NECは、サウジアラビアのメッカのモダンバスからバス交通向けの高度交通運用管理システムを受注した(8月23日発表)。システムの稼働時期は2020年の予定。 今回NECが提供するシステムは、800万枚に及ぶメッカ独自の交通用ICカードを活用して、キャッシュレスで正確、信頼性の高い運賃収受を実現する「自動料金収受システム」。GPSで走行するバス約400台の位置情報を運行管理センターでリアルタイムに把握し、定時運行を支援する「バス位置情報管理システム」。 バスの運行情報は、バス停に設置された太陽光発電で稼働するディスプレイや、モバイルアプリケーションを通じて利用者にも提供する。 NECはモダンバスとともに、メッカで今後5年間、2000台のバスの運行管理を目指すとともに、利便性の高い安全で効率的なバス運行の実現を目指す。 《レスポンス編集部》