拉致議連総会であいさつする松原拉致問題相(中央)。左は拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表=30日午後、衆院第1議員会館 拉致被害者の早期救出を求める国民大集会(9月2日)を前に、超党派の国会議員でつくる「拉致議連」は30日、北朝鮮への制裁強化や緊急時の拉致被害者救出計画を策定するよう政府に要望する大会決議案をまとめた。 集会は9月2日午後2時から、東京都千代田区の日比谷公会堂で開かれる。拉致議連や被害者の「家族会」、支援組織「救う会」などが主催。横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(76)が娘への思いを語るほか、帰国した拉致被害者の曽我ひとみさん(53)が今も安否が分からない母、ミヨシさん=同(46)=救出を訴える。 国民大集会は平成11年から毎年行われ、今年は4月に続く2回目の開催。北朝鮮が拉致を認めてから9月17日で10年になるのを前に、拉致事件の全面解決を呼びかける。