タミフルを飲んだ直後に異常な行動を起こして、比較的若い青少年がビルから落下したり、交通事故にあったりするケースがかなりの数、報告されています。 もちろん、タミフルを飲んだ後に異常な行動が多発しているという「現象」があるからといって、タミフルが異常行動の「原因」であるということにはなりません。それは「科学的に正しい判断」だと思います。柳沢厚生労働大臣は、タミフルと異常行動の因果関係が明らかかどうかがはっきりしていないので、国としては注意を喚起したりしない方針だと発表しているようです。 しかし、一方でタミフルが安全であることが証明されたわけでも、もちろんありません。現時点で「安全である」と判断することもできないというのが、「科学的な態度」だと思います。こういう場合はどうしたら良いのでしょうか。 そもそも、我々はこうした安全性問題に関して、あまりにも政府に頼りすぎているのではないかと感じることが