1970年代に大流行したプログレッシブ・ロック(以下:プログレ)。クラシックやジャズなどあらゆる音楽性を取り込み、革新的で実験的なその音楽は瞬く間に世界中に広がり、プログレは最先端の音楽として若者を虜にし、多くのバンドが大緯線に躍り出て数々の作品を残した。 ◆エマーソン、レイク&パーマーの「タルカス」が交響曲として蘇りテレビで初披露~拡大画面~ なかでも人気の高かったエマーソン、レイク&パーマー(以下:EL&P)は、クラシック音楽の影響を大きく受け、『展覧会の絵』を始め、多くのクラシカルな組曲を生み出し、当時の後楽園球場を満員にするほどの人気を誇っていた。 さて、前置きが長くなってしまった。そのEL&Pの名曲「タルカス」(写真:上)のオーケストラ版が、テレビ朝日「題名のない音楽会」で演奏されることが発表された。 この「タルカス」はプログレッシヴ・ロックを代表する名曲として知られ、当アルバム