東京タワーの約2倍の高さの電波塔、『新東京タワー』(すみだタワー)が近く墨田区押上・業平橋の地に建設される。予定では2008年から工事が始まり、2011年に完成するようだ。 建設予定地をめぐって様々な候補地が争っていたことや、塔のデザインに建築家の安藤忠雄氏が名を連ねたりと、現在の計画が決定するまでにも何かと話題を振りまいていたので気にかかっていた人も多いかもしれない。 僕も気になっている。 完成すれば観光客が予定地に訪れ、街の雰囲気も変わるに違いない。 完成前に、現場を見ておきたいと思った。だから、現場に行って写真に収めてきた、新東京タワーが出来る前の押上と業平橋を。 (text by 梅田カズヒコ) 駅前の風景 (東京に大きな空き地ができるということ) 六本木の東京ミッドタウンは旧防衛庁の跡地に生まれた。汐留のシオサイトは旧国鉄の貨物駅、汐留駅の跡地に生まれている。このように、東京では