書籍『競技プログラミングの鉄則』(マイナビ出版)を著者の @e869120 氏から恵贈いただいたので書評を記します。 C++ で書かれたコンテスト対策本は、いわゆる蟻本 (2012), 螺旋本 (2015) があり、コンテストが一部のマニアックな情報系向けだった時代のニーズには十分な書でした。 ところが昨今の AtCoder を中心とする競技人口の変化、レーティング競争、過去問の蓄積によって、エントリーレベルかつ効率的に基本テクニックを習得できる、モダンなジャッジシステムと連係する学習リソースの需要が高まり、競プロ典型 90 問 (2021) のような試みがなされてきました。 本書はその延長線上にあり、AtCoder の大多数の登録者、あるいは潜在的な登録者、つまり膨大な過去問から地道にテクニックを吸収していく体力と時間的な余裕が足りず、低難度の問題から先へ進むことができない人々の道標とな
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