世界有数のコレクションを誇るアメリカのボストン美術館が、子犬をボランティアのスタッフに任命し、鋭い嗅覚を生かして、害虫などから美術品を守る重要な仕事を担うことになりました。 10日、美術館の前で報道陣にお披露目され、顔写真つきの職員証が取り付けられました。ライリーは、灰色で長い耳が特徴のワイマラナーという狩猟犬の一種で、美術館によりますと、鋭い嗅覚で害虫などの被害を受けた美術品を見つけ出す仕事にあたるということです。 美術館の中に入ると、ライリーは、「仕事中」と書かれたジャケットを身につけて、早速、自分の職場を確認していました。 ライリーは美術館の職員と一緒に暮らし、閉館中など人目につかない時間帯に仕事をするため、一般の人が働きぶりを見るのは難しいということです。 地元紙は「ゴッホの絵画とエジプトの美術品を見分けることはできないが、鋭い嗅覚で美術館を助けるだろう」と、新しいスタッフにエール