農水省によって実施されている食品ロス調査は、食品の食べ残しや廃棄の減少に向けた取組や食品循環資源の再生利用等の推進に資することを目的に、世帯と外食産業についてほぼ毎年調査が行われている。 ここでは、世帯についての結果を掲げた。世帯員の外食は対象外であり、世帯食(家庭で食べる食事-買ってきた惣菜や弁当を含む)のみが対象となっている。また飲料も含んでいる(外食産業の食べ残しについては図録0326参照)。 食品ロスには、いわゆる食べ残しの他、腐って捨てた部分(直接廃棄)や調理の際の可食部分までの除去(過剰除去)を含んでいる。過剰除去は「日本食品標準成分表」での廃棄率以上の除去を基準にしている。 世帯食1人1日当たりの食品ロスは40.9グラムとなっているが、そのうち野菜類が19.5グラムと最も多く、果実類の7.3グラム、調理加工食品の4.2グラムが続いている。主食である米が中心の穀類は1.7グラム