言うまでもなく、ITの世界では毎日のように新たなテクノロジーやコンセプトが生まれている。その中には、一時的には注目を集めるものの、瞬く間に価値を失い、1年後には「(笑)付き」で語られるような流行語もある(例としては「セカンドライフ」があると言うと怒られてしまうだろうか)。 その一方で、一時の流行に終わらず、長期的な重要性を維持できるコンセプトやテクノロジーもある。たとえば、仮想化はそもそも流行語と呼ぶのもはばかられるほどの基本的テクノロジーであり、今後ともITの世界で価値を提供していくだろう。 また、名称としては古臭くなったものの、考え方自体は長期的に有効なものもある。たとえば、マルチメディアという言葉を今日使っている人はあまりいないと思うが、その概念自体は現時点でも有効だ。当たり前の言葉になり過ぎたがゆえに、言葉としては使われなくなったとも言えよう。 一時的な流行のバブルを過大評価して、