5年分の店舗経験をゲームで――サイゼリヤに聞く,ボードゲームを活用した社員教育。「オリジナル店舗運営ゲーム」の顛末を制作陣に聞いた ライター:瀬尾亜沙子 レストランチェーン「サイゼリヤ」のことは,皆さんもご存じだろう。そのサイゼリヤが,ボードゲームを使った社員教育を始めたという。 企業におけるゲーミフィケーションの1つとして,研修用のボードゲームというものはときおり耳にするものの,実際に見たり遊んだりできるチャンスは限られている。企業向け研修用ゲームはたくさん作られているというが,企業側にメリットがないため,「こういうものを社員向けに作りました」とアピールされることがないからだ。 先日掲載した「サイゼリヤがボードゲームで店舗マネジャー(店長)の研修をしている」というニュースは,そのためか話題を呼び,多くの人の興味を惹いたようだ。そこでこの度,サイゼリヤに取材を申し入れたところ,快諾いただい
『週刊ダイヤモンド』特別レポート 『週刊ダイヤモンド』編集部厳選の特別寄稿と編集部による取材レポートを掲載。本誌と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズや映画『シン・ゴジラ』を手掛けてきた庵野秀明監督には、映像作家という一面の他に、映像企画製作会社カラー代表取締役社長としての顔がある。このたび、カラーの会社設立10周年を迎え、2016年11月23日(祝)から8日間、東京・ラフォーレミュージアム原宿で初の企画展覧会を開催することになった。日本を代表するアニメスタジオを誕生させた庵野監督が初めて会社経営について語った。(「週刊ダイヤモンド」編集部 小島健志) 10年間「大丈夫」だった カラーを知ってもらいたい ──株式会社カラーが設立して10周年を迎えました。初めての企画展覧会を開くことになりましたが、その理由
「財務諸表を理解」しようとして会計の勉強を始めたが挫折した起業者の方に。「起業者の会計超理解ハンドブック」 土曜日は「介護事業者のための会計ハンドブック」として、8/19から「介護事業に特徴的な資金繰りや介護会計」について、10回ほど連載してきました。前回で終了します 今週の土曜日から 財務諸表を理解しようとして会計の勉強を始めて、挫折した起業者の方を対象に「起業者の会計超理解ハンドブック」として、起業者に必要な“会計”を紹介していきます。 “会計”と聞けば「簿記」や「仕訳」が必要だとか、「財務諸表」と聞いただけで気分が暗くなり、フリーズする方も多いと思います。 また、“会計”が無味乾燥な数字の羅列に感じる方も多いと思います。 しかし、起業者には、「お金の動きを通して会社の状態を把握し、経営をコントロールする」ことは必須です。そのためには、利益や売上高など会社の成績をあらわす“会計”とお金
【緊急寄稿】財投で地方に高級ホテル50ヵ所新設は公正な政策か? 旅館経営者 永山久徳 2019年12月9日 菅義偉官房長官は訪日外国人客の受け入れ態勢を強化するため、新たな経済対策に盛り込む融資制度などを活用し、「各地に世界レベルの高級ホテルを50カ所程度新設することをめざす」と述べた。 「日本にはラグジュアリーホテルが足りない」と声高に論ずる識者が存在することは知っているし、「外国人富裕層にもっとお金を落としてもらうべきだ」との主張には理解できる部分もある。しかし、地方の実情やこれまでの経緯を無視して新しい施策を唐突かつ盲目的に取り入れるその姿勢には疑問を持たざるを得ない。 政府は訪日外国人客を2030年に6千万人にする目標を掲げる。外国人客は13年に初めて年間1千万人に達し、18年には3千万人を超えた。京都などの有名観光地では観光客が飽和状態に達し、オーバーツーリズムの問題も浮上してい
本記事は「GYOMUハック/業務ハック Advent Calendar 2019」にリンクされている記事です。つい先日、仙台からリモート参加したニワカです。よろしくお願いいたします。 ■ 自己紹介 はじめましての方ははじめまして。またお前かの人は毎度どうも。仙台でコーポレートエンジニア(=情シス・社内 SE )を生業としているふらふらと申します。 ガチの開発から身を引いてもう 15 年位になります。技術そのものよりも「その技術で何ができるのか」「実践したらどうなるのか」という課題解決のほうが好きな性質なので、地方中小企業で社内 SE というのはある意味、天職だなあと思っています。 どういう経歴でどういう考え方の持ち主なのかについては、下記を見てもらうのが良いでしょう。みんなで情シス!第4回でお話したときの資料です。 なんのことはない、職歴の汚い「オッサン SE」です。タイトル通り業務ハック
やまけんの出張食い倒れ日記HOME (10/22朝アップデート)「『野菜の値段の9割は中間マージン』の衝撃」という記事が書かれているが、それ、間違いです。農産物の価格形成というのは、そんなに簡単な話じゃない。 (10/22朝アップデート)「『野菜の値段の9割は中間マージン』の衝撃」という記事が書かれているが、それ、間違いです。農産物の価格形成というのは、そんなに簡単な話じゃない。 (画像出典:http://agora-web.jp/sitepolicyより) あー もう、論文書かなきゃいけないのに、どうしてもスルーできないトンデモ記事が拡散されているので、たまらず書くことにする。 酒井直樹という方(直接は存じません)が表題の記事を書いているのが、Facebookのタイムライン上に流れてきた。その冒頭でこんなことが書かれている。 みなさん、例えばスーパーで200円のキャベツを買ったとします。
CISO ハンドブックについて 情報セキュリティ事故が数多く報道され、またGDPR(EU 一般データ保護規則)などの国際的な規制の対応が求められるなど、セキュリティへの関心が高まり、組織のセキュリティ対策を所轄するCISO(Chief Information Security Officer)が注目されています。一方で、情報セキュリティ対策は、危険性や損失といったマイナス面が主要なテーマとなり、ビジネスに対してどのように貢献するのか、という視点で議論される事は殆どありません。しかし、CISOが経営陣の一員として、セキュリティに取り組むためには、想定される危険性や損失に取り組むだけではなく、ビジネスの視点を持って業務を執行することが求められます。 セキュリティを経営に取り込むための試みとして、経済産業省が発行した「サイバーセキュリティ経営ガイドライン(2)」が注目されています。重要な取り組み
プロ経営者の松本晃氏がカルビーに招かれてトップに就くと決めたとき、最も重視したのは経営の執行役と監視役の分離でした。経営陣と取締役会が互いに独立し、それぞれの役割をきちんと果たすというコーポレートガバナンス(企業統治)の概念は、資本主義経済ではごく当たり前の発想です。ところが、松本氏は「日本では、全然当たり前ではない」と指摘します。日本企業への企業統治の導入について聞きました。 <<(6)女性管理職の比率4倍に 活躍の道、トップが力ずくで (8)改革はトップの覚悟から 抵抗勢力も「納得」で変わる >> 招いてくれた人への最初の言葉 「辞めてください」2018年に亡くなったカルビー元社長の松尾雅彦氏は創業者の三男で、カルビー中興の祖といわれた人物でした。社長を辞めた後も会長や相談役として大変貢献した。僕はその雅彦氏に引っ張られてカルビーに入ったんです。 経営を受け継ぐとき、僕が雅彦氏に言った
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前回のコラム「特産品で地方創生ができるという『幻想』」は、本当に多くの方から「その通りだ」「民間なら当たり前のことができていない」などの感想をいただきました。こうした反響で、全国各地でいかに戦略がない特産品の開発が行われ、問題を抱えているのかを伺い知ることができます。 地方創生で発生している「コンサルタントバブル」 さて、今回も地方創生を考えるうえで、重要なトピックを採り上げたいと思います。コンサルタントの問題です。現在、地方創生に関しては、政府の基本計画である「まち・ひと・しごと総合戦略」があり、それに基づいて全国の都道府県や市町村のもとで、具体的な政策の策定が進められています。 この戦略策定に、自治体の多額の予算が投入されており、自治体からの「怒涛の外注」に、コンサルタントの手が足りないという話をよく聞きます。 従来から、自治体の地域活性化分野の業務といえば、施設開発もコンサルタントを
株式会社海野屋(資本金100万円、太田欣也社長)が運営する居酒屋「風物語」がぼったくり事件を起こして炎上している件について、急に閉店のお知らせが発表された。 食べログにひっそりと掲載された閉店のお知らせはあまりにも突然だった。 なんと12/30をもって閉店とのこと。ホットペッパーは通常通りの表示だったが、なぜか食べログにだけこのようなお知らせが掲載されていた。 そして会社のHPには謝罪文が。ただ説明が「店舗が勝手にやっていた」となっており、どうも納得感がない。 海野屋としては「週末料金や席代を重ねて請求しないように指導していた」というが、すでにnetgeekの調査により、海野屋が経営する15以上の店舗がぼったくり行為を行っており、Yahoo!口コミで散々な書き込みがなされているのを確認している。 参考:【速報】ぼったくり居酒屋で炎上中の株式会社海野屋がサイトを削除して逃亡 そして各店舗は定
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