学力向上策を予算に反映 大阪・泉佐野市長が表明 ある問題があります。それを改善するためには何が必要だろうか。それは原因を探ること。そして、対処すること。それがうまくできなければ問題は解決しない。学力が向上しないと嘆く。改善しろと言われる。けれど、学力は向上しない。なぜか。それは、原因をきちんと探り当て、対処するというプロセスを欠いたまま学力向上の目標を掲げかけ声だけは大きいから。泉佐野市の場合はまさにこれ。 学力テストをしました。結果はこうでしたと公表した。それで予算をつけるという。では、その学力テストは問題の原因を探るために必要なデータを収集するシステムになっているのだろうか。なっているのだとしたら、それを元にして原因を探り出し、そちらを公表してみたらどうだろう。学力テストをやれという人、点数を公表する人。そういう人は多い。けれど、それが問題の原因を探り出せるシステムになっているかどうか