台湾の鴻海精密工業が中国に建設する液晶パネル工場に、シャープが技術供与する方向で調整しているとのこと(SankeiBizの記事、 47NEWSの記事、 ITmediaの記事、 ロイターの記事)。 シャープは、四川省の成都に鴻海精密工業が建設する液晶パネル工場へ技術者を派遣。高精細パネルや生産ラインの管理技術などを供与し、数百億円の技術料を受け取るという。シャープと鴻海精密工業は3月に資本提携で合意しており、共同事業の第一弾となる。また、シャープが鴻海精密工業にスマートフォンの生産を委託し、中国で販売する計画もあるとのこと。 一方、シャープとソニーはシャープの堺工場での合弁事業を解消することを発表。ソニーは液晶パネルの価格下落により合弁事業の効果が薄れており、シャープが鴻海精密工業と資本提携を発表したことから追加出資を取りやめていた。