サッカーのフランス対ドイツ代表の親善試合が行われていた競技場近くで爆発が起き、ピッチに避難する観客=2015年11月13日、パリ郊外サンドニ市(ゲッティ=共同) 今からおよそ25年前、地下鉄、松本両サリン事件を始めとする凄惨(せいさん)な事件を次々と起こして日本を震撼(しんかん)させたオウム真理教。死刑が確定した教祖の松本智津夫死刑囚=教祖名麻原彰晃=ら同教団の幹部13人に対する死刑が今年7月6日と同26日に執行された。 これに関して、欧州連合(EU)とその加盟国、アイスランド、ノルウェー、スイスの駐日大使は「いかなる状況下でも極刑の使用に強くまた明確に反対」し、「死刑廃止を視野に入れた執行停止の導入を(日本に)呼び掛ける」などとする声明を発表。日本政府の対応を批判した。 EUと欧州各国が見せたこの反応にイラっとした人もいただろう。内政干渉だ、余計なお世話だと。 しかし、私が暮らすフランス