今やファッション企業のマーケティング活動に不可欠になったSNS。「ジーユー(GU)」から「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」までさまざまなブランドのデジタル施策を手掛けてきたドレスイングの最高経営責任者(CEO)でありデジタルクリエイターのナカヤマン。は、SNS黎明期から活躍してきたこの道の第一人者だ。その彼がドレスイングの“完了”を決意したという。現在、影響力の大きいインフルエンサーを通じて情報を拡散するSNS戦略が主流だが、「2017年以降、市場は新たな転換期を迎えることになる」と語る。そこで、SNSの未来と、自身の施策について話を聞いた。 WWDジャパン(以下、WWD):ドレスイングを“完了”するというが、具体的にはどういうことか? ナカヤマン。:ドレスイングは、ファッション業界に特化したデジタルエージェンシーとして立ち上げたもの。2007年の設立当時は水と油のようであっ