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ブックマーク / www.netcommerce.co.jp (22)

  • アフター・コロナのSI戦略 | ネットコマース株式会社

    パンデミックは、私たちが、これまで当たり前と思っていた常識を一気に崩してしまった。やがて、この事態も収束するであろうが、それはスイッチのオンとオフの切り替えのようにはいかず、時間がかかるだろう。その先のアフター・コロナは、もはやパンデミック前と同じではない。これまでの常識が、新しい常識に上書きされ、新しい世界が到来する。 「時間をかけて収束に向かう」間に、企業は様々な施策を打ち出してくるはずだが、その重点は「不確実性への対応」に置かれるだろう。これが、新しい世界の重要な意志決定基準になる。 「不確実性(uncertainty)」とは、何に対応すればいいか分からず、対応策を予め用意することができない事態を言う。「リスク(risk)」というよく似た言葉があるが、これは、対応すべきことが分かっている状態だ。例えば、決算や業績についてまったく開示せずに、社長が「大丈夫!」といっている状況が、「不確

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  • 【図解】コレ1枚でわかる「DX」と「共創」 | ネットコマース株式会社

    DX」や「共創」という言葉が、巷にあふれています。しかし、その解釈は、人それぞれであり、曖昧なまま、深く突き詰めることなく使っている人たちも少なくないようです。この状況を放置すれば、自分たちにとって都合のいい解釈を蔓延らせることとなり、社会やビジネスの発展を妨げることになりかねません。 そこで、「DX」と「共創」について改めて考察し、図表とともに説明を試みたのが、投稿です。既にこのブログで、「DX」と「共創」については、何度も取り上げていますが、あらためて図表を作り直し、わかりやすい言葉で整理し直してみました。 もちろん、これが唯一の解釈であり、正解だと申し上げるつもりはありません。この言葉を使うひとり一人が、それぞれ解釈を突き詰めるための「たたき台」になればと願っています。 DXの2つの定義 DXについては様々な定義や解釈がなされていますが、概ね「社会や経済の視点/社会現象」と「経営

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  • 「決心してから行動する」はやめた方がいい | ネットコマース株式会社

    ITについて、これほどまでに世間が後押ししてくれる時代は、かつてありませんでしたよ。」 大手製造業のCIOの方から、こんな話を伺った。 「昔は、ITについて経営者が話題にすることなどありませんでした。しかし、AIだとか、IoTだとか、世間が大いに騒いでくれます。おかげて、経営者も、どこまで理解しているかはわかりませんが、うちも何かしなくてはと言う気になっていることだけは確かですね。」 残念なことだが、この状況を活かせていないSI事業者が実に多い。経営者はITについて聞く耳を持っている。当然その配下にいる事業部門の人たちも何とかしなければならないと考えている。それにもかかわらず、こういう人たちに関わることをためらっているSI事業者、いや営業は多い。 「どうやって行けばいいのか分かりません。」 どうやってアポイントとればいいのか、何を話せばいいのか、分からないという。 「ぐちゃぐちゃ言わずに

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  • デジタル・トランスフォーメーションの本質:ITビジネスに変革を迫る大潮流 | ネットコマース株式会社

    「デジタル・トランスフォーメーション(Digital TransformationまたはDX)」とは、新しいテクノロジーを駆使した情報システムを作ることでも、IoTやAI、ネットを駆使した新しいビジネスを立ち上げることでもありません。もっと質的に、あるいは根的に企業の文化や体質を変革し、ビジネスのやり方や組織の振る舞いを変化させることです。 そんなDXについて、整理してみました。 「デジタル・トランスフォーメーション」とは何か 「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」 そんな、「デジタル・トランスフォーメーション(Digital TransformationまたはDX)」とは、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授らが提唱した概念です。彼らはまたDXにより、「情報技術と現実が徐々に融合して結びついていく変化が起こる」とも述べてい

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  • 新規事業を失敗させる「7つの罠」と「3年で10億円」 | ネットコマース株式会社

    「経営者が新規事業を失敗させてしまう7つの罠」というタイトルで、ソニックガーデン・社長の倉貫義人氏が、次のケースをあげている。 1.沢山の関係者を入れる 新規事業には人が少ないくらいがいい 2.進捗の管理をしっかりする 事業として価値を生みだしていなければ、進捗はゼロである 3.結果よりも制約を重視させる あらゆるものを逸脱したとしても、結果を出せば良い 4.既存事業と数字で比較する どんな事業も最小は小さく始まる 5.新規事業の狙いが他にある 企業の思惑を入れてうまくいくほど、新規事業は甘くない 6.ロジカルにリスクを排除する 仮説検証こそ、新規事業 7.事業毎にチームを組み替える 継続させたチームの中でいくつもの事業を取り組む方がいい あなたの会社で、こんな新規事業開発プロジェクトが進行しているのであれば、失敗は約束されたようなものだ。 「3年後に10億円の新規事業を立ち上げて欲しい」

    新規事業を失敗させる「7つの罠」と「3年で10億円」 | ネットコマース株式会社
  • 「ユーザー企業への転職」と「45歳以上の希望退職」の間に横たわるミスマッチ | ネットコマース株式会社

    ITベンダーやシステム・インテグレーターからユーザー企業への転職需要はかつてないほど増えています。」 人材紹介を手がける方からそんな話を聞いた。しかし、売り手市場だからといって、全てがうまくいくわけではないという。 「優秀な若手のエンジニアであれば、ユーザー企業も積極的に受け入れてくれますが、デジタル戦略を担わせたい幹部候補やCIO候補となると、うまくマッチングできないケースが少なくありません。」 対象となるのは、40〜50歳代のベテランということになるのだろう。彼らに期待されているのは、テクノロジーを経営や事業に結びつける戦略策定と実践のイニシアティブだ。その需要に応えられないというのだ。 大きな看板を背負い、修羅場をくぐり、難しいプロジェクトをこなしてきたという輝かしい実績はある。しかし、その多くは、依頼された仕事を確実にこなすことであり、自らが企画や戦略を立案し推進したわけではない

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  • OJTという「ほったらかし」では、自分たちの未来は変えられない | ネットコマース株式会社

    「新人たちには、OJTで新規顧客開拓をやらせます。」 こんな話を伺い、ため息がもれてしまった。 業務の実践を通じて、体験的に育成することを目的としたOJT(On the Job Training)。まもなく入社する新入社員たちも経験することになるだろう。しかし、OJTとは名ばかりに、ただ先輩の雑務をやらせているだけや、冒頭のケースのように「根性を付けさせる」ためにベテランでも難しい新規顧客開拓をやらせているといった話しを聞くことがある。 具体的な方法や達成基準も曖昧に、OJTを任された先輩や上司の経験知と新人の自助努力に頼ってしまっているとすれば、苦労して優秀な人材を採用しても、育つか育たないは「運まかせ」となってしまう。そんな過ちを犯してはいけない。 入社して早々の「研修」は、社会人としての基礎教養を身につけさせ、それに続く「育成」の土台を作る。実践に役立つ能力の「育成」は、配属された現

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  • あなたは「搾取する営業」になってはいないだろうか | ネットコマース株式会社

    言うまでもないことだが、営業の役割は営業目標を達成することだ。例え厳しい数字であったとしても、景気が悪くても、お客様の業績が厳しくても、数字に執着して何としてでも営業目標を達成しなくてはならい。人当たりが良く、笑顔を絶やさず、気遣いがある「いい人」であっても、数字を達成できない営業は失格だ。だからと言って、何をしてもいいということにはならない。ましてやお客様から搾取するなんてとんでもない話しだ。 こんな話がある。ある製造業の経営者が、ITのより一層の活用を進めるには、既存の基幹業務システムに関わる経費を削減し、新たな取り組みに予算配分をシフトしたいと考えていた。そのためには、いま自社で所有しているシステムを全面的にパブリック・クラウドへ移行するのがいいのではないかと考え、情報システム部門に検討するように指示した。 情報システム部門から相談を請けたSI事業者は、この会社のインフラ構築や運用を

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  • 変革の7ヶ条 | ネットコマース株式会社

    「変革が進まないのは、現場に危機感がないからだ、それができる人材がいないからだ」 そう嘆く人たちがいる。そんな話を聞くと、いい加減にして欲しいと思う。変革がうまく進まないことを、まるで自分たちの運命であるかのごとく受け入れ、思考停止に陥っているだけではないか。 思考停止は楽である。何も考えず、いままでのルーチンワークを続ければいいだけのことだからだ。忙しいかも知れないが、新しいことを学ぶ必要はない。過去の財産だけで生きてゆける。まわりからの軋轢を感じることもないだろう。むしろ、「大変ですねぇ」、「お忙しそうですねぇ」と自尊心を持ち上げてもらえるような言葉をかけられ、自分の存在感が実感できる。何よりも、「忙しい」を正当化できる。つまり思考停止であることを正当化できてしまう。 こんな状況を何とかしたいと思うのであれば、経営者やマネージメントが先陣を切って行動を起こすべきだろう。しかし、彼ら自身

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  • 「次の新しい需要に応えられる知識やスキル」を身につけるための3つのこと | ネットコマース株式会社

    需要があって、それに応えられる知識やスキルがあるから給与をもらい生活ができている。何をいまさら、そんな当たり前のことをと思うかも知れないが、もし「いま」の需要がなくなったとき、あなたは次の新しい需要に応えられる知識やスキルを持っているだろうか。それがなければ、あなたの人生の選択肢は限られたものになってしまう。 いまの需要がなくなるかも知れない事例をすこしだけ紹介しよう。そのひとつがAWS Outpostsだ。これは、AWSのクラウド・サービスのインフラで使われているものと同じハードウェアとソフトウェアをラックマウント・システムに組んでオンプレミスで使えるようにしたものだ。このシステムには2つのオプションが用意されている。ひとつは「VMware Cloud on AWS」でVMware環境が利用できるもの。もうひとつは「AWS native」で、これはAWSのクラウド・インフラと同等の機能を

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  • 「営業がいらない時代」がやってきた | ネットコマース株式会社

    私たちの日常は、もはや営業を必要としていない 今日のランチは何にしようかと考える。そうだ、カレーにしようと思い立つ。さて、何処のカレー屋が美味しいだろう。客先への訪問のついでであり、はじめての場所だ。土地勘もなければ、どんなお店があるのかも分からない。ならば、Googleで検索すればいい。 「近くの美味しいカレー」 そうスマホに入力するだけで、近辺のカレー屋さん情報が表示される。その店の説明だけではない、他の人がべた感想やランキングまで教えてくれる。そんな情報を一通り眺め、よし、この店にしようと地図をクリックすれば、経路までガイドしてくれる。 お店に入りおすすめのカレーを注文する。出てきたカレーを写真に撮る。「欧風カレーなのでマイルドだと思っていたが、なかなかスパイシー。フォンドブォーでじっくり煮込んでいるので味には深みがある。また来てしまいそう。」とのコメント共にソーシャル・メディアに

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  • 「過渡期」という言葉は慰めに過ぎない、もはやステージは変わった | ネットコマース株式会社

    「自分たちの強みを持っている企業とそうでない企業がはっきりしてきた気がします。」 大手金融事業者の情報システム部門でインフラやプラットフォームに責任を持つ方からこんな話を伺った。 「大手のSI事業者はどうでしょう?共創の看板を掲げているところも少なくありませんが、はたしてその成果はあがっているのでしょうか?」 彼はこのように答えてくれた。 「彼ら自身が自分たちに何ができるかが分からないのではないでしょうか。いろいろと相談しても役割が分かれているようで、それらをまとめて相談できる人はいませんからね。目新しい提案が出てくるような感じはしませんよ。」 こんな話しを聞いて、SI事業者やITベンダーとお客様との関係をチャートに整理してみた。 既にこのブログでも度々申し上げていることだが、ビジネスのデジタル化、あるいはデジタル・トランスフォーメーションとは、デジタル・テクノロジーを駆使して既存のビジネ

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  • 着眼小局着手混沌 | ネットコマース株式会社

    IoTやAIについて話をして欲しいというご依頼が後を絶たない。その背景にあるのは、「IoTで何かできないのか?」や「うちもAIでビジネスを立ち上げたい。」といった、社長のひと言がきっかけになっていることも多いようだ。 「IoTでビジネスを立ち上げろと言われています。うちで何ができるのか、どんなところに使えばいいのか、社内でも検討しているのですが、決め手に欠けて前に進みません。まずは、IoTとは何か、基的なところを関係者に説明してもらえないでしょうか。」 そんなご依頼だ。 「着眼大局着手小局」ということばがある。孔子の弟子である荀子の言葉で、「全体の状況を俯瞰的に見ながら、目の前の小さなことを細心の注意を払って実践する」という意味だ。私なりに解釈を与えるとすれば、現在から半歩先の未来を見て物事を考えるのではなく、過去から現在、そして、遥かに遠い未来を見通して、その未来の先にある自分たちの「

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  • 「2025年の崖」が教えてくれた「工数ビジネスはまだ安泰」の理由 | ネットコマース株式会社

    既存システムが事業部門ごとに構築されて、全社横断的なデータ活用ができない。 過剰なカスタマイズがなされていて、複雑化・ブラックボックス化している。 経営者がDX(デジタル・トランスフォーメーション)を望んでも、データ活用のために上記のような既存システムの問題を解決し、そのためには業務自体の見直しも求められる中(=経営改革そのもの)、現場サイドの抵抗も大きく、いかにこれを実行するかが課題となっている。 今年9月に経済産業省が発表した「DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDX格的な展開~」には、こんな記載がある。これを読んでほっとしたSI事業者の経営者も少なくないだろう。 「しばらくはうちの仕事はなくならない。」 先日、あるSESを主体としている企業の経営者から次のようなご指摘を頂いた。 「あなたは、工数積算ビジネスはやがて厳しくなるとおっしゃっていましたが、いまは稼働率も

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  • あなたはこの問いに答えることができるだろうか? | ネットコマース株式会社

    「いまあなたが書いているプログラム・コードは、何をするためのものですか?」 あなたはこの問いに答えることができるだろうか。 人間は問いを発し、機械は答えを作る 機能のことを訊いているわけではない、お客様の業務でどのように使われ、どのような役割を果たし、それがいかなる業務上の価値を生みだしているかという質問だ。 コーディングやテストは自動化され、インフラやプラットフォームも要件さえ指定すれば、構築や運用はクラウドに任せることができる時代になった。そんな時代でも、人間にしかできないことがある。それは、何のためにこのシステムを作る必要があるのかという問いを発することだ。 お客様のビジネスは何か。そのビジネスを成功させるための要件は何か。それを実現するためには、なにができなければならないのか。人間の役割は、この問いを発することであり、答えを作るのは機械に任せようという時代になる。 もうその兆しは現

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  • いまの好業績の意味を知れば焦らずにはいられない | ネットコマース株式会社

    多くのSI事業者の業績は好調だ。社員の努力の賜だと経営者は感謝の言葉を惜しまない。株主に対してもいい顔ができる。社員もまたこの現実に満足し、働きがいを感じている。 ひねくれているかもしれないが、これはうたたかの夢かもしれない。 例えば、この業績好調は何がもたらした結果だろうか。世間の景気が良かったからではないのか。既存顧客の投資意欲が高まっているからであり、その恩恵を受けているからではないのか。それが証拠に、次代につながる新しい顧客や新しいビジネスが、どれだけいま業績に寄与しているかを冷静に見つめてみるべきだろう。 もし、既存顧客の投資意欲に支えられているとすれば、それは景気の浮き沈みに左右されることを覚悟しなければならない。いまが好景気でも必ず下降局面がある。それに抗うことができないとすれば、業績もまた下降する。 ここ数日の株価の急落、米中の貿易戦争が何を意味するかを語れるほどの見識は私

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  • PoC貧乏とPoC成金 | ネットコマース株式会社

    「IoTで新しい事業を立ち上げるようにと、社長から言われています。どのようにすすめればいいでしょうか?」 製造業の新規事業の開発を担当されている方からこんなご相談を頂いた。 最近、このようなご相談を頂く機会が増えている。その多くは、この方同様に事業部門の企画や戦略、あるいは技術開発に携わっている人たちだ。世間でなにやら騒いでいるので、うちも何かしなくてはいけないと言うことなのだろう。 「部下にアイデアを出すように指示しています。でも、まともな企画がなかなかあがってきません。」 経営者から、こんな話しを聞くこともある。いずれにしろ、”絶対に”うまくいかないやり方の典型だ。 第一にテクノロジーは解決策であって、目的ではないからだ。事業が抱える如何なる課題を解決したいのか、事業を成長させるために何を実現したいのかをはっきりとさせないままに、テクノロジーを使うことが目的となってしまっているようでは

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  • お客様のITリテラシーの低さを嘆く前に、自らの自覚のなさを顧みるべきではないのか | ネットコマース株式会社

    先般、サーバーがサポート切れになるので、サーバーの入れ替えの提案を聞くので同席して欲しいと、情シス部長から依頼された。提案に来たのはその会社がインフラ業務を外注しているITベンダーだ。彼らは既存のシステム構成をそのままにサーバーを新しいモデルに入れ替える提案をした。私はその話しを聞いて、HCIをなぜ提案しないのかと問いかけた。するとその営業は「HCIって何ですか?」という。 呆れてものが言えない。そのお客様にとって、HCIがふさわしいかどうかは別にしても、HCIがなにかを知らないというのは、インフラに関わる仕事をしているプロとしての自覚に欠ける。当然、メリットもデメリットもあるはずだが、その選択肢を提示してこそ、お客様の信頼を得ることができる。それが自分の役割であるという自覚がないとすれば、ご退場いただいたほうが、お客様のためになる。 ガートナーから今年のハイプサイクルが発表された。 えっ

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  • 営業は終わった | ネットコマース株式会社

    営業は終わった。いつまでこんな仕事にしがみついているのか。 営業という言葉にまとわりつく匂いは前時代的で腐臭さえ漂っている。強引なアポ取りと売り込み、天高く積まれる予算の重圧、駆け引きと価格交渉そして結果としての値引き、気むずかしいお客様への根回しと説得、他社製品の批判と自社製品の美化、予算達成ができないことを仕方がないと思わせる言い訳づくりなどに気力や体力を消耗している。これが営業の仕事だというのなら、とっととやめてしまった方が人生は楽になる。 このような輩と関わることは、お客様にとっても時間の無駄以外の何ものでもない。いやむしろ、買わなくてもいい時代遅れで陳腐なものを買わされる被害者にしているかもしれない。 残念なことに、営業である当事者人が、この現実への自覚がない。営業とはかくあるべしとの刷り込みから抜け出すことができず、それがお客様のため、あるいは会社のためと思い込んでいる。自分

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  • SIビジネスに取り憑く3匹の「お化け」 | ネットコマース株式会社

    AIやIoTについてご相談を頂くことはありません。あなたがおっしゃるほど、まだ需要があるとは思えません。」 「アジャイル開発ですか?うちのお客様で、そんな話はありませんよ。」 「クラウドは話題にはなりますが、具体的なご相談を頂いたことはありません。私どものお客さんは、まだまだ先の話だと思いますよ。」 どうせできないだろうからと、お客様から相手されていないだけのことだと、なぜ気づけないのだろうか。このようなことで大忙しの企業はいくらでもある。その多くが、あまりの依頼の多さに応えきれずに困っている。 足下の工数需要は堅調であり、稼働率も高く、売上や利益を伸ばしている企業は多い。そんなことが、この現実への感度を鈍らせているのかもしれない。 稼働率が上がっている理由を突き詰めてゆけば、その多くは「景気の拡大に伴うシステム需要の増大」が大半を占めているようだ。自らが開拓した「新しい事業や新規の顧客

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