2024/04/24 令和トラベルで発表した Node.js v22 で変わることの話です。
皆さんnpmパッケージのバージョンを上げるときにハマって依存地獄から抜けられなかったことはありませんか? 私はあります。 複雑怪奇な依存関係を調べてみようとnode_modulesを覗いてみて、そのカオスっぷりに臭いものに蓋をしたことはありませんか? 私はあります。 そこでnode_modules以下について調べてみたのですが、node_modulesにどんな問題点があって、npmやyarn, pnpmは何を目指していたのか時系列順に紐解いた方がわかりやすいことに気づきました。 ここでは初期のnpmが抱えていた問題から今に至るまでを順を追って説明します。 するとnode_modulesの仕組みの他に、各パッケージマネージャの方針の違いが見えてくるはずです。 初期の頃のnpm (~2015年以前) この頃はシンプルで、依存関係はそのままnode_modulesのディレクトリ構造に反映されてい
開発者「すみません、なんかnpm iとかnpxコマンドがうまくいかなくて…」 ワイ「でたー、cb.apply is not a functionって書いてません?」 開発者「書いてます」 ワイ「ちょっと見てみますね」 ワイ「……これはnpm入れなおしたほうが早そうですね…」 カタカタ… ワイ(うーん…なぜ未だにnodistで消耗しているのか…😨) TL;DR nodistはもうやめよう 選定するときは、まず選定基準を決めよう 関連技術の特徴を洗い出そう それらが自分たちの環境にどれくらいマッチするかで比較しよう Windowsならfnmがオススメ1! ※ バージョン管理ツールがなんだかわからない方は「Node.jsのバージョン管理ツールとは」からお読みください。 うわっ…私の現場、nodist使いすぎ…? Node.jsの利用が本格化してきたころ、私の周りでは圧倒的にnodistが流行し
Volta とは Voltaとは、JavaScript ツールマネージャーです。 タイトルでは Node.js のバージョン管理としていますが、 npm・yarn のバージョン管理も行うことができます。 公式サイトでは、「The Hassle-Free JavaScript Tool Manager(手間のかからない JavaScript ツールマネージャー)」と紹介されています。 チームの Node.js のバージョン管理を Volta に統一したところ非常に DX が上がり、Volta の恩恵を感じています。 この記事では、開発者の Volta 人口を増やすべく Volta の紹介と使用方法について解説していきたいと思います。 なかなか詳しく解説している日本語のソースはないので、公式ドキュメントを読んで適宜和訳しています。 公式ドキュメントを読むのがめんどくさいという人に読んでいただい
2021/04/20にリリースされたNode.js v16の主な変更点を紹介します。 nodejs.org M1 MacでもNode.jsが使えるようになります V8 v9.0 Atomics.waitAsync RegExp match indices Timers Promises APIが安定版になりました fs.rmdirのrecursiveオプションがDeprecatedになりました Node.js v15の機能がLTSとして使えるようになる 最後に 参考記事 変更履歴 M1 MacでもNode.jsが使えるようになります Node.js v16.0.0は、Apple Silicon、いわゆるM1チップと呼ばれるAppleの新しいチップに対応したNode.jsの実行ファイルが公式で配布される最初のバージョンになります。 v15.xでもソースコードからのビルドでM1 MacでもNo
こんにちは!小田島です。ウェブ業界に来る前は手品業界で働いていました。最近は外出自粛で手品をやる機会がないので家でひたすら練習しています。 前回の記事「いまさら聞けないNode.js」は、「わかりやすい」「いい記事」「背景の説明が丁寧」といった好意的な反応が多くて安心しました。 「Denoについては後日記事を書きます」と前回宣言したので、今回はDenoについての入門記事を書きます。よろしくおねがいします! 対象者 今回は、こんな人が対象です。 Denoって何? Node.jsとどう違うの? 全然触ったことないけど何か簡単で応用が効くものを作ってみたい 前回と違い、ハンズオンも含まれています。ぜひ読みながら実際に動かしてみてください。 Denoとは? 前回同様に超ざっくりと説明すると、JavaScriptとTypeScriptの動作環境です。作者はNode.jsと同じライアン・ダールです。D
DenoとNode.jsは両方ともV8をバックエンドにしたサーバーサイドJavaScriptランタイムだが、そこには大きな違いが存在するkeroxp.icon
近年の Node.js は API のサーバとしてはもちろん、Nuxt.js や Next.js といった SSR や BFF などフロントエンドのためのバックエンド言語としての人気が高まっています。 フロントエンドエンジニアがコンテキストスイッチ少なくバックエンドの整備ができることは非常に大きな利点です。 ですが、フロントエンド(ブラウザ側)とバックエンド(サーバ側)ではパフォーマンスチューニングで見るべき点が大きく違います。 しかし Node.js アプリケーションのパフォーマンスイシューの見つけ方などがまとまっている資料は少ないです。 そこで、本記事ではフロントエンドエンジニアが Node.js でパフォーマンスイシューを見つけ、改善するため自分が普段パフォーマンスチューニングを依頼されているときにみている基礎的なポイトをまとめていきます。 1. 計測ステップlink Node.js
Apolloを触っていて、テストをするために https://www.apollographql.com/docs/react/development-testing/testing/#testing-final-state を読んでいた。その文章の中で、 MockedProviderをrenderした時はloading状態になる データがロードされた最終状態にするにはwaaitみたいなnpm packageを使って、await wait(0)とかしてね It delays until the next "tick" of the event loop, and allows time for that Promise returned from MockedProvider to be fulfilled. と書かれていて、この文章の意味がわからなかったので、Nodeのイベントループを知
jsconf.eu 2019 に行ってきました。 特に npm や yarn の今後の話とそもそも Registry をどうしていくか、の話があったのでお知らせします。 そもそも Registry をどうしていくかについては次のエントリで話します。 tink: A Next Generation Package Manager npm の次のコマンドラインツールである tink が紹介されていました。 github.com presentation: github.com video: www.youtube.com そもそも npm の仕組み ローカル依存ファイルを読む (package.json, package-lock.json, shrinkwrap.json) 存在しないパッケージのメタデータをfetchする 木構造を計算して、実行する(npm v3 以降だとflattenする
世界には色々なマニアがいるなーという話を紹介します。 先日Node.jsで使える祝日ライブラリを探していたところ、複数の国や地域の祝日に対応しているライブラリ date-holidays を見つけました。 commenthol/date-holidays: worldwide holidays このライブラリは本稿執筆時点で143ヶ国379地域の祝日に対応しています。この時点で頭がおかしい(ほめ言葉)のがわかると思うんですが、さらに凄いのがこれらの祝日をすべてYAMLで定義しており、このYAMLが変態的だという点です。 YAMLによる祝日の定義例 どう凄いかは実際のYAMLを見た方が早いと思うので、例を紹介します。下記は日本の祝日の定義の一部です。 01-15: name: en: Coming of Age Day jp: 成人の日 active: - from: 1948-07-20
本記事は、10 Node.js Frameworks Worth Checking Out: Express, Loopback, Hapi, and Beyond の日本語訳です。 要チェックな10個のNode.js フレームワーク テクノロジーは急速に変化しているので、開発者たちは新しいテクノロジーを使用し、Web開発のニーズに合わせて、より便利なフレームワークを採用しています。Node.js は、アプリ開発にJavaScriptを使うのが好きな開発者達から、大いに注目されています。 開発者であるあなたは、クライアントサイドとサーバーサイドのスクリプト両方を同じ言語で管理できます。そしてこれは、Nodeの膨大な利用や採用をもたらしました。 Node.js フレームワークは、Web開発の市場で膨大な需要を獲得し続けており、2019年でも、より多くの機能や利点をもたらし続けています。現在の
【第26回Elasticsearch勉強会】Logstashとともに振り返る、やっちまった事例ごった煮
1. はじめに 最近わけあってNodeのセキュリティ調査をしているのですが、今年の5月に開催された North Sec 2018 でセキュリティ研究者の Olivier Arteau 氏による 「Prototype pollution attacks in NodeJS applications」という面白い発表を見つけました。 この発表の論文や発表資料、デモ動画などもgithubで公開されていますし、ちょうどタイミングよくセッション動画も最近公開されました。 github.com Olivier Arteau -- Prototype pollution attacks in NodeJS applications この発表で解説されているのは、悪意のある攻撃者が、JavaScript言語固有のプロトタイプチェーンの挙動を利用して、Webサーバを攻撃する方法です。 発表者は、npmからダ
ZEIT が作っている Micro という Node.js のフレームワークがあり、使いやすそう。 ZEIT は、かの Next.js を作っていて、 Mongoose を作った人や socket.io を作った人が所属しており、とても信頼できる。 ちなみに、 ZEIT は Now という、 Node.js (及び Dockerized されたもの)を動かせる、サーバーレスのサービスもやっている。 ZEIT(時) と Now(今) という世界観が良いですね。 初動が早くて、快適だった。 [追記] 何かに Micro 8 と書いてあって、最初、そういう名前のフレームワークと思ったのですが、実際は 8 はバージョン名で、 Micro のようです。また現行バージョンは9でした。 多分これ https://zeit.co/blog/micro-8 [/追記] Features README の F
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