奈良県明日香村にある飛鳥時代の庭園の跡から、箱などに鍵をかけるのに使われたとみられる「錠前」の部品が見つかりました。調査した研究機関は、国内で最古級の錠前の1つだと注目しています。 漆が塗られた長さ9センチ余りの鉄の棒で、調査した奈良県立橿原考古学研究所によりますと、「海老錠」と呼ばれる錠前のうち、「牡金具」という部品だということです。別の金具の穴に差し込むと先端部分のバネが開いて、鍵がかかる仕組みになっています。 研究所によりますと、7世紀後半の飛鳥時代のものとみられ、正倉院に収められている奈良時代のものと同じように、箱などに鍵をかけるのに使われたと考えられるということです。 この時代の錠前の同じ部品は、これまでに大阪・羽曳野市で出土した7世紀中ごろのものなど2例が見つかっていますが、今回は最も状態がいいということです。 研究所の鈴木一議主任研究員は「国内で最古級の1つで、飛鳥時代、日本
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