タグ

ブックマーク / michikaifu.hatenablog.com (15)

  • 「コンプガチャ問題」に見る新興勢力の危機管理と矜持 - michikaifu’s diary

    今週は出張していたので、例のソーシャルゲームおよびコンプガチャに関する件はROMしていただけだったが、遅ればせながら私の考えを一応まとめておきたい。 ソーシャルゲーム各社を叩く論調が多いが、ベンチャーの芽を次々と摘み取る役所への不満の話なども聞こえてくる。 私個人としては、グリーやDeNAを「人格攻撃」ならぬ「社格攻撃」をする気はない。せっかくベンチャーからここまで頑張ってきたのだし、世界で戦おうとやり始めているところで、ここで踏ん張ってほしいと思っている。遅きに失したが、それでもbetter late than neverで、かろうじて事前に自主規制したことはよかったと思う。 ベンチャーが出発するときには、既存のシステムに挑戦するがために、法律的にはグレーだったり網の目だったりするところを通るのもある程度仕方ない。グーグルだってフェースブックだって、今でもプライバシー問題などで、年がら年

    「コンプガチャ問題」に見る新興勢力の危機管理と矜持 - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2012/05/12
    流行りのソーシャルゲームがいいかどうかは別にしてこの考えには同意。結局のところ、世界を変えたいとかそういう思いを実現したいならどこかで人々の感情にフォーカスしなければならない時はくるんだろうな。
  • 周波数オークション問題=ソフトバンク問題 - michikaifu’s diary

    こちとらが感謝祭で苦手な料理に忙殺されている間に、日では3.9G周波数オークション(700/900MHz)が「仕分け」で復活したらしい。日人らしくww、周回遅れでこの話に反応しておく。 政策仕分けで葬られた「電波社会主義」 市場原理を導入しないと通信インフラがパンクする(1/3) | JBpress(日ビジネスプレス) 震災復興財源問題もあり、いよいよ背に腹は代えられない民主党が、周波数に目をつけたということではないかと思う。それでも当に実現するのかどうか、私には今だに信じられないが(どうせ今騒いでも実現は10年後だと思っていたので)、ちょっとこれまでと流れが変わってきたらしい。 原住民のたくさんいる貴重な周波数帯なので原住民が立ち退きを拒否するとか、免許料の負担がユーザーに転嫁されるとか、なぜ総務省が抵抗するとか、いろいろと議論があったわけだが、かなりの部分が公になって、「テクニ

    周波数オークション問題=ソフトバンク問題 - michikaifu’s diary
  • iモードの評価と「馬跳び現象」 - michikaifu’s diary

    夏野さんと孫さんのツイッター喧嘩に端を発した「iモードの評価」について、池田さんが書いた記事をRTしてコメントをつけたら結構反応があったので、ちょっと解説しておく。 http://news.livedoor.com/article/detail/6054212/ iモードの価値評価については、世界のケータイ業界ではすっかり定まっていると思う。私の考えも、それ以上でも以下でもない。当時の携帯電話の技術水準や「音声オンリー」であった業界趨勢において、画期的なサービスであった。規模がモノをいう「コンテンツ・パブリッシングと課金を提供するプラットフォーム」を大手がブランケットとして提供し、その上で栄枯盛衰は激しいが小さい投資で作れるコンテンツ/アプリが百花繚乱するという「プラットフォーム+エコシステム」の考え方も画期的だった。2000年代初め頃は、このiモードの成功が携帯業界では世界的に注目され、

    iモードの評価と「馬跳び現象」 - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2011/11/25
    「イノベーションのジレンマ」の典型例。たしかに凄かったと思うけど、mobileがパソコン化してる流れの中でどうなるか見定められなければ進むべき方向は間違えてしまう。ただ個人的にはガラケー好きですよ。
  • 透明度の高いネット・ICTはさらなる技術進化でしか実現できない - michikaifu’s diary

    まさに、そのとおり。お気持ち、よくわかる。 勉強できる人しか便利に暮らせない社会 - シロクマの屑籠 技術を使いこなすことが、特定の人にしかできないというのは、まだまだ技術がこなれていない証拠。だいぶ以前の記事で恐縮だが、私はここで「オートマ車」を例にとって書いている。 「透明度」の高いネットの萌芽,Xbox LiveとKindle | 日経 xTECH(クロステック) 例えば、その昔のゴチャゴチャしたYahoo!の「ポータル」よりも、Googleミニマリストな検索が勝ったのは、Googleのほうが検索技術が上で、しかもより多くの人にとって使いやすかったから。その背景に「Big Data」があるというのは、先日の日経ビジネスオンライン記事に書いた。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20111007/223074/ 今の「勉強できる

    透明度の高いネット・ICTはさらなる技術進化でしか実現できない - michikaifu’s diary
  • 「食通礼賛」の空気に押しつぶされる女性の憂鬱と対策 - michikaifu’s diary

    私はうつ病ではないが、うつ傾向が強くなることが時々あると自覚している。身の回りの同世代の女性にうつ病が多く、「格的にうつ病になったら大変」と身にしみているので、格的に病気にならないように、気をつけてあちこちでブレーキをかけている。しかし、こうして自分でブレーキをかけられるのは、私が根的に図々しくて、家庭の中で発言権が大きいからできることだと思う。ブレーキをかける、というのは別名「怠ける」ということなので、特に専業主婦ではそれが夫や周囲に理解されないことが多く、「ただ怠けている」というプレッシャーに対して戦う気力もなく、ますます自分を追い込んでいく人が多いだろうことは容易に想像がつく。 私が最近特に辛いのは「料理」である。午後になると夕方が来るのが怖くて、仕事に集中できない。献立を考えるのも店に買い物にいくのも面倒。キッチンに立つと疲れてしまって、気を紛らわすために、いけないと思いつつ

    「食通礼賛」の空気に押しつぶされる女性の憂鬱と対策 - michikaifu’s diary
  • プレゼンだけじゃない、世界進出の心得「何の問題を解決するのか」 - michikaifu’s diary

    地元の友人でもある起業家、柴田尚樹さんが、テッククランチに寄稿している。とてもよい記事なのでぜひ読んでほしい。 シリコンバレーで起業した日人が語るスタートアップガイド――受け入れられる投資家へのプレゼンとは | TechCrunch Japan 彼は「プレゼン」の話として書いているが、実は「プレゼン=見せ方」だけの話ではなく、また「ベンチャー」だけでなくどんな事業でも、そもそものスピリットというか、ミッションというか、そういったところからこの順番を心に置き、特に「何の問題を解決したいのか」にフォーカスしていないと、結局はユーザーに受け入れてもらえないし、成功もできないだろうなと思う。 地震以降、日の将来に不安を持つ若い人が増えたせいなのか、この夏は「シリコンバレーに進出したい」という人が日からずいぶんたくさんやってきた。それ自体はいいことだが、「事業をこちらで展開」という話になると、

    プレゼンだけじゃない、世界進出の心得「何の問題を解決するのか」 - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2011/10/21
    リンク先の記事を読んだ時に注目した部分がこの方と同じだったから、とらえ方は間違ってなかったんだな、と思えた。>「何の問題を解決したいのか」これが無いと人の心を動かすことはできないってことか。
  • 世界をよくするために - michikaifu’s diary

    スティーブ・ジョブズの話は、もうたっくさんの人が書いているので細かいことは省くが、今日はSJ人がナレーションを行なった「Think Different」コマーシャルの未公開バージョンが話題になっている。 まさに、これがSJ自身の言葉なんだろう。彼は、多くのシリコンバレーのビジョナリーと同じように、「世界をよくするために」という信念をベースにして、技術をつくり、商売としていた。儲けたお金をチャリティに寄付するという意味では、ビル・ゲイツに負けてるとよく言われていたが、そうではなく、商売そのものを通じて、「世界をよくする」ことに努力してきた。 これが、ジョブスが稀代の偉人として尊敬される所以であり、またシリコンバレー文化の象徴である所以だ。 シリコンバレーは、こんな「理想主義」と、一攫千金を狙う「ゴールドラッシュ文化」がアウフヘーベンした土地なのだ。シリコンバレーで尊敬される会社は、なんらか

    世界をよくするために - michikaifu’s diary
  • ネット対応テレビでの「ガラパゴス」不安 - michikaifu’s diary

    では、民放の合弁でネットで番組を個別課金で配信、という話が出ている。ネット上での評判をざっと見ると「ダメに決まっている」、または「最初からガン無視」ということのようだ。私としては、「それでもゼロじゃなくて半歩を踏み出したことを評価すべきか、下記のようにかえってみんなに迷惑をかけることになりそうなのでdisるべきか」悩んでいる。 映像のネット配信は、それこそ90年代の最初のネットバブルの頃から、日でもアメリカでもその他の国でも、いろんな人がいろいろなものを試していて、「成功例」というのはとても少なくて、それはクリエイティブに考えないとダメなのだけれど、少なくとも「こうすれば必ず失敗する」という経験値は膨大に積み上がっている。それと照らしても、これが成功するとはどうも思えない。 可哀想なのは、このプランに対応したテレビを作らされる家電メーカーである。ただでさえ、世界的には長期的かつ壮大な

    ネット対応テレビでの「ガラパゴス」不安 - michikaifu’s diary
  • 質問力は大事だと思う - michikaifu’s diary

    昨日、日経ビジネスオンラインの「なでしこ報道」への違和感についての記事に非常に同感したのでツイートしたら、すごい勢いでRTされ、私史上最大のtrending topicになってしまって驚愕した。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110726/221679/?rt=nocnt 単なるツイートではなく、日経ビジネスオンライン画面のツイート・ボタンから吐き出したので、同サイトのRTまとめ経由で読まれたのだろう。面白い現象だった。 まぁなにしろ、プロフェッショナルの女性に対するこういう目(男性から、だけではなく、多くの女性も同様の価値観を持っている)についての感想は記事を読んでいただければ、私は全く同感である。(ちなみに私自身は、すでにこの歳に至ったので、くだらんことを聞いてくる輩もなく、超然とできているのでありがたい。年をとるという

    質問力は大事だと思う - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2011/07/30
    悪い言い方すると、頭が悪いというか本当の意味での努力が足りない(時間をかけてするべきことをしていない)というか。頭で一生懸命考えて行動を起こさないところにも起因しそう。現状に疑問を抱かないところとか。
  • 「発送電分離」と通信のアナロジー - michikaifu’s diary

    あらかじめ申し上げておくが、私は東電を擁護する気はまったくなく、経営面で東電がパニッシュされることはまぁ当然だろうと思う。ただ、世上よく言われる「発電と送電の分離」に関しては、絶対反対ではないが「今」やるのがいいのかというと、通信を20年近く見てきた肌感覚で「今は適切ではないのでは」と思ってしまう。電力のことはあまり知らないので、これはあくまで、似たコスト構造をもつ通信とのアナロジーによる感想である。 電力も通信も、設備投資が巨大なユティリティ産業である。いったん投資したり仕組みを導入したりすると、その影響が長い期間に及ぶ。個々のユーザーが支払う料金の単価が非常に小さく、そのために膨大な数のユーザーを持つという「規模」が、製造業以上に大きな参入障壁となる。巨大な投資を10年単位で回収することが可能な体力がなければやっていけない。 通信は日ではモノポリーから出発して、1985年以来、何度か

    「発送電分離」と通信のアナロジー - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2011/05/18
    冷静な見方。でも、今回の流れを見ても将来的には発送電の分離は必要だなと思った。どのタイミングが適切かは判断できないけど。ただそっちを向いてないと動かせるもんも動かせなくなるのかなぁと。
  • バルセロナMWCに関するお知らせと記事一覧 - michikaifu’s diary

    バルセロナから帰ってきました。予想以上にネット接続状況が悪く、私の時間も厳しく、まったくツイートできなかったので、ここでもろもろ、まとめてご連絡しておきます。 1)3月9日、東京にて、WirelessWireNews主催「バルセロナ総括」講演会を行います。時間は夕方5時、場所は六木ヒルズのノキア・シーメンスです。有料です。現在、WireiessWire Newsの無料登録ユーザーになっていただいている方の先行申し込みを受付中で、もうすぐ一般受付を開始します。定員50名、早い者勝ちです。 http://wirelesswire.jp/News_in_Japan/201102151300.html 対象は、一般ユーザーではなく、「モバイルにビジネスとして関わっている方」ということで、懇切丁寧な技術解説などは全くなしで話をしますので、あらかじめご了承ください。 2)WirelessWire N

    バルセロナMWCに関するお知らせと記事一覧 - michikaifu’s diary
  •  日本のテレビ業界大再編の初夢 - michikaifu’s diary

    あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。 当地では今日から子供たちの学校が始まり、平常営業となる。それで、2週間ぶりに、朝のいつものローカルニュースをテレビで見たところ、面白コマーシャルを発見。 有名な古いCMのパロディらしいが、昔風の「映画館へ行こう」という歌に乗って、ソーダやポップコーンのキャラクター・アニメが歩いてくる。が、実は歌は「映画館」でなく「DMV(Department of Motor Vehicle、自動車の免許や車両登録を扱う役所)」で、背景も、DMVの待合室の椅子で延々待っている人たちの映像。みんな、手にはスマホやタブレットを持って見ている。「ん?何のCM?」と思ったら、最後にAT&Tのロゴが出て、息子と二人で大笑いした。(YouTubeに出ていないか探したが、現時点ではまだ見つからない。) このあたりの背景事情は、11月に日経ビジネスオンラインに書

     日本のテレビ業界大再編の初夢 - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2011/01/06
    テレビ業界も主な収益源が広告でなくなれば、自分達の報道したいことを報道できていいだろうに。"今、ネット・通信業界は、統合と長期投資の仕込み時期""テレビ業界は、ブロードバンド政策と込みで、再編成すべき"
  • モノはソーシャルの乗り物、と考えると - michikaifu’s diary

    年末、ようやく仕事が一段落したので、ひとりごと。世は相変わらず、ソーシャルが大流行なわけだが。 人が使う物理的なモノや、無形のモノには、見方によっていくつもの意味がある。「来」みんなが思っている使い方や目的の他にも意味があって、実はそっちのほうが重要ということもある。 10月の日経ビジネスのコラムに、自動車のことを書いた。かつて、仲間や恋人が集まって時間を楽しむための文字通りの「乗り物」が自動車だったのに対し、今はそれがフェースブックになった、と表現した。それは、自動車だけのことではないと思う。 例えば分かりやすいのがゲーム。昔であれば、ブリッジや麻雀、今であればフェースブック上のゲームFarmvilleやモバゲーのゲームは、自分が楽しいというより、人と一緒に時間を楽しむためのツールである。一人で楽しむゲームももちろんあるけれど、ゲームというのは昔からそういう性格が強い。 もっと強引にそ

    モノはソーシャルの乗り物、と考えると - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2010/12/31
    ふむ。全ては人と人のつながりを取り持つ材料、ということか。人の持つ色々な活動がたまたままずはソーシャルとして出てきただけで、まだまだ他のベクトルでの出方がある気がしている。それが何かは不明瞭だけど。
  • アゴラに周波数の記事寄稿、「わからないものに対する拒否」を乗り越えよう - michikaifu’s diary

    先日のエントリーの続きのような形で、「アゴラ」に700MHz/900MHz周波数の「ハーモナイズ」と「オークション」に関する感想を書かせていただきました。ご興味のある方はご高覧ください。 Good News and Bad News:700/900MHz周波数割り当てとオークション – 海部美知 – アゴラ 周波数の話は業界の外の人にはなかなか理解されないが、これに限らず、通信というのはそもそも「ブラックボックス」性が強い。コンピューターやネットは、基的に「Do It Yourself」でユーザーのいじれる部分が大きく、「熟練ユーザー」が相当数存在し、専門的な話を理解できる人口が多い。これに対し、固定も無線も通信は「フルサービス」で、ユーザーと事業者の分界点がユーザーの手元にずっと近いところにある。仕組み全体が外からはどうなっているか見えない「ブラックボックス」のようなもので、内部の事情

    アゴラに周波数の記事寄稿、「わからないものに対する拒否」を乗り越えよう - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2010/12/03
    確かに通信ってもの凄くブラックボックス化されてるからなぁ。アプリケーション開発してる方々でもどうなってるか知らない人は意外と多いんじゃないだろうか…?/行政の人は自己保身に走らないで欲しい。
  • ソフトバンクの携帯がつながりにくいのは「戦略の違い」に過ぎない - michikaifu’s diary

    共同通信の「ソフトバンク携帯を使うな」というお達しが記事になり、ソフトバンク携帯の「つながりにくさ」について話題になっている。 「使えないソフトバンク携帯」 共同通信デスクが怒ったわけ : J-CASTニュース TwitterのTLで、「SBは800MHzを持ってないから、周波数割り当てがケシカラン」という意見が飛び交ったので、「専門家でない人にはそう思われちゃうのかな、困ったもんだ・・」と思ったのだが、上記の記事を読むと、SBの公式見解がそういうことになっているらしい。 ちょっと待て。全く関係ないわけじゃないが、それではあまりに説明不足。素人である記者がそう思いこむのは仕方ないが、それなら素人にもちゃんとわかるように説明しないといけないと思う。(専門性といったって、エンジニアである必要すらない程度の話なのだから、「こういう記事書く記者が素人である」こともまた問題だと思うのだが、それはまた

    ソフトバンクの携帯がつながりにくいのは「戦略の違い」に過ぎない - michikaifu’s diary
    yoshi84
    yoshi84 2010/09/08
    だいたい思ってること、というか正しい指摘。他のブコメ通り、これはそうせざるを得ない戦略だから責めることはできない。それでもねえ、設備周りとかも努力する姿勢は見せて欲しいよなぁ。
  • 1