生徒会活動との連携プレーが学校を変えた。 放課後、体操服姿の生徒約400人が掃除用具を手に校内に散った。廊下の床を磨く子、ぬらした新聞紙で窓をふく子……。トイレ担当は素手に素足で、便器の内部や床を黙々と磨き上げていた。 大阪府貝塚市立第四中学校の学校クリーン作戦と題した清掃活動は、生徒会が年間13回、約1週間ずつ行うキャンペーンのたびに行われる。初日の1時限目は必ず全校集会、2時限目には道徳の授業がある。 数年前まで、四中のトイレの個室には、トイレットペーパーが備え付けられていなかった。ペーパーの持ち去りやいたずらが絶えなかったからだ。清掃のたびにたばこの吸い殻が山と集まった時代もあるが、今や「ピカピカのトイレ」が改革を象徴する存在だ。 同校が大阪府の道徳教育推進事業研究校に名乗りを上げたのは2004年。生徒会活動と連動した道徳のカリキュラムづくりを始めたことで、改革の歯車が回り始めた。
政府の教育再生会議は1日、官邸で合同分科会を開き、学校選択を進める教育バウチャー(利用券)制度に関し、今後バウチャーとの言葉を使用しないことを決めた。「金券をばらまくイメージでとらえられては困る」(白石真澄主査)との理由からだが、会議を提唱した安倍晋三前首相はバウチャーを使った学校選択の自由による教育効果を目指していただけに、本来のバウチャー制度は事実上断念したことになる。 分科会では制度の定義について議論した結果、「学校選択を進め、生徒の人数に応じて予算を配分し、がんばる学校に予算がまわり、がんばっていないところが淘汰(とうた)される仕組み」(白石氏)とすることで合意。利用券の活用は除外する方針だ。ただ、過度の学校間競争に対する懸念や、学校選択が限られる地方での導入に批判もあり、今後も議論を続けていく。
東京大学名誉教授で解剖学者の養老孟司さんが、「たばこの害や副流煙の危険は証明されていない」「禁煙運動家はたばこを取り締まる権力欲に中毒している」などと月刊誌の対談で発言した。これに、日本禁煙学会が激怒。「たばこが害だという根拠が無い、という根拠を示せ」と2007年9月13日に公開質問状を出した。 他人に生き方を押し付けて快感を覚える禁煙運動家? 掲載されたのは「文芸春秋」07年10月号。タイトルは「変な国・日本の禁煙原理主義」。養老さんと劇作家の山崎正和さんの対談記事で、なぜ禁煙活動が起こったのか、なぜ健康至上主義になっていったのか、などが論じられている。2人に共通するのは、禁煙や健康至上主義に見え隠れするのが「ファシズム」「ナチズム」であること。養老さんは、禁煙運動家は非常に権力的で、他人に生き方を押し付けて快感を覚えるタイプだ、と痛烈に批判している。 養老さんは、そもそもたばこに害があ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く