平素よりヴィレッジブックスの本をお読みいただき、ありがとうございます。 フリュー株式会社の出版事業であるヴィレッジブックスは、16年にわたり出版活動を行ってまいりました。これもひとえに読者の皆様のお力添えによるものです。 しかし事業環境が厳しさを増し、当社としましても事業継続の方向性を模索しましたが、残念ながら継続は困難と判断し、出版事業の終了を決定いたしました。 これまでヴィレッジブックスの本をお読みいただいた読者の皆様に御礼を申し上げますとともに、突然のお知らせとなりました事をお詫びいたします。 ほとんどの書店様では、今後、当社出版物をご購入いただく事は難しくなりますが、以下の一部の書店様では、在庫分に限り当社出版物をご購入いただけます。 インターネット書店: Amazon(出荷元がAmazon.co.jpのもの) Fujisan.co.jp(通販限定商品のみ) アメコミ専門店: VE
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 海外旅行が難しく、また世界を回って取材することが厳しいコロナ禍で、海外旅行ガイドブック『地球の歩き方』が「本気で生き残ろうとしている」と注目を集めています。 2019年で創刊40周年を迎えた『地球の歩き方』。Twitterユーザーの永山久徳さん(@h_nagayama)が「顧客の大部分を失った『地球の歩き方』が本気で生き残ろうとしている。思わず買ってしまう」と投稿した本棚の写真には、 『世界のグルメ図鑑』『世界の魅力的な奇岩と巨石139選』『世界なんでもランキング』『世界246の首都と主要都市』 など、通常の国名タイトル以外の書籍が並んでいます。国ごとの旅行ガイドではなく、各国の知識が学べる図鑑系の内容にシフトしてる……! 地球の歩き方の方針の変化が見て取れる背表紙(画像提供:@h_nagayamaさん) そんな海外旅行ガイドブック
『乙嫁語り』13巻のオビ表4側で発売を予告しました<ワイド版>の発売時期についての投稿です。 当初は、6月からの発売スタートを計画しておりましたが、昨今、製紙業界が縮小を始めており、これまでのように、使いたい用紙を、見本帳から選んでいつでも使える、という状況ではなくなっておりました。 過去、2011年の震災で大きな打撃を受けた製紙業界ではありましたが、その後はまた、新しい紙を開発したりと、少しずつその規模を回復しようとしてきたのですが、電子書籍販売の躍進に伴う、紙書籍の需要低下によって、また徐々に規模低下の道を進んでしまっているようでした。 本来の予定から1ヶ月遅れて、7月からの刊行開始とさせてください。 楽しみに待っていただいている方々には申し訳ありません。 書籍編集者としては、紙が選べなくなっていくこと、とても悲しいです。
「『てれびくん』編集部からのお願いです。最近、『てれびくん』の記事を撮影・スキャンしてネット等にUPする事例が散見されます。発売日前・後を問わず、本誌記事を無許可転載する行為は著作権法違反になり、侵害行為の差し止めや刑事罰の対象となります。なにとぞ皆様のご協力をよろしくお願いします」 2020年7月29日、小学館の児童向け情報雑誌「てれびくん」の公式ツイッターアカウントが行った呼びかけだ。このツイートは翌30日18時までに1.4万回以上リツイートされる反響があった。 「『本人のみ』SNS投稿を許可しております」 このツイートを行った29日、人気特撮ドラマ「仮面ライダーシリーズ」の新作、「仮面ライダーセイバー」の発表があった。特撮・アニメ・ホビーなどを扱う「てれびくん」でも、31日頃発売予定の9月号で、20ページを超える「仮面ライダーセイバー」特集を掲載する。ネットへの無断掲載が、この情
コミックマーケット準備会は、世界最大級の同人誌即売会コミックマーケット(以下コミケ)の冬の開催を延期し、2021年5月の開催を目指すと発表した。これを受けて、参加者たちからは同人文化の存続を危ぶむ声が上がっている。 「例年なら繁忙期の7月、8月は元々の売上が大きい分、前年対比70~80%の売上ダウン! 12月の冬コミ時期が空白になると、同じく前年対比70~80%の売上ダウン。 徐々にイベントは開催されているが、対策を取っての開催なので実質的売上規模は50% つまり少なくとも年内の6カ月間は良くて売上50%、最悪時期は20%程度の売上が予想される」 J-CASTニュースのメールを通じた取材に対し、同人誌印刷所「栄光」の代表取締役社長で、日本同人誌印刷業組合の岡田一理事長は、苦境を明かす。リアルイベントの即売会開催規模そのものと印刷会社の売上は正比例するという。 「世界的に見ても短納期、高品質
2020年5月20日。ドイツから遠く離れた日本で、2冊の本が出版されました。 岩波新書の『マックス・ヴェーバー』(今野元・著)と中公新書の『マックス・ウェーバー』(野口雅弘・著)です。 岩波新書からウェーバーの評伝が出されると知ったとき、まったく驚きませんでした。 野口さんにはじめてお目にかかったのは、2019年2月のこと。成蹊大学の研究室でした。訪問の用件はむろん、2020年6月14日に控えた「没後100年」に合わせて「マックス・ウェーバー」というテーマでご執筆をお願いしたい、という相談です。実は、連絡を差し上げたときは「他社から同様の依頼があってもおかしくない」と内心かなりやきもきし、「なぜウェーバーの没年にもっとはやく気づかなかったのだろう」と自分を責めていました。 「100年」は、とても大きな区切りですし、そのタイミングでウェーバーの評伝を刊行するのは、ちょっと考えれば思いつくよう
■総合アニメ雑誌の一角がIT企業へ 年の瀬となりましたが、アニメ業界では話題のニュースが相次いでいます。なかでもアニメ関係者を驚かせたのが、株式会社イードによる老舗アニメ誌「アニメディア」の買収です。学研プラスよりアニメ関連事業の譲渡を受け、「アニメディア」「声優アニメディア」「メガミマガジン」、そしてムック本の発行とウェブサイト「超!アニメディア」の運営も引き継ぎます。 イードと言えば、僕が3年半前まで務めていた古巣です。もともとイードがアニメ進出したのは2012年当時、僕が運営していたウェブ情報サイト「アニメ!アニメ!」と「アニメ!アニメ!ビズ」を譲渡したのが最初です。今回の買収にあたっても既存のアニメ事業との連携が掲げられており、感慨深くもあります。 とはいえ現在はイードから離れてだいぶ経ち、今回の出来事も客観的に見る立場です。むしろアニメ業界の新たな動きとして興味を掻き立てられます
イード、学研プラスより「アニメディア」等のアニメ関連事業を取得 ~統合により日本を代表するアニメディアグループに、 5G時代のコンテンツ展開を目指す~ 株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川 洋 以下、イード)は、株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)より、創刊から39年を数えるアニメ専門誌「アニメディア」などのアニメ関連事業を取得することで基本合意しました。 1981年に創刊したアニメ専門誌「アニメディア」は、幅広い世代の読者に愛されている、日本を代表する月刊のアニメ専門誌です。この度当社は、「アニメディア」に加えて、月刊の声優専門誌「声優アニメディア」、同じく月刊の男性向けアニメ専門誌の「メガミマガジン」、不定期のムック発行事業、ウェブメディアの「超!アニメディア」の
出版社の宝島社は18日、子会社の洋泉社を来年2月1日に吸収合併すると明らかにした。宝島社が全ての権利義務を継承し、洋泉社は解散する。洋泉社が発行する映画雑誌「映画秘宝」は休刊する予定だという。 洋泉社は、1985年に設立。雑誌のほか、新書やムックなど年間約170点を刊行しているという。 宝島社は朝日新聞の取材に対し、「映画秘宝」について「宝島社で継続発行する予定はないが、休刊時期は未定」と回答した。「洋泉社MOOK」「新書y」「歴史新書y」といった洋泉社のレーベルも合併後に発行する予定はないという。従業員については、宝島社が継続して雇用する。 合併の理由について、宝島社は「機能・人材を集中し、両社が一体となることで、柔軟かつ機動的な出版活動を進めるため」とコメントした。(宮田裕介)
今、編集者の最前線はどこなのか。元カドカワ社長が『ソードアート・オンライン』担当編集に“退社理由”を聞く【三木一馬×佐藤辰男】 出版業界やコンテンツ業界で働いている人間ではない一般の人々で、「編集者」の仕事がどのようなものなのか、具体的に思い描ける人はどれぐらいいるのだろうか。 かつては編集者といえば「雑誌や書籍を作る人」だった。だが出版業界の構造が大きく変化し、紙の出版物が衰退する一方で、電子書籍やWEBサイトがスタンダードになっている現在、編集者の仕事もまた大きく変わらざるを得ない。特に、小説や漫画を個人単位で製作し、同人誌や電子書籍といった形で頒布できる状況下において、“編集者不要論”といった話題もSNS上を飛び交っている。 こうした状況のなか、編集者としての“最前線”を歩んでいる人物として今回お話を伺ったのが、過去にも電ファミニコゲーマー誌上に何度かご登場をいただいている、三木一馬
幼児絵本『はじめてのはたらくくるま』(講談社ビーシー)に、銃を構えた自衛隊員を乗せたジープや戦車などが、働く車として掲載されていることに、子どもの本・九条の会(代表・丘修三)、日本子どもの本研究会、親子読書地域文庫全国連絡会(代表・原良子)、そして私たちの日本児童文学者協会は、講談社ビーシーに、本で子どもに伝えるべきは、人種、性別、国境を越え、友情と平和を語り続けることではないかと、意見書や要請書を出してきました。 むろん、言論出版の自由の立場に立つ協会は、販売停止や絶版は求めていません。子どもの本を出すときの、その姿勢を問うたのです。講談社ビーシーより「重版はしない」という回答がありました。みなさんに報告させて頂きます。 午前中は……の準備を。午後は絵本テキストを推敲していました。私にはどうしても出版して頂きたい大切な絵本テキストです。
「著者から後書きに名前を入れていいか聞かれることはありますが、誤植が後で見つかったらと思うと怖いですね」。引用部分を探す苦労、事実確認はどこまでするか…出版の分野で活躍する校正・校閲者の方々に聞きました。... 「これは会社の財産ですね。ぜひ公開してほしい」 「校閲者や司書は泣いて喜ぶと思いますよ」 毎日新聞の校閲センター内で共有しているインターネットサイトのリンク集のことです。私たちの仕事に合わせて作ってきたので一般にどこまで役に立つか分かりませんが、そのような声をいただいたため、どなたでもアクセスできる部分などを公開することにしました。 このリンク集の始まりは2009年ごろ。米国の雇用統計や消費者物価指数など、一から調べると手間がかかる経済関係の情報を早く調べるためでした。そこからスポーツなどデータが豊富に使われる記事などでもリンクがまとまってあれば便利だということで徐々に分野が広がり
出版業界は厳しい時代を迎え、特に当店のような町の小さな書店にそのしわ寄せが来ています。 20年前には全国に2万3000店の書店がありました。ところが現在、日本図書普及協会によると、図書カ-ドを読み取る図書カ-ドリ-ダ-を置いているお店、つまり配達だけでなく店舗を構えている書店は8800店になってしまったといいます。 本当にお薦めしたい本を入手できない そんな中で当店では、8年前からお客さまたちの意見を聞きながら、「作家と読者の集い」と題したトークイベントを始めました。大手メディアでは、報道されない、けれども伝えなければならないことを書かれた本を中心に、お客さまからのリクエストもお聞きして企画して参りました。 現在222回目になり、延べ1万人以上のお客様にお越しいただいています。お陰様で、最近は、作家さんやジャ-ナリストの方々から隆祥館のイベントに出演したいというリクエストも受けるようにもな
平林氏のnoteを読んで、思うところあったので。 彼のような発信力のある人がそんなこと言ったら、批判されるだけで何にもならないじゃん、という愚痴である。 著者が言うのは仕方ないかなとも思うけど、編集者の立場で言うのはナシだ。 まとめサイトとかで吹き上がれば外圧になる?ならないよ、版元の偉いさんの鈍感力舐めんなよ! 当方30代の現役編集者。 転職歴2回、過去に営業、雑誌編集、文芸編集経験あり。 直近は男性向けラノベ。数年やって、最近現場を離れた。メディア化、中ヒットくらいまでは経験がある。 いまやっていることまでは黙っておく。 電子化について電子売上を逐一見れないというのはウソである。いや、平林氏は見れなかったのが本当ならウソというと語弊があるが。 Amazonはじめ、情報は取ればいくらでも手に入る(買うことも多い)。自分は週ごとくらいには電子売上を見ていた。 ではなぜ売上が見れないなどと平
021 こんばんは。順調にnoteを更新しているということは、「仕事はできないけど、そこそこ生きてはいる」くらいのステータスです。どうぞよろしくお願いします。 さて、このnoteのお題は掲題の件についてである。「正直みっともないからやめてほしい」という人も多かろう。でもいまのところこれしかないのである。そんなわけで、ご興味の向きはよろしくお願い申し上げます。 いったい、出版産業というのはかなり旧態依然とした──しかしこれが一挙に崩壊しない程度にはよくできた──システムで成り立っている。 このあたりは出版流通の本を一冊読めばわかるし、ググっても出てくるので割愛する。 ともあれ、出版業界は順調に右肩下がりを続けていて、この20年ほどで売上が約半分になった。 現在の業界規模は1兆7千億弱と思われるので、実に狭い村であることがわかる。また、このうちだいたい10%ほどが電子書籍の売上であり、さらにそ
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