東京大学 松尾研究室 様向け講演資料
![スタートアップを取り巻く環境について 〜スタートアップとエンジニアリング〜](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/096ca2bbf08aade515968ea930f68aebc019a328/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ffiles.speakerdeck.com%2Fpresentations%2F9df5ee133afb4f9c920f9ab6ffac355f%2Fslide_0.jpg%3F25897648)
ミドルウェアのパッケージ製品で食べていけるようになるまでやったことを自分のメモ代わりにまとめておきます。 製品の事業計画を明確にしない自分が想定したとおりに行くことが少ないこともあり事業計画を書いたりしません。日々の状況を見ながら判断をしていくということをしています。そのため中長期的な計画は品質の向上くらいにしておき、機能追加に関してはその度々に考えて実装していくのが一番です。 変化が早い分野でもあるので、事業計画を用意するメリットが零細企業にはないと考えています。 リリース前の開発進捗を共有するステルスはデメリットが多いと判断し、今開発しているもの開発中の状況などを共有しました。これは「製品をステルスで開発して、出したとしても買ってもらうまでの時間がかかる」と考えたからです。 それよりはあの会社があんなの作ってるそろそろ出るらしいと思ってもらえたほうが検討してもらいやすくなります。 今、
ホテルを直前に予約する時に人気のあるHotel Tonightというサービスを提供しているスタートアップがこちらシリコンバレーにあります。そこでデータ分析のチームを率いているAmanda Richardsonが、スタートアップがデータを使うときによく犯す間違いをこちらの"The Four Cringe-Worthy Mistakes Too Many Startups Make with Data"という記事の中で4つにまとめていますが、今日はそちらを紹介したいと思います。これらはもちろんスタートアップに限らず、どのようなサイズの会社でも、とくに新しいデータ分析のプロジェクトを始める時によく見られる失敗パターンだと思いますが、こちらの記事では間違いだけでなく、逆にこうすればいいという提案も最後にわかりやすくまとめられているので、是非参考にしてみて下さい。 それでは、以下抜粋です。 間違い1
夏休み、Enjoyされましたでしょうか。INST石野です。 お盆休み直前の8/10に、皆さんご存知Wantedlyの運営会社、ウォンテッドリー株式会社のマザーズ上場が承認されました。 ビジネスSNS「wantedly」運営元のウォンテッドリーがマザーズ上場へ HRtechの雄として、そして新しい人材採用のプラットフォームとしてスタートアップを中心に絶大な人気を誇るWantedlyの上場ということで、素直に「すごい」と思っていろいろネットなどを調べていくと、 これがまあいろいろと凄い ことがわかりましたので、私もいっちょブロガー社長の端くれとして筆を執ってみようと思った次第です。 ちなみにですが、私は資本政策やIPOなどには疎いボンクラ経営者でございますので、誤認識や偏った解釈が多いかもしれませんが、それは笑い飛ばしていただき、単なるイチ意見として受け取っていただければ幸甚でございます。 ※
突然ですが、僕の自慢の1つに、ピクスタを創業してから10年以上、体調不良で休んだ日が1日もないのです。1日もです。 やはり企業経営、とくにゼロから立ち上げるスタートアップは長い道のりになります。例えるなら、ロード・オブ・ザ・リングのように、ホビット村を出発してから仲間集め、要所要所での激しい戦い、裏切り、鍛錬、また常にギリギリの選択の日々を送ることになります。 そんな中、特に経営者が安定してパフォーマンスを発揮することは今振り返ってみても超重要なわけです。野球でもサッカーでも、毎日毎日安定して厳しい練習を続けられる人ほど一流になれるのは間違いないことですね。 僕自身経営者としてはまだまだの成果ですが、さしたる能力も実績もないのにゼロからピクスタを立ち上げてここまでやってこれたのは、やはり肉体的にも精神的にも安定してやってこれたからだと実感しています。 また僕も決して体が頑丈なタイプではなく
フォーカスするためには、たぶんどうやってフォーカスするか(前回)に加えて、何にフォーカスするかを決める必要があって、今回は後者、つまり「フォーカスポイントを決める」方の話です。 スタートアップの初期は Y Combinator 的に言うところの Do things that don’t scale (スケールしないことをしよう)をはじめとした明確なフォーカスポイントがあると思います。ただ次第に自分たちでフォーカスポイントを決めなければいけなくなってきて、そのときにどのようにフォーカス先を意思決定すれば良いのか、どうすれば良い意思決定ができるのか、という問いが出てきて、その際に方法論の必要性が生じます。 そこで意思決定の方法論を検討するのですが、スタートアップのような情報不足や資源の制約下では、ゲーム理論をはじめとしたいわゆる規範的な normative 意思決定理論よりは、行動経済学や認知
VCのオシゴトにおける二面性通常、スタートアップ界隈で「ベンチャーキャピタル(VC)」というと、スタートアップに資金を供給し、事業の成長を支援する“スタートアップの伴走者”という面が前面に見えてきます。それはそれで正しいのですが、VCというイキモノを正確に理解しようとすると、VCが2つの側面を持っていることを理解する必要があります。 VCには、“スタートアップの伴走者”という面に加えて、投資家の資金の“ファンド運用受託者”としての側面があります。 ファンド運用受託者としてのVCVCの日々の活動という意味では、投資先候補の探索、投資実行、投資先の支援など、スタートアップ界隈のみなさんに目につきやすい部分が多くを占めています。一方で、VCの収益モデルという意味では、ファンド運用受託者の部分からきている部分が多くなっています。こちらの側面では「VCのファンドに投資している投資家」となるので、スタ
Photo by Jeff Attaway 今回のpaiza開発日誌は片山がお送りします。 paizaの運営を始めて3年半ほどたちました。 大変なこともたくさんありましたが、ユーザー数もこの1年で約6万人ほど増えるなど、事業もだいぶ軌道に乗ってきました。 paizaはメディアビジネスなので、ITエンジニアと求人企業がそれなりの数集まらないと成り立ちません。初期投資もそれなりに必要だったため、最初のころは資金がすごい勢いで溶けていく割には先が見えない、まさにヒリヒリと「痺れる」毎日をすごしていました。 最近ではようやく事業も軌道に乗ってきましたが、ここまで来るためには、paizaを立ち上げる前に一度、新規事業立上げで失敗した経験がとても役立ちました。 今回は、その失敗から学んだことをまとめてみました。何かの参考になれば幸いです。 ■スタートアップ立上げをやってみて分かった失敗の法則 paiz
「その一夜というのは大抵の場合 1,000 日目から 3,500 日目の間のどこかに起こる」と続きます。これは Startup L. Jackson の言葉です。つまり、たった一夜で成功することはあるが、そこに至るまでには長い時間がかかるということです。 もちろん Instagram のようにローンチ一日目で 25,000、一週間で 100,000 登録を獲得するサービスもあります。Y Combinator のThe Process が示すように、ローンチ後に TechCrunch に取り上げられて一晩だけ注目を集めることに成功することもあるでしょう。 http://www.slideshare.net/takaumada/throw-away-your-marketing-rally-in-the-sales-and-customer-supportしかし多くの会社やサービスや発明は「悲
コミュニティマネジメントとは何か、なぜ今重要か / これから始めるコミュニティマネジメント入門 (1) 2019年7月5日の Customer Success Cafe で登壇した際の資料です。主にビジネス領域におけるコミュニティマネジメントに関する基本的な考え方をまとめたつもりです。
身の回りで大企業からスタートアップに転職するエンジニアの話をよく耳にするようになりましたが、転職に際して株に関して深く考えていない人がかなり多いことに気づきました。最低限この程度は知っておいたほうがいい、という点を自分の視点からまとめてみました。 スタートアップの金銭的な成功 スタートアップの株は「非公開株」です。非公開株というのは、東証などの証券取引所で取引されていない株全般のことを指します。おおっぴらに取引されていないので、非公開株を貰ったところで即座に現金化出来るわけではありません。特に外部から投資を受けるようなスタートアップ企業は、(例外はいくつかあるものの)この非公開株を現金化させることが一つのゴールになります。 非公開株を現金化させる方法は大きく2つあります。一つは株式公開(IPO)で、証券取引所の審査を経て自社株を自由に売買出来るようにすることです。いわゆるマザーズ上場、東証
総務省の「通信利用動向調査」によると、インターネット利用者数は年々増加しています。 これに大きく関与しているのが、言うまでもなく、ここ数年のスマートフォン所有者の増大でしょう。世の中がパソコンからスマートフォンへ大きく流れを変える中、並行して検討すべきはスマートフォンへの広告出稿についてです。2014年7月にはYahoo! JAPANにおけるスマートフォンの検索クエリ数がパソコンと並び、これ以降スマートフォンがパソコンを上回っています。この事実を踏まえ、まずはスポンサードサーチから、スマートフォンへの広告予算配分を考えてみる必要がありそうです。スポンサードサーチにおけるスマートフォン出稿の優位性は何か。ぜひ広告施策の参考にしてください。
2015年8月21日の勉強会「スタートアップにおける技術チームの作り方」で発表した際の資料です。Read less
僕の起業家支援方法、または、スタートアップ版「トキワ荘」を作りたい件 — The First Penguin — Medium この記事読みました。すごい素敵! 資金調達してサービスをスタートさせて、その後あえなくサービス終了したスタートアップもたくさんあるとおもいます。 別にサービス終了することが悪いことではないし、めちゃくちゃ悔しいと思う。 ただ、トンヅラ(表現があってるかわからないけど)するのは良くない。 店舗の顧客ローヤルティ・プログラム・プラットフォーム「mespo(メスポ)」を提供するハイパーエイトが、East Ventures等から5,100万円を調達 – THE BRIDGE(ザ・ブリッジ) ===== メスポというサービスを導入していたんだけど、ある日(たしか6月末ごろ)起動しなくなった。ポイントカードのアプリ版的なサービスだ。 たまに不具合というかはあって電話を
僕はシード投資家です。シードとは、会社と事業の設立準備をしている段階を意味するのですが、今後、どのような市場を狙い、どのような事業を展開させていくか、などはこのタイミングで検討します。 僕は21~52歳という幅広い年齢層の起業家たちを支援していますが、基本的に若い・若くないに関わらず「スタートアップをやれる気配」があれば支援することにしています。一方で、やはり年齢が高くなればなるほど、スタートアップをやるのが難しくなる傾向があるなぁと感じてしまいます。 30歳過ぎると起業が難しくなるなぜ、年齢が高くなるほど、スタートアップをやるのが難しくなるのでしょうか。 まず、スタートアップをやるときは、年齢が高い人ほど経験や実績が邪魔になってしまうということが挙げられます。 人は、経験値が増えると「何かをうまくやること」が上手になります。しかし、スタートアップでは、どんな事業がヒットするのかわからない
スタートアップが失敗する確率は93%「僕らはゆっくり40年間働く代わりに、4年間限りなくハードに働く」 イラスト:リーディング&カンパニー 不況が深刻になればなるほど、安定的な仕事を求めて大学に進学する傾向が強く、アメリカの名門校、プリンストン大学、ハーバード大学、そしてイェール大学などへの申し込みは過去最高になっているそうですが、大手企業でただ毎日、エクセルのファイルを見ているだけのホワイトカラーの仕事は、どんどん無くなっていくのは間違いありません。 ペイパルの共同創業者で億万長者のピーター・ティールは、20歳以下の起業家20人に対して、もし自分のアイデアを追求するために大学を辞めれば、約1000万円の助成金を与えるという制度を設立しましたが、イェール大学在学中にKikoというサービスを立ち上げ、eBayへの売却に成功したジャスティス・カンは、「大学で身に付けた知識とスキルのうち、現在I
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