ブックマーク / premium.nikkeibp.co.jp (28)

  • bpspecial ITマネジメント - クラウドは「セカンドライフの轍」を踏んで衰退するか?

    言うまでもなく、ITの世界では毎日のように新たなテクノロジーやコンセプトが生まれている。その中には、一時的には注目を集めるものの、瞬く間に価値を失い、1年後には「(笑)付き」で語られるような流行語もある(例としては「セカンドライフ」があると言うと怒られてしまうだろうか)。 その一方で、一時の流行に終わらず、長期的な重要性を維持できるコンセプトやテクノロジーもある。たとえば、仮想化はそもそも流行語と呼ぶのもはばかられるほどの基テクノロジーであり、今後ともITの世界で価値を提供していくだろう。 また、名称としては古臭くなったものの、考え方自体は長期的に有効なものもある。たとえば、マルチメディアという言葉を今日使っている人はあまりいないと思うが、その概念自体は現時点でも有効だ。当たり前の言葉になり過ぎたがゆえに、言葉としては使われなくなったとも言えよう。 一時的な流行のバブルを過大評価して、

  • bp special ECOマネジメント/コラム

  • エネルギーの地産地消の行方[前編]

    の風力発電の象徴的な土地、山形県立川町(現・庄内町)の風車を初めて見たのは、2001年(平成13年)10月のことだ。新庄から酒田に向かう陸羽西線の車窓に数の風車が回っている姿を見て、ちょっとゾクっときた。1990年代半ばから欧州を訪ねるたびに風力発電用の風車がどんどん増えていることに感心したが、日では、なじみのない風景だっただけにとても新鮮だった。 この日は環境シンポジウムでのスピーチのために酒田市を訪ねたのだが、風車を近くで見たいと思い、レンタカーで立川町役場(当時)を訪ねた後、風車のある現場に着いたのは日没後になってしまった。しかし、夜間照明に浮き上がった風車がゆるゆると回るシーンは、なんともファンタスティックだった。自宅の屋根に太陽光発電パネルを載せた直後のことだっただけに、そうか、風車は風さえあれば夜間でも電力を生み出すのだと変な感心をしたものだった。地球温暖化防止京都会議

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    yorihito_tanaka 2007/08/20
    日本でのイニシャルコスト
  • bp special ECOマネジメント/コラム

    7月27日の朝日新聞朝刊は、財団法人・地球環境産業技術研究機構(RITE)が開発を進めている、二酸化炭素(CO2)回収・貯留法(CCS)の解説記事を掲載した。また、8月10日付けの日経済新聞朝刊も、CO2貯留技術について紹介している。地球温暖化問題が騒がれる昨今、大きな可能性を秘めるCCSに注目が集まっている。 地球温暖化の緩和策として、火力発電所や油田などで発生する大量のCO2を回収し、深い地中や海中に隔離・貯留する方法(CCS= Carbon Capture and Storage)が注目されている。7月27日付けの朝日新聞朝刊は財団法人・地球環境産業技術研究機構(RITE、京都府木津川市)の開発に関する解説記事を掲載している。8月10日付けの日経済新聞朝刊も、CO2貯留技術を取り上げている。 化石燃料を消費した結果として生じるCO2が、大気中に拡散して温暖化を引き起こす。温暖化を

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    yorihito_tanaka 2007/08/17
    CO封じ込め技術
  • 連載コラム 鈴木貴博氏コラム「ビジネスを考える目」 なぜ郵便局の窓口ではイライラするのか?!

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 郵便局の窓口でイライラしながら考えた事 先日、どうしても郵便局でないと振り込めない支払いがあったので、仕事の合間に郵便局に出掛けることになった。窓口で番号札を引いたところ、自分の順番までに8人待っているという。そのままソファに座って見渡すと、確かにたくさんのお客と思しき人々が手持ち無沙汰に待っている。 比較的大きな郵便局で、貯金や振り込みに対応する窓口は3つあった。すぐに順番が来るだろうと思っていたところ、これがなかなかそうはならなかった。10分待ってようや

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    yorihito_tanaka 2007/06/27
    とにかく遅い郵便局
  • ホントの大量排出国はどこか?

    二酸化炭素の排出削減は温暖化防止の最大のキーだが、実は、各国、各地域がどれだけの二酸化炭素を排出しているのか正確なデータは得られていない。京都議定書では批准各国の排出削減量を明記しているが、その元となる排出量は、化石燃料の消費量などにもとづく推定値にすぎず、森林やサンゴ礁など二酸化炭素の吸収源の正確な観測データも得られていない。二酸化炭素の削減が火急の課題なのに、これは驚くべきことと思う。 もちろん、大気中の温室効果ガスの測定は行われてはいる。WDCGG(世界気象機関・全球大気監視計画・温室効果ガス世界資料センター)にその観測データを継続的に提供している地上の観測所は67ヶ国337地点(2007年5月29日現在)にすぎない。   ■日の温室効果ガス観測所と観測期待の種類 WDCGGに観測データを提供している日の観測所は14ポイントのみで北陸、近畿、四国、九州などには観測地点はない

    yorihito_tanaka
    yorihito_tanaka 2007/06/05
    宇宙からの観測
  • bpspecial ITマネジメント:コラム - シエスタ(昼寝)は罪ではない!

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 シエスタ(昼寝)は罪ではない! いやあそれにしても暑い! 7月に入ってからはスーツを脱いで、仕事はクールビズで通しているのだが、実際に夏番になってくると、それでも大変な暑さである。 僕の仕事は経営コンサルタントだから、人と会うのが仕事になる。毎日、平均して3社ぐらいをはしごして歩くことになるのだが、特に昼間の移動は身体にきつい。次の会社に着くころには汗だくになってしまう。 去年までは、ジャケットなしのクールビズといっても、多少はオヤジなりのおしゃれも必要だ

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    yorihito_tanaka 2006/08/02
    サウナでシエスタ
  • bpspecial ITマネジメント

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 「Jリーグが誰のものか」を考えると会社論が見えてくる ライブドアの支援にUSENの宇野康秀社長が名乗りを上げた。同時に、今、ライブドア株は複数の外資ファンドが大株主として保有している。会社の一株あたり純資産を株価が大幅に下回っている状況では、ライブドアが外資ファンドに目をつけられるのも無理はない。かつて敵対的買収で名を馳せたライブドアは、いったい誰のものになってしまうのだろうか。 昨年来、もう何度も「会社は誰のものか」という議論が繰り返されている。相変わらず

  • 到来する大学全入時代、「勘違い」学生の急増

    HOME >> 勝呂 彰 氏 コラム >> 応募者との関係、その2 〜到来する大学全入時代、「勘違い」学生の急増〜 前回から、リクルーティング・コミュニケーションを取り上げていますが、今回は、将来の「リクルーティング」像について、新卒採用と中途採用についてそれぞれ考えていきたいと思います。 既にご存知の方も多いと思われる「2007年問題」──。いわゆる団塊の世代で、一番数が多いとされる昭和22年(1947年)生まれの方々が60歳で定年を迎える2007年を契機に、産業界で起こる様々な影響の総称です。 コンピュータ業界では、大型汎用機(メインフレーム)に携わってきた技術者が抜けることで、保守・メンテナンスについて弊害が起こるといわれています。また、製造業においても、“ものづくり”の技能やノウハウが伝承されなくなることが危惧されています。 一方、全く別の観点ですが、少子化に伴い、18歳人口

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    yorihito_tanaka 2006/03/17
    競争と「覚悟」
  • ガートナーが注目する「つながれた世界」

    5年ほど前のことである。インドのムンバイで、IT大臣ら数百人を前に日のIT事情について講演したことがあった。そのころ既に、インドのメディアやIT関係者の間では、「IT」ではなく、「ICT」という言葉が普通に使われていたのを覚えている。 ガートナーでも、同僚である欧米人アナリストとの対話では、ICTの方が往々にして疎通がよい。 ICTとはなにか? 「Information(情報・コンテンツ)」「Communication(通信)」「Technology(コンピューティング技術)」のことだ。日においても、例えば総務省が毎年発表している「IT政策大綱」が、平成17年度から「ICT政策大綱」に名前が変わったりしている。とはいえ、略語としては、ITの方がまだ圧倒的に人口に膾炙(かいしゃ)しているのではないか。 これからの企業情報システムを語ろうとするとき、ICTの方がふさわしいと、筆者は思う。情

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    yorihito_tanaka 2006/02/23
    ICT
  • 日本だけで“メル友”が蔓延している理由とは bpspecial ITマネジメント:インタビュー

    ●『ケータイを持ったサル』や『考えないヒト』(いずれも中公新書)などの著作で有名な京都大学霊長類研究所の正高信男教授は、「ケータイに代表されるIT社会の到来によって、日では国民の均一性、斉一性がますます強化されてしまった」点や、「人間同士の足の引っ張り合いや、誹謗中傷が激しくなった」こと、さらには「人が物事を深く考えなくなったり、引きこもりが増えた」等々、数々の弊害が出ていると警鐘を鳴らす。 ●なぜ、そのような現象が起きているのか。それを回避する方法はあるのか。今後、日人はITとどのように向き合っていったらよいか──これらの点について、正高教授に話を聞いた。 正高信男(まさたか・のぶお)教授 1978年大阪大学人間科学部卒業。 1983年大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。学術博士。 アメリカ国立衛生研究所(NIH)客員研究員、マックスプランク精神医学研究所研究員、京都大

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    yorihito_tanaka 2006/02/09
    「メル友」の意味が、ちょっと違う
  • ビジネスを考える目:オトナのチョコレート市場は定着するか?”

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 オトナのチョコレート市場は定着するか? 2月は僕にとって幸せな月である。僕はチョコレートに目がないのだ。バレンタインデーが近づくと、デパチカ、コンビニ、スーパー、至る所でおいしそうなチョコレートを売り出し始める。それを買うのだ。もらうわけではない。 2月14日に家に帰ると、「いくつもらえた?」と家族に聞かれるので、「1個だけ」と答えるのが毎年のこと。昔よく仕事をした仲間が今では結婚情報誌『ゼクシイ』(リクルート刊)という雑誌の部門長に昇進したのだが、彼女だけ

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    yorihito_tanaka 2006/02/09
    春は男性誌でもチョコレート特集が増える
  • 〜 日本SGIソリューション・キュービック・フォーラム2006 〜

    ●オープニングセッション第2部のパネルディスカッションでは、日SGI 代表取締役 CEOの和泉法夫氏のキーノートスピーチを受け、「コンテンツの時代がこれからどうなっていくか?」という問題提起から始まった。 ●今回、パネラーとして登場した7人は、1995年から1996年にかけて千葉県浦安市で行われたマルチメディア通信の共同利用実験をはじめとする、日のインターネットの歴史を現場で見てきた“生き証人”でもある。当時は夢だったブロードバンド環境が現実のものとなった今、コンテンツはどうなっていくのだろうか。 「情熱とビジョンを持ってビジネスを推進したい人が、新たな時代には重要だ」と語るのはNTTラーニングシステムズの代表取締役社長である飯塚久夫氏である。 飯塚氏は、日のインターネット時代に先がける1992年、同社のスタジオ設計を指導したジョージ・ルーカス氏から、SGIの創業者であるジム・クラ

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    yorihito_tanaka 2006/01/05
    コンテンツは王様(稲蔭先生より)
  • 日本でブランドを構築していくためのヒント 奥山清行氏

    ●イタリアのピニンファリーナ(Pininfarina S.p.A)は、フェラーリやポルシェ、マセラティといったイタリアの高級スポーツカーや“名車”と呼ばれるクルマのデザインを手がけるデザインハウスだ。同社でデザインディレクターを務める奥山清行氏が、基調講演の壇上に立ち、イタリアにおけるものづくりやデザイン、あるいはブランディングの考え方を紹介した。また、米国や欧州各国におけるものづくりの在り方を比較しながら、日ではどのようにしてブランドを構築していくべきか、いくつかの示唆を提示した。 「デザイン・フォーラム」のオープニングを飾ったのは、イタリアのデザインハウス「ピニンファリーナ(Pininfarina S.p.A)」で、フェラーリやマセラティといった超高級車のデザインを手がける奥山清行氏だ。壇上に立った奥山氏ははじめに、「今日は、欧州で長年クルマのデザインに携わってきた経験を踏まえて、日

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    yorihito_tanaka 2006/01/04
    「あえて製品のコストを不透明化する」
  • 楽天に買われるよりも、Googleに買われてみたい bpspecial ITマネジメント:コラム

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 楽天に買われるよりも、Googleに買われてみたい 2006年には“ヒルズ族”による大型買収の動きは一旦鎮静化するはずだ。なぜ僕がそう予測するかというと、日全体の株価が適正以上の水準に戻してきたからだ。この2年ほどの間に、優良企業の株価は3倍ぐらいに上がってきた。日経平均が2003年に8000円を割り込んでバブル崩壊後の最安値をつけてからわずか2年弱。平均株価も当時の倍の水準に達しようとしている。 この数年、ファンドやIT企業が大型買収に乗り出してきたのは

  • bpspecial ITマネジメント

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 井上和香がCMの女王になる日 米国のビジネスマンの目から見ればまだまだ日はわかりにくい。米国人にとって理解できない古いビジネス慣習が日にはまだまだ残っている。そういった“日の不思議”のひとつにハンナ・バーベラ(Hanna-Barbera)社のキャラクターがテレビCMになぜ使われないかという謎がある。 ハンナ・バーベラは米国では人気のアニメ制作会社だ。『原始家族フリントストーン』や『宇宙家族ジェットソン』と言えば、30代以上の方にはなじみのある子供番組で

  • 「技術だけに依拠しない自由な発想が次世代ITを変える」

    ●当サイトでは、「ビジネス+ITキーワード」と題し、15回にわたって14のキーワードについて、ガートナーのアナリスト、コンサルタントに寄稿してもらった。対談は14のキーワード解説の総括として、経営者がどのようにこうしたキーワードからIT経営のヒントを得ていくべきか、また最新のビジネス+ITのトレンドについて、一線のアナリストとコンサルタントという立場から話をしてもらった。 2005年11月30日から12月2日までの3日間、 ホテルグランパシフィックメリディアン(台場)にて 「Gartner Symposium/ITxpo 2005」を開催します。 イベントは、企業におけるITの活用/運用に関わる 全ての方々を対象にしており、「ビジネスとITの融合」のため、 ガートナーが最新の情報をご提供いたします。 IT業界では世界で最大級かつ最も信頼を得ている イベントとして、今年度もこれまで世界

  • 要らなくなったブランドの再利用方法 - bpspecial ITマネジメント:コラム

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 要らなくなったブランドの再利用方法 価値の分からない者が高価なものを持っていることを「に小判」というが、今日の話はその逆で、あまりに金持ちな企業が持っている高価なものは「金持ちにとって役に立たない」という話をしたい。題して「文左衛門に小判」の話。 先に種明かしから始めると、役に立たない高価なものとは「使わなくなったブランド資産」のことである。具体的に挙げてみよう。誰もが知っているブランド名で、今は使われていないものはたくさんある。例えば「J-phone」や

  • bpspecial ITマネジメント

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 “年収300万円”時代における300円の贅沢 もう10年ぐらい前の話になる。当時僕はボストンコンサルティンググループに所属していて、定期的にグローバル・トレーニングに参加していた。ある年、ボストンでのトレーニングでブランド戦略の講義の際に、「スターバックスコーヒーがなぜ成功しているのか」という分析結果を目にした。 当時はまだ日にはスターバックスがなかった。記憶が定かではないが、ボストン市内にもまだなかったかもしれない。というのも米国のスターバックスは出店に

    yorihito_tanaka
    yorihito_tanaka 2005/11/02
    手の届く贅沢
  • bpspecial ITマネジメント

    新連載のコラム「ビジネスを考える目」は、コンサルタントの鈴木 貴博氏(百年コンサルティング 代表取締役)。鈴木氏が、日常生活 や仕事の場面で気づいたちょっとした「ビジネスのヒント」を毎週紹 介してもらう。携帯電話からユニクロまで、「消費者」と「ビジネス」 のちょうど中間に立った視点で、日のビジネスをじっと見つめて、 考えるコラム。 アップルコンピュータの「iPod」が絶好調だ。20年来の“アップルファン”である僕としては、嬉しいかぎりである。その昔、自宅の小さな作業机の上に置かれた初代マッキントッシュは僕の宝物だった。こんなに使いやすい道具は他にはないといつも思ったものだ。アップルはもっと早く大成功すべき企業だった。それが今、“携帯オーディオメーカー”に形を変えて市場で圧倒的な支持を得ている。 そのことが嬉しいと同時に、大きな不安も感じている。「携帯オーディオメーカーに形を変えて」の成