ジェイソン・シュライアー(Jason Schreier)という名前を聞いたことがあるだろうか。海外のゲームメディアを追っている読者であれば、一度は目にしたことがあるかもしれない。 氏はビデオゲーム業界のクランチ問題(労働者に過酷な労働を強いること)や社内の性差別など、ゲーム業界の悪習を粘り強く取材し、企業を問わずさまざまなゲーム開発現場における問題を告発してきた人物だ。 たとえば日本国内でもメディアが報じ注目を集めた『Red Dead Redemption 2』開発におけるRockstar Gamesのクランチ文化、Naughty Dogの『The Last of Us Part II』における過酷な制作環境など、ここ近年報じられた開発現場の問題は、もともとは氏が独自に調査したものが多い。 そんな氏が8年間働いてきた海外メディアKotakuを離れることを発表し、自身の執筆してきた記事を振り
![ビデオゲーム業界の開発現場に巣くう闇を粘り強く取材してきたジェイソン・シュライアーという男。これまで『RDR2』や『The Last of Us II』の制作現場の問題を告発](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8db38a18b54f4fdf5fe06c2b95d64d5b3ae94547/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg-denfaminicogamer.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F04%2F17171420%2Fi8YTvxDc_400x400.jpg)