オリジナル・コピー・シミュラークル 百瀬文展「なぞる人々」(新宿眼科画廊) 一枚の写真を前にしたわれわれは何を見ているのか。一つの視覚的イメージ(像)か、それとも現実の事象(事物やその状態)か。もちろんわれわれがまず目の前にしているのは、現実の事象の空間・時間から切り離され、縮小され、紙やモニター上に静止化・平面化された一つの画像-イメージである。しかし、写真を見るわれわれはすぐさまそのイメージを現実の事象に還元してしまう。これこそが透明なメディウムとしての写真の機能であり、ロラン・バルトが言う「被写体とイメージの密着」である。写真は一つのイメージであると同時に、現実から切り離された一つの事象でもあるわけだ。ここに写真を語ることの困難さがある。われわれが写真について語る場合、われわれはいったい事象について語っているのか、それともイメージ―写真そのものについて語っているのか。 映画の場合はど
壁ぎわpodcast 壁ぎわの展覧会に関わるトークやその他もろもろ、音声コンテンツを配信していきます。 28 「彫刻座談会」 飯田竜太、大野綾子、門田訓和、木村剛士、小泉俊己、柴田直起、菅原玄奨、冨井大裕、中谷ミチコ、袴田京太郎、平戸貢児、椋本真理子、保井智貴 27 第9回 AGAIN-ST 「BREAK/BREAKER シュート彫刻のありか」 北林加奈子、牛膓達夫、早田憲康、冨井大裕、深井聡一郎、藤原彩人、保井智貴、林卓行 26 第7回 AGAIN-ST 「OUT BOUNDー彫刻シンポジウム外伝」 小山麻子×冨井大裕×深井聡一郎×藤原彩人×保井智貴 25 日暮里で聞く第1回 小澤洋一郎さんに聞く 小澤洋一郎(株式会社 東京スタデオ代表取締役社長)、聞き手:有元利彦(HIGURE 17-15 cas)、須田真実(HIGURE 17-15 cas)、冨井大裕 24 美忘録 #1『オルタナテ
いよいよ、明日から武蔵野美術大学美術館にて百瀬文《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》が上映されます。 これまで武蔵野美術大学卒業・修了制作展、五美大展にて上映され、嬉しいことに反響を頂いておりましたが、武蔵野美術大学美術館においても上映されます。環境も1月のように申し分ないと作家は考えています。 スクリーンの向こうで皆さんをお待ちしております。ご意見を頂けましたらとても嬉しく思います。 この作品についての感想がまとめられていますが、視聴後にご覧いただくことをお勧めします。まず、twitterで視聴された方々のご感想がツイートやブログの形でまとめられています。また、ライブラリー・ラビリンスで書いた、わたしの感想と感想(2)もございます。 何卒よろしくお願い申し上げます。 木下知威 平成24年度 武蔵野美術大学 造形学部卒業制作・大学院修了制作 優秀作品展 会期:2013年4月3日(水
感想 ― 百瀬文《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》 Posted on 2013/01/19 平成24年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展において、百瀬文《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》をみた。 わたしは、この作品で「木下さん」と呼ばれる出演者だ。 まず、この作品についてどのような背景があったのかについて。例えば出会いのきっかけ、打ち合わせ、撮影の現場など裏側でどのようなことがあったのかについては、作家である百瀬本人より語られることがあるだろう。わたしは作家の気持ちを何よりも優先したく、現時点で、わたしから積極的に発言することは一切差し控えたい。 最初に話しておきたいことがあるのだけど、この上映の紹介について。 百瀬さんのサイトにある、上映の紹介ではわたしが身体検査結果の書類を指差している部分がトリミングされている。サイトでもうっすらと文字が判読できるが、これはわた
百瀬文《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》に関するツイートをまとめています。 ※とくに中盤からは作品の内容について具体的に述べているツイートがありますので、まだ上映をご覧になっていない方はご覧になってからをおすすめいたします。 ※作品については作家本人のサイトを参照してください。 続きを読む
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