ソフトバンクモバイルとイー・モバイルは2009年2月4日,データ通信分野で協業し,ソフトバンクモバイルがイー・モバイルのMVNO(仮想移動体事業者)として3月上旬以降から定額制のデータ通信サービスを提供すると発表した。 料金や端末などについては,決まり次第,ソフトバンクモバイルが別途発表するとしている。 携帯電話事業者が別の携帯電話事業者から回線を借りてMVNOを実現するのは今回が初のケースとなる。ソフトバンクモバイルは国内の携帯電話事業者4社の中で唯一,定額制のデータ通信サービスの投入に踏み切れないでいた。その理由は,「トラフィック増大から音声ユーザーを守るため」(同社幹部)。ソフトバンクモバイル幹部は本誌の取材に対して「ユーザーの要望があるのであれば,自社でできなくても他社から設備を借りてでも提供する」という考えを示し,以前から他社のインフラ活用に積極姿勢を見せていた。 なお,周波数の