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ブックマーク / ilya0320.blog14.fc2.com (14)

  • マンガ☆ライフ |『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』解法の自由度が面白さを作るという話

    先日Nintendo Switchの入手に成功したので、かねてから友人から勧められていた『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』をプレイしている。自分は『ゼルダの伝説』をやるのは3DSで発売された『時のオカリナ』以来で、シリーズ全体で見てもプレイした数そのものはおそらく片手で数えられるぐらいしかプレイしていない人間なのだが、確かにこれは「シリーズに触れているかどうか」に関係なく、万人に勧めたくなるような凄い作品だ。 作が凄いのは「無数にある解放のその殆どを肯定してしまう」という「攻略の自由度」にある。 広大なハイラルの地には「祠」と呼ばれるスポットが120個も用意され、その120個の大半には簡単なパズルが配置されている。多くのパズルには「模範的な回答」が用意されているものの、その模範的な回答に従わなくてもクリアできてしまう。例えば梁から鎖でつりさげられた鉄球は来なら「左右に揺らす」とい

    yogasa
    yogasa 2017/06/30
  • マンガ☆ライフ |ufo版『Fate』に見る「今のFate」とアーチャー像の変化について

    『ニンニンジャー』。今回の戦隊は浦沢一門の下山健人がメイン脚家を務めていて、その影響かコメディタッチの話が非常に多い。それ自体はどうということもないのだが、今週の怪人だったヤマビコの「声色をシロニンジャーに変えてアカニンジャーに電話し、他の三人の変身アイテムを回収。代理人を派遣して変身アイテムを奪う」という作戦の「振り込め詐欺」感はちょっと凄いものがあった。ヤマビコのやったことそのものは家族の絆を利用しているだけなんだけど、振り込め詐欺自体もそういう家族の絆を逆手に取った詐欺なわけで。その辺も含めたネタ作りは上手いものがあったなーと思う。 ただ「ラストニンジャの弟子になるために、ニンニンジャー達に襲いかかるスターニンジャーのせいで、家が散らかる」というネタは実写だと「迷惑なやつだなー」という印象しか残らないのが辛いなぁ。元々スターニンジャー自体、「アメリカ帰りの忍者」「妖怪大好き」「日

    yogasa
    yogasa 2015/06/01
  • マンガ☆ライフ |『クロスアンジュ』のまずいプリンに見る「生きていく覚悟」について

    『ハピネスチャージプリキュア』。強化フォームやら誕生日会やらで、登場人物がメイクする分には別に構わないのだが、メイクするにしても色の載せ方が下品で、メイクをしても「化粧が濃いだけにしか見えず、全然可愛く見えない」というのはどうにかならないものなのだろうか。 いや「化粧している」と「可愛く見える」の中間ラインを探るのが難しいことも、子供に「化粧している事」が分かる用に調整しなければならない事も理解しているのだが、アイシャドウ一つとってみてもあの色の載せ方は「老けて見えるメイク」にしかなっていない。そもそも化粧した後に可愛く見えないのなら特に意味が無いと思うのだが、この辺りの化粧の扱いの雑さが必殺技のバンクで何度も見せられることもあって結構厳しいものがある。 でも俺は別に化粧自体を否定しているわけではなくてこれが例えばキュアブラックがそうだったように、「化粧をした後だと睫毛が増える」とかであれ

    マンガ☆ライフ |『クロスアンジュ』のまずいプリンに見る「生きていく覚悟」について
    yogasa
    yogasa 2014/10/24
  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ!』二期四話に見る矢澤にこの「リスタート」について

    『アイカツ!』を貯めこんでたのでいい加減消化するために視聴していたのだが、美月さんがようやく自分と共にアイドル活動出来る仲間と出会えたというのは素晴らしい事だよなぁ。星宮いちごにその可能性を感じるも、いちごはいちごで自分のアイドル活動があるわけで美月さんと道が交わることはなかった。 トライスターを結成してみるも、トライスターでも叶うことはなく、スターアニスという巨大ユニットになっても美月さんと共に歩めるような存在は出てこなかった(ということは、シークレットライブがほぼ美月のアイデアが丸々通っているということからも読み取れることではある)のだが、いちごが自分と同格のステージに登ってきたことをその目で確認したあとスターライト学園を飛び出し、プロデューサーの活動を通じてようやく彼女が自分と共に歩んでいける真のパートナーと出会った。それはとてもいいことだし、彼女のアイドル活動をより刺激的なものへと

    マンガ☆ライフ |『ラブライブ!』二期四話に見る矢澤にこの「リスタート」について
  • マンガ☆ライフ |『メガストア』の付録となった傑作エロゲについて

    『バルドスカイゼロ』が無事にマスターアップしたそうだが、今年の俺のエロゲ事情としては『バルドスカイゼロ』と『ランス01』と『黄雷のガクトゥーン シャイニングナイト』を買って終わりではないかと思いつつある今日このごろ。 何分忙しいというのもあるが『モンハン4(9/14発売)』と『スパロボOE(現在第四章まで配信中)』と『ゴッドイーター2(11月発売)』と『メタルマックス4(11月発売)』という状態で、エロゲに回す財力も時間もないわけなのである。 とはいえ『バルドスカイゼロ』はあの傑作『バルドスカイ』の前日談であるし、『ランス01』はアリスソフトの看板タイトルである『ランス』シリーズの始まりの物語(発売は平成元年。発売当時に生まれた子供も、もう堂々とエロゲを買っているだろうと思われる)なわけで、そのリメイクともなれば買わねばならんわけである。 ところで『シャイニングナイト』は絶賛積んでいるわけ

  • マンガ☆ライフ |『シンフォギア』の音楽の扱い方につきまとう違和感について

    『戦姫絶唱シンフォギア』という作品は上松範康が「ライブシーンがあるアニメは盛り上がる!」という基コンセプトを元に『ワイルドアームズ』シリーズなどでプロデューサーを務めた金子彰史が脚を手がけた作品で、王道熱血を持ち味とする金子彰史だけあって物凄く熱量があるアニメであるのだが、「歌で変身し、歌で戦う」というコンセプトであるにもかかわらず、何故に音楽周りについて違和感の残る演出ばかり行われるのだろうか。 一期の頃から「歌で変身する」「歌わないと闘えない」という設定があるにもかかわらず、演出面ではどうにも違和感が残る演出になっている。というか正直、演出面ではその「歌」というものの重要性が伝わってこないとすら個人的には思っている。 『シンフォギア』における「歌」というのは設定上かなり重要なものだ。 作中の描写を見る限りでは最強クラスのキャラクターである司令が戦えないのも全て「ノイズ」という敵はシ

  • マンガ☆ライフ |『ガルガンティア』とロボットの身体延長演出について

    『ガルガンティア』はロボットの販促をする気がないハードSF作品としては面白いけど、ロボット好きとしてはどうにもしっくりこない。というかロボットアニメに付きものの「ロボットをどれだけ格好良く見せるのか」という販促タイムが生み出す作劇としうものが感じられず、やっぱり虚淵玄はロボット物を書けない=ロボットを売るための作劇面での販促戦略というものが出来ないライターなんだなーということを感じてしまい、作品論的なものを書く気はなかったんだけど、最新話のロボット周りでの演出(脚は相変わらずロボットが格好良く見えない=チェインバーというキャラクターとしての描写に落ち着いていた。別に悪いことじゃない)は面白かったのでちょっと書いておくことにする。 そもそもロボットアニメにおけるロボットというものの表現を追っていくと、「パイロットの身体の延長線としてロボット」という表現があまりにも多い。というかそれしか無い

  • マンガ☆ライフ |『ヴァルヴレイヴ』に見るSNSと動画共有サイトの描写について

    以前、ヴァルヴレイヴには「砂場」になる前に真剣な作品で有って欲しいという事についてという記事を書いたのだが、あれから数話過ぎて今『革命機ヴァルヴレイヴ』という作品を俺が楽しんで見ているかどうかというと、これはもう結構楽しんで見ている。 というか「すみませんでした!」というぐらいには結構好きな作品だ。 といっても所謂ネタアニメ的な消費の仕方ではなく、割と気で「このスタッフは何を見せようとしているのか」ということを楽しみにしているのだが、そんな『ヴァルヴレイヴ』で個人的に面白いと思っていることの一つが作中では「WIRED」と呼ばれているSNSと動画共有サイトの描写。 これは一話の序盤にSNSで学生同士が交流しているシーンとして描写されているもので、「イマドキの学生らしい他愛もない会話」の演出なのかなーと思っていたら、ドルシア軍の攻撃が始まってからもこのSNSの描写というのは意識されているし、

  • マンガ☆ライフ |俺がアニメ版アイドルマスターをアイドルアニメとして見れない理由について

    ふと思うところがあったのでアニメ版『アイドルマスター』ことアニマスを何回か見直していたんだけど、俺はやっぱりアニマスをアイドルアニメとしては全く見れなかったし、この子達がアイドルとして演出されているように見えなかった。 当時から「アイドルアニメなのに、アイドルに全く見えない」という事には違和感を覚えながらも、まあ出来は良かったので褒めてはいたんだけど、改めて見直した結果、このアニマスという作品は「ショービズ業界に身をおくもの=プロとしての自覚と覚悟」が一切描かれていないから、アイドルアニメとして見れないのではないかという結論に至った。 アイドル業界というものがショービジネスの世界であるということについて異論を挟む人はいないと思うのだが、このショービジネスの世界というのは人を集められるのかということが重要だ。そして「人を集められるかどうか」ということと「技術的な凄さ」というものはあんまり関係

  • マンガ☆ライフ |「悪意を持って嫌いなものを排除する」ということの是非

    平坂読の『僕は友達が少ない』が実写映画化するらしい。 実写化の噂の出処自体は撮影を行うらしい龍谷大学のエキストラ募集がソースらしい。 まあこの手のメディアミックスや新作発表というのは、一応公式発表を待ってから判断するまでは疑って見るようにしているので今回の件もひとまず静観という姿勢でいたんだけど、先日この騒動を受けて平坂読がコメントを発表している。 平坂読『僕は友達が少ない』実写化に関して 当に実写化だったということも驚きなのだが、平坂読自身も相当悩んだ上の決断だったことが伺えるので俺としては特に言うことはない。そもそも原作を数巻だけ読んだだけでファンですらないし、アニメ自体も一期はOPで離脱し、二期も友人の勧めが無かったら確実に見ていなかっただろう人間だ。だから今回の実写化についても特にいい印象も悪い印象もない。「へー。実写化出来るとは思えないけど、するのかー」ぐらいの気持ちだ。 あと

  • マンガ☆ライフ |「今この時だから」の作品の面白さについて

    『アイアンマン3』『スーパーヒーロー大戦Z』が同時期に封切りと言うことで、「日のヒーローとアメリカのヒーローを同時期に鑑賞できるのなら間を開けずに鑑賞するしか無いな」という意味の分からない理屈を掲げて、ちゃんと二とも同じ日に見てきたわけだけど、『アイアンマン3』と『スーパーヒーロー大戦Z』。同じようにヒーロー大活躍映画なのに、何がここまで印象を変えているのか。 いやー『スーパーヒーロー大戦Z』は脚が米村正二というちょっと警戒したくなる布陣だし、なにより前作の『スーパーヒーロー大戦』が俺の観測範囲内では絶賛する人はおろか「面白い!」と言っている人が見当たらなかったし、俺も見に行ったけどどうしようもないぐらいのダメな映画で「どうしてこうなった!」というしかなかったんだが、今回は相当まともな脚だし、クロスオーバーの仕方にも違和感はなかったのでいいんじゃないかなぁ。 まあ初代ギャバンこと一

    yogasa
    yogasa 2013/05/02
  • マンガ☆ライフ |『ゼノグラシア』と無条件に貶される風潮について

    アイドルマスターゼノグラシア』を貶すことは様式美的なギャグであり、『ゼノグラシア』は誰もが無条件にけなしていいと考えている人達がいるのだが、そういう人達が『ゼノグラシア』を貶したり、駄作であることを前提としたギャグとして用いる度に俺のような気でゼノグラシアが好きな一部のファンが迷惑を被るという構図は当にどうにかならないものか。 いや貶したくなる側の人間の心境は良く理解できる。 俺もアーケードで稼働していた頃からのファンであり「アイドルマスターがアニメ化!」と聞いて喜んだ一人だから。蓋を開けてみれば声優は全部変わってるし、設定も変わってるし、そもそもロボット物でSFだしで「アイドルマスターらしい要素」というのは名前ぐらいのもので、そもそも「アイドルマスター」という言葉の意味するところも大きく変わっていた。 そういう「自分が好きなアイドルマスターがアニメ化すると思ったら、首だけすげ替える

  • マンガ☆ライフ |原作通りにアニメを作ってはいけないという話

    大体タイトル通りのことなんだけど、今年は『Fate/Zero』とか『ソードアート・オンライン』とか人気作品のアニメ化作品を見ていると大体同じようなミスをしているような気がして仕方がない。 それはどういうミスかというと原作通りに映像化しようとして、映像作品としては大変つまらない作品になっているということなんだけど、『Fate/Zero』においては対キャスターでディルムッドが槍をへし折るシーン、『ソードアート・オンライン』はアインクラッド編のラストバトル(個人的にはこの作品全部そんな感じなんだけど)は原作のテキストをそのまま映像化したと言っても過言ではないほどテキストに忠実に映像化している。 ただその原作テキストを忠実に映像化されたこれらの作品がアニメとして面白いかというと、明らかに面白くはない。 これは何度も言っていることではあるんだが、アニメ化において>原作通りにアニメ化してはいけないんだ

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    yogasa 2012/11/10
  • マンガ☆ライフ |『魔法メイド少女きよちゃん☆』製作者インタビュー!その2

    [雑 記]脚のことひとさんに話を聞いてみたよ! ええ、日は脚担当のことひとさんのインタビューでございます。 文学フリマなどで同人小説を執筆されておることひとさんということで、ドラマCDの方も大変面白くなっております。 なお、前回のタカヒナさんのインタビューと合わせて読まれると大変面白く読むことが出来ますので、そちらの方も一読くださいませ。 参考:『魔法メイド少女きよちゃん☆』製作者インタビュー!その1 ■『魔法メイド少女きよちゃん☆』を始めるにいたったそもそものきっかけを教えて下さい。 はじめは、飲み会の会話です。 タカヒナ「きよちゃんの小説書かね?」 ことひと「きよちゃんペロペロ」 大切なことは、すべてアルコールが決めます。 そんな会話から小説が出来上がり、また次の飲み会の席で、 タカヒナ「じゃあ、ドラマCD作るか」 ことひと「ベルちゃんペロペロ」 と、ドラマCDになることも決まり

    yogasa
    yogasa 2010/12/17
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