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ブックマーク / realsound.jp (23)

  • 田中ヤコブ(家主)×和嶋慎治(人間椅子)対談 ギター奏法から曲作りのアティテュードまで、3つのキーワードから語り合う

    田中ヤコブ(家主)×和嶋慎治(人間椅子)対談 ギター奏法から曲作りのアティテュードまで、3つのキーワードから語り合う ギタリストの田中ヤコブ率いる4人組バンド・家主が、2ndアルバム『DOOM』を12月8日にリリースした。再生ボタンを押した瞬間、どっしりしたエレキギターのアンサンブルが鳴り響く作。爆音に乗せて内省を描き出すような曲から、小粋なアレンジで鮮やかな情景を思い浮かばせる曲まで、家主というバンドの幅広さと奥深さをじっくり味わえるアルバムだ。田中ヤコブは、エレキギターの刺激に飢えている現代のリスナーに痛快な刺激を与えるミュージシャンの筆頭だと言えよう。今回はそんな田中がかねてより多大な影響を受けたと公言している、和嶋慎治(人間椅子)との対談が実現。「ギター」「ヘヴィネス」「歌詞」という3つのテーマを設けて、お互いの気になる楽曲をセレクトし合った事前アンケートの回答をもとに、2人に熱

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    yone-yama
    yone-yama 2023/12/26
  • アニメ『プラネテス』は一生の財産にもなりうる作品だ Eテレでの再放送開始に寄せて

    テレビアニメ『プラネテス』がNHK Eテレにて1月9日より、毎週日曜19時から再放送される。今でもアニメファンから絶賛の声が寄せられ、名作と呼び声高い作品が全国に再放送されることは、放送時から毎週楽しみにしていたファンである筆者としてもとても喜ばしい。今回は『プラネテス』が高く評価される理由について簡単に紹介していきたい。 『プラネテス』は、幸村誠による1999年から2004年にかけて連載された全4巻の同名の漫画作品が原作。2003年にテレビアニメとしてが放送された。監督は『スクライド』や、今作の後に『コードギアス 反逆のルルーシュ』や、また2022年には『ONE PIECE FILM RED』の監督を務めることも発表されている谷口悟朗が務めている。制作スタジオはガンダムなどのロボットアクションの印象も強いサンライズが務めており、ロボットバトルのない作品の制作を担当したことも話題を集めた

    アニメ『プラネテス』は一生の財産にもなりうる作品だ Eテレでの再放送開始に寄せて
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    yone-yama 2022/01/09
  • 『Creepy Nutsの未来を守りたい!コンプラ・タイムコップ』Amazon Musicにて配信 RHYMESTER 宇多丸も出演

    Creepy Nutsが出演するAmazon Musicのホリデーシーズン特別ポッドキャスト『Creepy Nutsの未来を守りたい!コンプラ・タイムコップ』が、11月19日よりAmazon Musicエクスクルーシブポッドキャスト番組として独占配信される。 同コンテンツは、Creepy NutsのR-指定&DJ松永と、彼らが尊敬してやまないRHYMESTERの宇多丸が出演する音楽バラエティ番組。番組テーマは“Creepy Nutsのさらなる飛躍を前に、リスナーたちが R-指定&DJ 松永の過去の振る舞いやインタビューを一斉検証!”となっており、TBSラジオでオンエア中のRHYMESTER 宇多丸が出演中の『アフター6ジャンクション』にて、リスナーからCreepy Nutsの過去の発言内容などを募集。リスナーから寄せられた内容をもとに、3人がポッドキャスト番組内で議論をしていく予定となって

    『Creepy Nutsの未来を守りたい!コンプラ・タイムコップ』Amazon Musicにて配信 RHYMESTER 宇多丸も出演
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    yone-yama 2021/11/19
  • the band apart 木暮栄一「HIPHOP Memories to Go」第5回 生涯のアンセム「B-BOYイズム」はなぜ衝撃的だったのか

    RHYMESTERがもたらした「B-BOYスタンスと普遍性」の見事なバランス感覚 決して譲れないぜ この美学 ナニモノにも媚びず 己を磨く 素晴しきロクデナシたちだけに 届く 轟く ベースの果てに 見た 揺るぎない 俺の美学 ナニモノにも媚びず 己を磨く 素晴しきロクデナシたちだけに 届く 轟く ベースの如く RHYMESTER「B-BOYイズム」。 アメリカという圧倒的に巨大なオリジナルシーン、さらには自国のメジャー/アンダーグラウンドの音楽シーンに対して日のヒップホップはどうあるべきか? という根的な主題に一つの明快な答えと態度を示した、楔的クラシック。上記のフックにそのアティテュードの全てが集約されている。 同じようにエネルギッシュなジャパニーズ・ヒップホップの名曲に、例えばLAMP EYE「証言」やBUDDHA BRAND「人間発電所」などがあるが、誰が歌詞を読んでもメッセージ

    the band apart 木暮栄一「HIPHOP Memories to Go」第5回 生涯のアンセム「B-BOYイズム」はなぜ衝撃的だったのか
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    yone-yama 2021/08/14
  • 『違国日記』ヤマシタトモコが語る、“口うるさいマンガ”を描く理由 「人のあり方は多様でいいと気づくのはすごく難しくて苦しい」

    『違国日記』ヤマシタトモコが語る、“口うるさいマンガ”を描く理由 「人のあり方は多様でいいと気づくのはすごく難しくて苦しい」 「FEEL YOUNG フィール・ヤング」(祥伝社)にて連載中のヤマシタトモコによるマンガ『違国日記』の7巻が2月8日に発売された。 35歳の少女小説家・高代槙生(こうだいまきお)と、その姪である15歳の少女・田汲朝(たくみあさ)。まったく違う性格を持つ2人が、“人と人は絶対に分かり合えない”ことを実感しながらも共に生きていく姿を描いた作は、私たちが普遍的に抱える心の葛藤や傷を言語化し、「このマンガがすごい!」をはじめとする数多くのマンガ賞やメディアで話題を呼んだ。 さらに7巻では、槙生の元恋人である笠町や、身寄りのない朝の後見人となった槙生を監督する弁護士・塔野のエピソードに触れながら、彼らを苦しめてきた“呪い”の正体や“男性社会の洗礼”にも言及し、そこから生ま

    『違国日記』ヤマシタトモコが語る、“口うるさいマンガ”を描く理由 「人のあり方は多様でいいと気づくのはすごく難しくて苦しい」
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    yone-yama 2021/02/17
  • 『呪術廻戦』『チェンソーマン』 映画好き作者が産むヒット作が提示する“引用”の重要性

    鬼滅の刃』が社会現象を巻き起こしたが、『週刊少年ジャンプ』作品では今『チェンソーマン』と『呪術廻戦』の2作が最も盛り上がりを見せていると言っても過言ではない。『呪術廻戦』は2020年10月からアニメ化され、1月からは新章「京都姉妹校交流会編」が放送予定。さらに、先日誌にて最終回を迎えた『チェンソーマン』もアニメ化が決定した。どちらも同じ制作会社MAPPAが手がけるというのが興味深い。 この2作に共通するのは、呪いや悪魔といった人外かつ恐怖の対象となる存在から、人類を守るために主人公が戦う物語であること。そしてその物語を語る作者が両者とも映画好きで、それが作品に色濃く投影されていることである。両作品で映画の引用は少し違った使われ方をしているが、結果的には同じ作用をもたらしている。 『呪術廻戦』作品内に登場する映画の役割 (c)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 映画の引用という意味では

    『呪術廻戦』『チェンソーマン』 映画好き作者が産むヒット作が提示する“引用”の重要性
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    yone-yama 2021/01/09
  • 出版市場の“22年ぶり復調”はなぜ起こった? ウェブと本の共生関係、その現在地を探る

    出版科学研究所によれば、2019年の出版推定販売金額は紙と電子を合わせて1兆5432億円と前年比0.2%増となり、1996年の2兆6564億円をピークに、以降は縮小を続けてきた出版市場が22年ぶりに上昇に転じた。 内訳は紙が1兆2360億円(前年比4.3%減)、電子が3072億円(同23.9%増)。紙の内訳は、「書籍」が6723億円(同3.8%減)、「雑誌」が5637億円(同4.9%減)。電子は「コミック」が2593億円(同29.5%増)、「書籍」が349億円(同8.7%増)、「雑誌」は130億円(同16.7%減)。コミック以外の電子書籍でよく伸びているのはラノベやビジネス書、写真集だという。数字上はついに「底を打った」と言える。 この数字をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは見方によるが、ここではポジティブな面に目を向けてみよう。 大手の決算はデジタル+版権+広告の伸びで増収増益

    出版市場の“22年ぶり復調”はなぜ起こった? ウェブと本の共生関係、その現在地を探る
    yone-yama
    yone-yama 2020/02/12
  • aikoの楽曲は、なぜJ-POPの典型を守りながらも洒脱に感じられるのか 譜割&リズム感覚を分析

    J-POPを代表するシンガーソングライターとして、1998年のデビュー以来20年余りに渡って変わらぬ人気を保ってきたaiko。6月には2018年までの20年分のシングルをまとめた『aikoの詩。』をリリースしたのが記憶に新しい。この年末には、12月27日に放送の『ミュージックステーション ウルトラ SUPERLIVE 2019』(テレビ朝日系)や『第70回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)などの音楽番組に出演する予定だ。 aikoaikoの詩。』 そんなaiko音楽をどのように語るか。歌詞に共感を覚えたり、あるいはその表現の鋭さに魅力を覚える人もいれば、メロディやハーモニーの観点から高く評価する人もいる。ここでは試みに、aikoの近作をふりかえりつつそのリズム感覚について考えてみたい。ブルーノートを含むピッチの感覚や表現の鋭さからも伺えるaikoのシンガーとしての地力が、歌唱におけるリズ

    aikoの楽曲は、なぜJ-POPの典型を守りながらも洒脱に感じられるのか 譜割&リズム感覚を分析
    yone-yama
    yone-yama 2019/12/28
  • 「若者の映画館離れ」は本当か? 立川シネマシティが「次世代育成計画」に込めた思い

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第40回は“「若者の映画館離れ」は当か?”というテーマで。 映画ファンであればあるほど“勘違い”が生まれる? 少し前に「若者の東京離れ」というのがニュースになってましたが、最近は「若者の○○離れ」、あんまり言われなくなりましたね。飽きられたからなのか、もはや常識化したからなのか、いろんなものが案外そうでもなかったことがわかってきたからなのか、わかりませんが、じゃあ「若者の映画館離れ」はどうなのか、と編集部からお題をいただいたので、このテーマで書いてみようと。 ただし、これ地域や劇場の性格によって、かなり差があるように思えます。そもそも若者人口が激減している地域とか、あるいは実質車でしか行けないシネコンだと高齢者や未成年同士では行きづらい

    「若者の映画館離れ」は本当か? 立川シネマシティが「次世代育成計画」に込めた思い
    yone-yama
    yone-yama 2019/09/23
  • aikoは20年間“たまらない気持ち”にさせるラブソングを作り続けてきた 『aikoの詩。』が首位に

    aikoaikoの詩。』 今週の1位はaikoaikoの詩。』。これまでリリースされたシングル表題曲42曲を3枚のディスクに分け、カップリングベストとなる14曲入りのDisc.4も加えた、計56曲入りのシングルコレクション。芦田愛菜が過去の自分と恋を語るCM見て、バックに流れる名曲「キラキラ」を聴いて、それだけでもう胸がいっぱいになった人、多いと思います。aikoの歌のせつなさ刺激力というか、胸キュン発動力というのか、とにかく一瞬で“たまらない気持ち”にさせるパワー、ほんとうに変わらないですね。初週だけで8.9万枚というセールスもおおいに納得です。 さて、このシングルコレクション、何が面白いかって曲順で、時系列ではなく、Disc.1〜Disc.3までちゃんと流れが考えられているんです。曲のアウトロを聴きながら次に繋がる曲を選んでいったそうで、想像するだけでも大変な労力。作はデビュー2

    aikoは20年間“たまらない気持ち”にさせるラブソングを作り続けてきた 『aikoの詩。』が首位に
  • リッチ・ブライアンが語る、88rising躍進の理由「僕らはアジアンカルチャーをレペゼンしている」

    ヒップホップをメインにアジアンカルチャーを世界中に発信するメディア・プラットフォームであり、音楽レーベル/マネジメント/マーケティング会社と様々な側面をもつ<88rising>の特集第3弾は、同社を代表するアーティストの1人であるインドネシア出身のラッパー、リッチ・ブライアンが登場。1月10日に行われた初の来日公演の直前、舞台裏で番を待つリッチ・ブライアンを直撃し、同社の魅力やアーティストとしてのキャリア、そして今後のアジアンカルチャーについてまで、幅広く語ってもらった。希望に満ちた眼差しで未来を見据える19歳のアーティストの抱くビジョンを、その言葉の端々から感じてほしい。聞き手は、デジタル音楽ジャーナリストのジェイ・コウガミ。(編集部) 参考1:参考:88rising来日公演が示した、新しいアジアンカルチャーの確立ーーimdkmがレポート 参考2:88rising CEO ショーン・ミ

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  • KAN「愛は勝つ」の女性カバーはなぜ胸を打つ? 日本財団CMソングに賛辞が集まる理由

    10月1日から放映が開始された「日財団」の新CMシリーズ。さまざまな困難を抱える子どもたちへの支援をテーマにした映像には、KANが1990年にリリースした「愛は勝つ」の女性ボーカルバージョンが使用され、オンエア当初から話題となっている。ネット上でも、「CMで流れて来て、完全に耳を持っていかれた♪」「誰が歌ってるのかな? ジーンとする」など透明感のある歌声に魅了される人が続出。およそ30年前のヒット曲を装いも新たに蘇らせたアーティストへの賛辞が相次いだ。 歌っていたのは新山詩織。今年デビュー5年目を迎えるシンガーソングライターだ。そのキャリアは鮮烈なもので、2012年、16歳だった高校2年生の春に『Treasure Hunt ~ビーイングオーディション2012~』に出場し8000人の中からグランプリを受賞。翌年2013年に、シングル「ゆれるユレル」で在学中にメジャーデビューを果たしている。

    KAN「愛は勝つ」の女性カバーはなぜ胸を打つ? 日本財団CMソングに賛辞が集まる理由
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    yone-yama 2019/01/19
  • 映画『リズと青い鳥』主題歌に抜擢 Homecomingsが語る「Songbirds」に託したメッセージ

    京都アニメーションの最新作であり、現在公開中の映画『リズと青い鳥』。その主題歌に抜擢されたのが、京都在住の4人組バンド・Homecomings。映画は牛尾憲輔が劇伴を務め、その完成度の高さや緻密さも話題になっているが、Homecomingsの手がけた主題歌「Songbirds」は、エバーグリーンなギターポップで、エンドロールを甘酸っぱく彩る名曲に仕上がっている。今回リアルサウンドでは、同バンドの畳野彩加(Vo/Gt)と福富優樹(Gt/Cho)へインタビューを行い、バンドと映画の切っても切れない関係性や、主題歌制作の裏側、Homecomingsの現在地まで、じっくりと話を聞いた。(編集部) 「山田監督が<Rough Trade>のトートで来たので『おや?』と」(福富) 畳野彩加(左)と福富優樹(右)。 ーー映画『リズと青い鳥』の主題歌である「Songbirds」のお話の前に、まずはHomec

    映画『リズと青い鳥』主題歌に抜擢 Homecomingsが語る「Songbirds」に託したメッセージ
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    yone-yama 2019/01/15
  • aikoが語る、『予告』にこめた思いとこれから 「私は私の道を突き進んでいきたい」

    aikoが、37枚目のシングル『予告』を11月29日にリリースした。表題曲はリスナーはもちろん、歌うaiko自身も底抜けに元気になれるというポップナンバー。そしてカップリングにはリアルな心情がこめられ、切なさを纏った珠玉のラブソング「間違い探し」「月が溶ける」の2曲を収録している。 今回リアルサウンドではaikoにインタビューを行い、全国ライブハウスツアー『Love Like Rock vol.8』の振り返りから『予告』収録曲にこめた思い、さらには来年迎えるメジャーデビュー20周年について話を聞いた。(編集部) “特別”の形が少し変わってきた ――今年は全31公演のツアー『Love Like Rock vol.8』で全国を駆け巡ったaikoさん。あらためて振り返るといかがですか? aiko:毎回そうなんですけど、今回もすべての会場で必死でしたね。何回ライブを重ねてきても、その場の空気によっ

    aikoが語る、『予告』にこめた思いとこれから 「私は私の道を突き進んでいきたい」
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    yone-yama 2018/11/16
  • ブロックチェーンは音楽コミュニティをどう変化させる? 新たなビジネスモデルの可能性を考察

    ブロックチェーンと体験型コンテンツ 音楽データや映像データの所有権を売り買いできるとなると、音楽コミュニティにはどのような変化が起きるだろうか。アーティストがユーザーに定額で直接売るだけなら、利益率が変わるぐらいで、既存のiTunesStoreと大きな違いはないであろう。しかし、ブロックチェーンの場合はデジタルデータに所有権の制限ができるのである。そして、メルカリやヤフオクのような、ユーザー同士が所有権を転売しあう機能を追加することも可能だ。 これに類似したビジネスモデルを実施しているのが現代アート業界である。現代アート業界では、アーティストの制作したDVDをギャラリー側が生産数を決めて、ナンバリングするのである。例えば、限定30枚生産なら、世界に30枚しかオフィシャルに生産してないDVDだから価値がある、という論理だ。しかしながら、当然のごとくそのDVDはいくらでも複製可能であり、そもそ

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    yone-yama 2018/08/17
    未来だ
  • Sugar's Campaign、Shiggy Jr.、ORESAMA…“ブギーファンク”な次世代J-POP5選

    Sugar's Campaign、Shiggy Jr.、ORESAMA…“ブギーファンク”な次世代J-POP5選 どうやらJ-POPの若手クリエイターたちの潮流の一つに、ブギーファンクのセンスがあるようだ。フェスやライヴに最適化したパンキッシュな縦ノリとは違う、かと言ってむせかえる汗の匂いがするソウルフルな70sディスコのこってりしたグルーヴ感とも違う。パトリース・ラッシェンの「Forgot Me Not」に代表されるような、80s初頭のキラキラしたディスコ/ブギー(エレクトロ・ファンク)の楽曲たち。そこにあったセンスをポスト・インターネット的な感性でアップデートしたようなテイストのポップソングが次々と生まれている。 もともとはLAのトラックメイカーDâm-Funk(デイム・ファンク)を中心に、80sエレクトロ・ファンクの再解釈として広まった「ブギーファンク」。ダフト・パンクやファレル・ウ

    Sugar's Campaign、Shiggy Jr.、ORESAMA…“ブギーファンク”な次世代J-POP5選
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    yone-yama 2018/07/23
    ブギーファンク
  • aikoのライブは常にスペシャルだーー攻めの姿勢と愛に溢れたツアー『Love Like Rock vol.8』

    aikoの全国ライブハウスツアー『Love Like Rock vol.8』のファイナル公演が9月7日、Zepp Tokyoにて開催された。『Love Like Rock』は全国のライブハウスで行われる、aiko恒例のライブツアーシリーズ。今回は4月27日のZepp Tokyoを皮切りに、Zepp Osaka Baysideや新潟LOTS、チームスマイル・仙台PIT、高松festhalleなど初めてライブを行う会場を含む全国9カ所・31公演を約4カ月半にわたり開催するという『Love Like Rock』史上最長のツアーとなった。 また、今ツアーでは各会場とも2日連続でライブが行われ、それぞれ異なる2つのセットリストを用意。そのセットリストもツアー中に曲の入れ替えが行われるなど、複数回観ても新鮮な気持ちで楽しめるaikoらしい演出が用意された。 定刻が過ぎた頃、ステージを隠すように垂らされ

    aikoのライブは常にスペシャルだーー攻めの姿勢と愛に溢れたツアー『Love Like Rock vol.8』
  • aikoが愛され続けている理由ーー『Love Like Pop vol.19』最終公演でわかったこと

    今年5月にリリースした通算12枚目のオリジナル・アルバム『May Dream』を携え、同月21日より千葉県・市川市文化会館大ホールを皮切りに、およそ4カ月にわたるツアー『Love Like Pop vol.19』を実施してきたaikoが、9月17日、東京・NHKホールにて最終公演をおこなった。 客電が落ち、タイトルロゴ『Love Like Pop vol.19』がスクリーンに映し出されると、会場からは大歓声が巻き起こる。バックライトを浴び、ステージ中央に登場するaiko。ボーダー柄をモチーフにしたアシンメトリのドレス。まるでケイトウの花のような赤いペティコートが、モノトーンの衣装の中で程よいアクセントになっている。 まずは『May Dream』のリードトラック「何時何分」でしっとりと幕を開けたステージは、続く「プラマイ」で一気にスパーク。洗練されたコード進行に、抑揚たっぷりのメロディという

    aikoが愛され続けている理由ーー『Love Like Pop vol.19』最終公演でわかったこと
  • aikoが語る、『予告』にこめた思いとこれから 「私は私の道を突き進んでいきたい」

    aikoが、37枚目のシングル『予告』を11月29日にリリースした。表題曲はリスナーはもちろん、歌うaiko自身も底抜けに元気になれるというポップナンバー。そしてカップリングにはリアルな心情がこめられ、切なさを纏った珠玉のラブソング「間違い探し」「月が溶ける」の2曲を収録している。 今回リアルサウンドではaikoにインタビューを行い、全国ライブハウスツアー『Love Like Rock vol.8』の振り返りから『予告』収録曲にこめた思い、さらには来年迎えるメジャーデビュー20周年について話を聞いた。(編集部) “特別”の形が少し変わってきた ――今年は全31公演のツアー『Love Like Rock vol.8』で全国を駆け巡ったaikoさん。あらためて振り返るといかがですか? aiko:毎回そうなんですけど、今回もすべての会場で必死でしたね。何回ライブを重ねてきても、その場の空気によっ

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  • 小田和正、aiko、ENDRECHERI、KIRINJI、アイルネ……各作品から感じる“エバーグリーン”な魅力

    小田和正、aikoのニューシングルから、J-POPカバーを続けてきたアイドルネッサンスのベスト盤まで、様々な世代による新作を紹介。エバーグリーンな佇まいを備えた楽曲、そこに込められた音楽的意図やメッセージを感じ取ってほしい。 小田和正『この道を / 会いに行く / 坂道を上って / 小さな風景』 小田和正のニューシングル、『この道を / 会いに行く / 坂道を上って / 小さな風景』。クラシカルなピアノを軸にしたミディアムバラード「この道を」、軽快なメロディと華やかなストリングスが朝の日差しを想起させる「会いに行く」、ノスタルジックな旋律とともに切なくも愛おしい青春時代を振り返る「坂道を上って」、<きっと僕は 君の心の/小さな風景に 気付かなかったんだ>というラインが心の琴線を揺らす「小さな風景」に共通しているのは、すべての音、すべての言葉に一切の無駄がないということ。年齢、性別、音楽の好

    小田和正、aiko、ENDRECHERI、KIRINJI、アイルネ……各作品から感じる“エバーグリーン”な魅力