BGPは,AS間のルーティングプロトコルです。しかし,AS内で使われないわけではありません。他のASから受信したパケットを別のASに転送するような場合(トランジットマルチホームAS)では,自AS内にBGPの情報を通過させなければいけません。今回は,AS間で使う「eBGP」と,AS内で使う「iBGP」を学びましょう。 BGPでは,AS間で使うBGPと,AS内で使うBGPで,それぞれ別の呼び方があります。AS内部で使うBGPはiBGP(Intenal BGP)と呼ばれています。一方,AS間で使うBGPは,eBGP(External BGP)と呼びます(図1)。 図1 iBGPとeBGP もちろん,トランジットマルチホームAS以外でiBGPを使っても問題ありません。通常のIGPの変わりにiBGPを使うこともできます。 iBGPとeBGPは,基本的な動作は同じです。例えば,隣接関係を結ぶ動作や,K
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