政府は12日、2030年ごろを見据えた知的財産政策の戦略ビジョンをまとめた。映画やアニメなどの制作に人工知能(AI)を活用するほか、日本文化の海外展開に外国人の視点を取り入れることなどを掲げた。 知財ビジョンは、ITの進化などを踏まえ5年ぶりに見直した。安倍晋三首相は12日に開いた会合で「知的財産の重要性はますます大きくなっている。新しい価値を構想し、世界に発信していく」と話した。 作品のキャラクターなどの商品開発を促すため、著作権などの権利関係を分かりやすく整理する仕組みを構築することも盛り込んだ。