KDDIは10月から、内定者向けにSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用を開始した。対象となる学生は数百人。来年4月の入社前から内定者同士や会社とのつながりを密接にすることによって、エンゲージメント(会社と自身の成長のための行動を積極的に続ける意欲)を高めたり、内定辞退者を抑制したりする効果が期待できる。 KDDIは、内定者への連絡事項を確実に伝えるための手段としても、SNSが効果的だと見る。「内定者がSNSに最後にログインした日時を見れば、会社からの連絡を見たかどうかが判断できる。このため、電話などによって連絡を見るように促せる」(同社人事部) このSNSは、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)サービスを活用している。掲示板やブログ、アンケート、イベント予約、プロフィール掲載などの機能がある。 一般には、SNSは相手の表情が見えないまま文字だけで議論が白熱し