人生の機微を端正に描いた小説や、エッセー「大人の流儀」シリーズなどで知られる直木賞作家の伊集院静さんが、24日、亡くなりました。73歳でした。 伊集院さんは、1950年に山口県に生まれ、都内の大学を卒業後、広告代理店の勤務などを経て、1981年に作家デビューしました。 地元・山口県などを舞台にした自伝的長編小説「海峡」3部作や、瀬戸内海の島の小学校を舞台に教師と子どもたちの交流を描いた「機関車先生」など、人生の機微を端正な筆致で描く小説を数多く発表し、1992年に短編集「受け月」で直木賞を受賞しました。 その後も自身の人生観や仕事観をつづるエッセー集、「大人の流儀」シリーズがベストセラーとなるなど精力的に活動を続けてきました。 また、作詞家としても活躍し、近藤真彦さんの「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」などのヒット曲を手がけています。 プライベートでは、1985年に当時の妻だった俳優
宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上、わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを発見したと、大阪公立大学などの国際研究グループが発表しました。観測史上2番目に高いエネルギーの「宇宙線」だということで、グループでは巨大な星が爆発するなどして発生した可能性があるとしています。 砂漠に設置した507台の装置が宇宙線捉える 大阪公立大学の藤井俊博 准教授ら、日本やアメリカ、ロシアなど8か国が参加する国際研究グループは、宇宙から地球に降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」を観測するため、2008年からアメリカ ユタ州の砂漠地帯に設置した507台の検出装置のデータを定期的に解析してきました。 その結果、2021年5月、「244エクサ電子ボルト」という観測史上2番目に高いエネルギーの宇宙線を捉えたということです。 グループは宇宙の謎の解明につなげる期待を込め、この宇宙線を日本
JR東海や警察によりますと、東海道新幹線は、愛知県の豊橋駅で車内に不審物があるという通報を受けて確認を行っている影響で、東京駅と滋賀県の米原駅の間の下り線で運転を見合わせています。
北朝鮮が打ち上げに成功したと発表した軍事偵察衛星だとする物体について、アメリカ軍は、高度500キロ前後をおよそ1時間半の周期で地球を周回していると分析しています。 北朝鮮は今月21日、軍事偵察衛星「マルリギョン1号」を正確に軌道に進入させることに成功したと発表し、来月1日から正式に偵察任務に着手するとしています。 防衛省は24日、何らかの物体が地球を周回していることを確認したと明らかにした一方、衛星としての機能を果たしているかは引き続き分析を進めるとしています。 この物体について、宇宙の監視などを行っているアメリカ宇宙軍は、インターネット上のサイトで地球を1周する周期や地上からの高度などの情報を公開しています。 それによりますと、周期はおよそ94分、赤道との角度を示す軌道傾斜角はおよそ97度で、北極付近と南極付近の上空を通過する軌道を周回しています。 また、高度は493キロから512キロだ
いま、中国のIT業界は深刻な不況に陥っているという。中国人プログラマーとIT業界を巡る3つのトピックについて、中国やアジア地域のITやトレンドに詳しいライターの山谷剛史氏が解説する。 ◆◆◆ IT業界はリストラの嵐、「35歳プログラマー引退説」が現実に まず最初の話題は、中国のIT業界の不況について。先日、中国版のTikTok「抖音(ドウイン)」で、IT業界のリストラによって解雇された40代の中国人男性の自撮り動画が話題になっていました。動画では、男性がこんなことを話しながら号泣していたのです。 「私は1982年生まれの41歳で、C言語のプログラマーです。リストラされたあと、1年間で何百通も履歴書を出したのに、全く採用されませんでした。『41歳は年齢が高すぎる』『C言語は要らない』と言われてしまいます。今、ネット企業はリストラの嵐で……なんでこんなことになってしまったのでしょうか」 中国に
SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は、所属タレントの個人情報をSNS上で売買する行為について注意喚起を行った。タレントの個人情報や盗撮写真の売買を目的とするSNSの投稿を確認しているという。 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は11月24日、所属タレントの個人情報をSNS上で売買する行為について注意喚起を行った。タレントの個人情報や盗撮写真の売買を目的としたSNSを確認しているという。同社は「警察機関にも相談の上、アカウント投稿者の特定を進め、法的措置も視野に入れる」と表明している。 X(元Twitter)上では22日ごろ「同社所属タレントの個人情報の売買を募る投稿がある」とする指摘が話題に。実際、X上ではタレントの実家の住所や、利用している鉄道路線、プライベートの写真などを売買していると思しき投稿が多数見られる。投稿内容には独自の隠語が使われており、DMや外部サービス上で売買
ロシアのプーチン大統領は旧ソビエトの国々が加盟する軍事同盟の首脳会議に出席し、結束をアピールしました。しかし、加盟国のアルメニアの首相は会議を欠席し、ロシア離れが鮮明となっています。 ロシアのプーチン大統領は23日、隣国ベラルーシの首都ミンスクを訪れ、ロシアが主導して旧ソビエトの国々が加盟する軍事同盟のCSTO=集団安全保障条約機構の首脳会議に出席しました。 プーチン大統領は会議で、CSTOの即応部隊の強化などに取り組んできたとしたうえで、「ロシアや加盟国の国々はいかなるテロ行為も認めない」と述べ、結束をアピールしました。 また、プーチン大統領の盟友で、議長国ベラルーシのルカシェンコ大統領も「加盟国とユーラシアの安定を確保する上でこの組織は不可欠だ」と強調しました。 一方で、アルメニアのパシニャン首相は会議を欠席し、係争地のナゴルノカラバフを巡って、隣国アゼルバイジャンの軍事行動に敗北した
警察は24日、北海道福島町・大千軒岳で死んでいたクマの胃の内容物について、DNA鑑定した結果、遺体で見つかった男子大学生(22)のDNAと一致したと発表しました。 函館市の北海道大学水産学部の屋名池奏人さん22歳は11月2日、登山をしていた大千軒岳の6合目から60メートルほど離れた川の近くで遺体で発見されました。 遺体の周りには土がかぶせられていて、数十メートル離れたところでクマの死骸が見つかりました。 屋名池さんは全身が激しく損傷している状態で、司法解剖やDNA鑑定の結果、死因は出血性ショックだったことが判明しています。 警察によりますと、クマの胃の内容物から遺体の一部とみられるものが発見され、DNA鑑定の結果、屋名池さんと特定しました。 警察は、屋名池さんがクマに襲われて死亡した可能性が極めて高いとしています。 クマは10月31日に、30代から40代の消防士の男性3人を襲った個体と同じ
発売前から批判の的になっていた書籍『オタク用語辞典 大限界』が2023年11月21日に三省堂から発売されたので、自分が長年遊んでいる「ファイアーエムブレム界隈」用語について確認・検証をやってみました。 検証に用いるのは2023年12月5日付の第1版です。奥付と発売日が一致しないのは書籍あるあるです。 オタク用語辞典 大限界 検証者についてFE的な自己紹介をすると、『ファイアーエムブレムエンゲージ』でルイの支援会話を日本語・英語比較して記事書いたことがあります。 特に好きなシリーズ作品は『トラキア776』『エコーズ』『風花雪月』、思い入れあるキャラを6人挙げるとシリーズ順にマナ、ゼーベイア、ゼロット、イサドラ、メルセデス(ダークナイト)、ザフィーアです。 なお蒼炎と暁は未プレイなので、該当作品に関係する箇所は数字を除いて指摘しません。また、GBA版はプレイ環境がないため記憶とデータに基づく不
24日正午前、東京 渋谷区で、車が歩道に突っ込んで歩行者4人をはねる事故がありました。このうち2人が重傷で、警視庁は車を運転していた80歳の男性から話を聞くなどして詳しい状況を調べています。 24日正午前、渋谷区恵比寿西で、車が歩行者4人をはねてガードレールに衝突し、5人がけがをする事故がありました。 はねられたのは20代から50代の男女4人で、このうち20代と50代の女性2人が足の骨を折る大けがをしました。 これまでの調べによりますと、車は南側から走ってきて、交差点を抜けると、そのまま歩道に突っ込んだとみられています。 警視庁は車を運転していた80歳の男性を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しましたが、体調不良のため釈放し、今後、任意で捜査するということです。 調べに対し、「記憶にない」と話しているということです。 捜査関係者によりますと、持病があったということで、警視庁が事故との関連を調
東京・港区にオフィスや商業施設などが入る高さ330メートルの超高層ビルが、24日、開業しました。大阪市にある「あべのハルカス」を抜いて日本一の高さになります。 このビルは大手不動産会社「森ビル」などが再開発を進めている東京・港区の虎ノ門・麻布台地区に建設されました。 地上64階、高さは330メートルと、大阪市の「あべのハルカス」を抜き、現時点で日本一の高さのビルになります。 開業したビルは、「麻布台ヒルズ」と名付けられた再開発プロジェクトの一環として建設されました。 エリア内にはこのビル以外にも複数の建物が整備され、オフィスや商業施設のほか、ホテルやマンションなども入ります。 全体の敷地面積は、およそ6万3900平方メートル、東京ドームおよそ1.4個分に相当する広さです。 オフィスで働く人と、住宅に入居する人をあわせると2万人を超える見込みです。
バンダイナムコホールディングス<7832>は、この日(11月24日)、子会社バンダイナムコビジネスアークに勤務していた元派遣社員による不正行為が判明したと発表した。警察への相談および捜査協力を行い、本日、子会社バンダイが警察に被害届を提出したとのこと。今後は民事上の責任のみならず、刑事上の責任も追及していく。また、元派遣社員との派遣契約を2023年8月20日付で解除したという。 バンダイは、2023年6月より外部からの情報等に基づき、商品の不正流出の疑いについて調査を行ったところ、同社の廃棄予定商品等の集積庫に不正に侵入して廃棄予定商品を持ち出している者がいることが判明したという。これを受けて、速やかに警察へ相談するとともに、直ちに社外弁護士を委員長とする内部調査委員会を立ち上げ、調査を行った。 その結果、元派遣社員が、2015年より2023年までの約8年間にわたり、廃棄庫等から廃棄予定商
盗撮や痴漢といった犯罪が疑われる一般人を追跡したり、拘束したりする様子をSNSなどを通じて発信する「私人逮捕」系と呼ばれる動画などを巡り、鉄道各社が対応に苦慮している。動画の撮影について、鉄道会社からは「肖像権・プライバシーの侵害などに当たる可能性もある」「必要に応じて警察と連携を図る」といった声がある一方、「様々な場面や状況があり、一律に規制することは難しい」といった対応の難しさを指摘する声も挙がっている。 必要に応じて「警察と連携」11月13日に警視庁に名誉毀損容疑で逮捕されたユーチューバー「煉獄コロアキ」こと杉田一明容疑者は、痴漢や盗撮をしたと疑われる一般人を取り押さえ、警察に引き渡す動画などを多数投稿。また、逮捕の様子を動画撮影して公開するため他人に覚醒剤の所持をそそのかしたとして、覚醒剤取締法違反(所持)の教唆容疑で警視庁に20日に逮捕されたユーチューバーの中島蓮こと今野蓮容疑者
東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が始まって24日で3カ月になった。風評被害を受けた事業者への賠償を巡っては、東電は年度内にも支払いを本格化させ、中国の日本産水産物禁輸による影響も対象となる。原発事故に伴う風評被害の実態を分析した「『正しさ』の商人」(徳間書店)の著者で福島県在住のジャーナリスト、林智裕氏は、「風評加害者こそ責任を持つべきではないか」と指摘する。要旨は以下の通り。 「風評加害」を悪用懸念された風評被害は起きなかった。福島で水揚げされた「常磐もの」の市場価格は下落どころか上昇している。需要に供給が追い付いていない状況だ。 にもかかわらず、一部水産事業者の売り上げが低下したのは、中国が処理水を政治問題化したからにほかならない。 中国政府は処理水を「核汚染水」と呼び、日本産水産物輸入の全面停止に踏み切った。放出される処理水を「汚染水」などと呼び、不安をあおり続けた日本の一部政党
【東京】岸田文雄首相は22日の衆院予算委員会で、米軍が宜野湾市に普天間飛行場を建設するまでの歴史的経緯について「米軍が上陸した後、土地を接収し、普天間飛行場が建設された」との認識を示した。米軍接収前に村落や生活施設があったとも認めた。一部保守層などが主張する「何もない場所に建てられた」といった言説を否定した形だ。赤嶺政賢氏(共産)への答弁。 岸田氏は、赤嶺氏から「普天間基地がどのようにして現在のような危険な基地になったか」と認識を問われて答えた。 沖縄担当相在任時の経験も踏まえ「役場や国民学校、郵便局、病院などが存在し、街道が通っていた。さらには集落が所在する田畑が広がっていた」と説明した。 赤嶺氏は、1972年の日本復帰以降、那覇基地(現那覇空港、那覇市)やハンビー飛行場(北谷町)など在沖米軍基地の返還の度に普天間飛行場が機能強化されてきたとし、「基地のたらい回し」とも指摘。岸田氏は「形
中村隆一郎著「和歌山の空襲 非都市への爆撃」(東方出版)を読む。 和歌山の空襲 非都市への爆撃 著者は御坊商工の先生で、著者は生徒たちと長年、和歌山の空襲の調査を行っており、本書はそれをまとめたものである。 和歌山の空襲は、昭和20年7月9日の大空襲はもちろん知っていたが、それ以外の空襲はまったく知らなかった。 それにしても、こんなにあちこち空襲されていたとは全然知らなかった! その回数も200回を超えるという。 下の図の黒丸は、「続和歌山の空襲」の表紙に描かれた和歌山の空襲地点である。その多さに驚く。 和歌山の空襲地点 和歌山は爆撃機の通り道になっていたため、ついでに爆弾を落としたり、銃撃されることが多かったのだという。 一例だけ紹介する。 那智勝浦町の浦神という小さな集落が昭和20年7月10日、24日、28日の3回、米艦載機によって機銃掃射や爆撃を受けている。たまたま入ってきた新宮行き
幼少期から父親に性的虐待を受け心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、広島市の40代女性会社員が70代の父親に約3700万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁は22日、民法の「除斥期間」を理由に請求を退けた一審広島地裁判決を支持し、女性の控訴を棄却した。 脇由紀裁判長は判決理由で、父親による性的虐待の事実は認定、女性が深刻な精神的苦痛を被ったと認めた。 一方で、女性が10代後半には性的虐待に起因する症状が現れているとして、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する除斥期間が18年には経過したと判断。「苦痛は察するに余りある」としながらも控訴を棄却した。
23日午後5時45分ごろ、横浜市西区の横浜・みなとみらい21(MM21)地区にある音楽専用施設「Kアリーナ横浜」のイベント関係者から「イベントに参加した女性が刃物で切られた」と110番通報があった。 神奈川県警によると、女性は40代で腹部を刺された。アリーナから外に出たところ、刺されていることに気付き、病院に搬送された。意識はあったという。横浜市消防局によると、重傷という。 県警は傷害事件として、逃げた人物の行方を追っている。 Kアリーナ横浜の公式サイトなどによると、同日は午後2時から約3時間、アーティストの音楽イベントが行われていた。 現場はJR横浜駅から東へ約700メートル。Kアリーナ横浜は9月下旬、世界最大級の約2万人を収容する音楽ライブ専用施設としてオープンした。周囲には子ども向けの施設などがある。 イベント参加者らによると、事件当時、会場の外に掲示された出演者のサインを撮影する人
23日夕方、横浜市のみなとみらい地区にある音楽専用施設の敷地内で、40代の女性が腹部を刃物のようなもので刺されてけがをしました。 警察は傷害事件として、現場から逃げた人物の行方を捜査するとともに、詳しい状況を調べています。 23日午後5時40分過ぎ、横浜市西区みなとみらいの音楽専用施設「Kアリーナ横浜」で、「イベントに訪れていた女性客が刃物で切られた」とイベントの主催者から110番通報がありました。 警察官が現場に駆けつけると、この施設の敷地内で40代の女性が腹部から血を流しているのが見つかりました。 女性は病院に搬送されて重傷とみられますが、受け答えは出来ていて、意識はあるということです。 これまでの調べで、女性は施設で行われていた音楽イベントに参加し、警察に対して、「建物の外に出たところで刃物が刺さっていることに気づいた」と説明しているということです。 警察は何者かが女性を刺したあと現
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く