完全に出遅れたのだけど、3月31日に内閣府が社会意識に関する世論調査の結果を発表した。 現在の日本の状況について「悪い方向に向かっていると思う」分野で「教育」を挙げた人の割合が36.1%と1位で、前回調査の23.8%より大幅に増えた-という内容。 意識調査なので実際に「悪くなっている」(良くなっている)ことを示すわけではない。仮に「悪くなっている」として、その原因を探すのはさらに困難だ。勢い、受け手によって好き勝手な解釈がまかり通る。 当時、この調査を報じたマスコミの記事はこんな感じだった。 ▽子供のいじめ問題や学力低下などで学校教育に対する国民の厳しい見方が強まっていることが背景にあるとみられる。(産経) ▽いじめや未履修などの問題が相次ぐ中、国民の教育に対する不安や不満が高まっていることが裏づけられた。(読売) ▽設問が設けられた1998年以降最も高かった。いじめを理由にした自