リンクのようにテカテカに凍っていた。 運転が下手な私は、後ろに迷惑な大渋滞を作りながら職場へ向かった。 途中、車が田んぼに落ちていた。 ハンドルをとられてしまったのだろう。 緊張で胸がヒュンとする。 北国の冬の厳しさを横目に見ながら、気が引き締まる。 フロントガラスのずっと先に見える、冬の真っ白な景色の美しさに心を奪われる。 厳しさと優しさの両方がある冬。 わたしはこんな2月が、好きだ。 2月が毎年スタートの月。 毎年2月2日は、大晦日から元旦に変わる日のような気持ちだ。 去年の誕生日からの一年間が終わって、また新たな一年がスタートする その日を境に、少しずつ元気が出て色々な事をしたくなる。 k

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    yayoi0841 2024/03/01
  • 憧れの毎日更新と偶々ばかりの生活。 - ココからのブログ

    最近。 忙しすぎて家の中がなんとなくこぎたない。 掃除の仕事をしていながら、自分の家がうす汚れている。 お客様のお宅に伺ってお掃除するときに、 「汚れを見て見ぬふりをしちゃってー」 なんて恥ずかしそうに言われるけれど、必ず思う。 大丈夫です。我が家はこんなもんじゃないので・・・ 時間がない。 仕事から帰って荷物をその辺に散らかして、スマホ片手に、甘い物とかべている時間。 その時間を使って拭き掃除でもしろという事なのだけれど、いっこうにそのスイッチが入らない。 50代の今、人はいくらでも、言い訳がわいてくるんだなぁとつくづく実感している。 時間がなくて。 よくこの言葉を使う。 掃除はしなくても生きていけるからいいのだけれど、なんとか時間を作って文章を書きたい。 今年から遠くなった職場への通勤。 仕事とか、新たに始めた活動とか、親だとか、子供の事だとか。 時間はないけれど、それでも毎日書いて

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    yayoi0841 2024/03/01