多くのSI事業者の業績は好調だ。社員の努力の賜だと経営者は感謝の言葉を惜しまない。株主に対してもいい顔ができる。社員もまたこの現実に満足し、働きがいを感じている。 ひねくれているかもしれないが、これはうたたかの夢かもしれない。 例えば、この業績好調は何がもたらした結果だろうか。世間の景気が良かったからではないのか。既存顧客の投資意欲が高まっているからであり、その恩恵を受けているからではないのか。それが証拠に、次代につながる新しい顧客や新しいビジネスが、どれだけいま業績に寄与しているかを冷静に見つめてみるべきだろう。 もし、既存顧客の投資意欲に支えられているとすれば、それは景気の浮き沈みに左右されることを覚悟しなければならない。いまが好景気でも必ず下降局面がある。それに抗うことができないとすれば、業績もまた下降する。 ここ数日の株価の急落、米中の貿易戦争が何を意味するかを語れるほどの見識は私
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