ブックマーク / cruel.org (17)

  • http://cruel.org/candybox/SexyCyborgInterview20161220.pdf

  • 大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、三のこと:1980年代からの遺恨とは

    大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、 三のこと:1980 年代からの遺恨とは (v.1.3) 山形浩生 * † 2015 年 12 月 21 日 概要 2014 年春に大森望が、SF 作家協会への入会を否決されたのは、 『オルタカルチャー日版』に掲載され たセクハラと称される替え歌作成への関与を一部の人が確信しているからとも言われる。実際にはそうした 関与を裏付ける証拠はない。だがそうした人々の確信の背景には、かつて巽孝之が大森望のある文章にプラ イドを傷つけられたことがあるとされる。ではそのプライド損傷はどのように発生したのか? 稿は、1980 年代の巽・岡『一九八四年』論争と、大森・永瀬サイバーパンク論争をふりかえりつつ、 今日のわだかまりに到る道筋を山形なりに検討する。その直接の原因は、山形が知る限りたったひと言では あった。でもその背後には、1980 年

    yoyoprofane
    yoyoprofane 2015/12/25
    学生運動の歴史を読んでいるようだ…。
  • 今月の喝! 募金の経費が理解できない人たち。 | Yamagata Dojo in CYZO 2006/09

    要約: 募金のお金が、募金募集団体の各種経費に使われることを指して「ピンハネ」などと難癖をつけるバカがいるけれど、金集めには経費がかかるくらい常識ではないか。自分の金がすべて被災者に行くと思う発想がそもそも変。黒柳徹子に渡したところで、事情は何も変わらない。 ぼくは公徳心に富んだ親切な人間なので、でかい災害や戦災があればそこそこの金額を募金することが多い。募金先は、日赤十字とか、日ユニセフ協会とか、国境なき医師団とか、そのときの気分とその災害の性質によってあれこれ変わるけれど。しばらく前に仕事ででくわした国連系の某機関のやつがろくでもなかったので、国連系はいまぼくの中で非常に優先順位が低い。その程度のえり好みはある。 さて、このぼくといえど、世界中のあらゆる災害だの戦災だのを常に把握しているわけじゃないのだ。だからときどき各種の機関がダイレクトメールを送ってきて、ダルフールがまた変なこ

  • ISISについて:池内恵と対談

    イスラム国躍進の構造と力 『公研』2014年10月号 「対話」 池内恵 VS 山形浩生 山形:イスラーム国の人たちの言動や行動を見ると、ずいぶんと前近代的で昔に戻ったかのような印象を受けます。その一方で彼らの意識には、中東の民主化への動きとも言える「アラブの春」が大きく関係しているのだと思います。池内さんは今回のイスラーム国の登場と「アラブの春」の関係をどのように捉えていらっしゃいますか。 池内:「アラブの春」が一回りしたことで中東地域に生まれた環境は、イスラーム国にとって非常に都合の良いものになりました。その環境と言うのは、中央政府の揺らぎ、弱体化であり周辺領域の統治の弛緩です。そこに、元来イスラーム国が依拠するイスラーム過激派の戦略論がぴたりと合わさった。9・11テロに対して、アメリカは大規模な対テロ戦争を展開し、イスラーム過激派は軍事的にも情報的にも経済的にも追い詰められました。それ

  • ピケティ『21 世紀の資本』FAQ (v.1.4)

    pg. 1 © 山形浩生 ピケティ『21 世紀の資』FAQ (v.1.4) 2014 年 12 月 山形浩生 Disclaimer: ここに書かれたのは訳者の私見であり、ピケティの見解ではない。 Q1. このでの資とは? → 資、資産、財産、富はこのではすべて同じもの。扱っているのは、総資産から負 債を引いた、いわばエクイティ部分のこと。 (住宅は資産だが、ローンが残っていればその部分は差し引かれる) 人的資は入っていない。 Q2. え、人的資が入っていなくて大丈夫なんですか? 現代では人的資の ほうが重要なのでは? → はい、そういう批判は出ている。物理的資だけ見ても仕方ないんじゃないか、現代 産業の主流は人的資だ、と。でも、それを計測するのはなかなかむずかしいので「人的 資を入れたらこうなります」というしっかりした反論は出てきていない。 またピケティもそれを予測し

  • ピケティ『21世紀の資本』オンラインページ

    このインターネットサイトには以下の資料がある: 『21世紀の資』の 目次 および 詳細目次 書で挙げた 図表セット (英語版 (pdf)) 参照した 補遺の図表 (英語版 (pdf)) 情報源、手法、参考文献(特に図表の統計時系列データ構築) について)の専門補遺 (pdf) (英語版) Financial Timesからの批判に答えた専門補遺追加 (pdf) (英語版) すべての図表や統計データをまとめた Excel ファイル (xls) 圧縮版 (2 MB) ((英語版)) 以上すべてをまとめた圧縮ファイル (zip, 19 MB) (英語版) またこれらのファイルは、以下のディレクトリからもアクセスできる: 図表ディレクトリ "pdf" (英語版) または "xps" (英語版) 補遺図表ディレクトリ "pdf" (英語版) または "xps" (英語版) Excel ファイルデ

  • 21世紀の資本 講演スライド

    21世紀の資 トマ・ピケティ Paris School of Economics March 2014 英語オリジナル : http://piketty.pse.ens.fr/files/Piketty2014Capital21c.pdf • このプレゼンテーションは『21世紀の資』 (原著Harvard University Press, 2014, 邦訳みすず書房 2014) に基づく。 • このは20カ国以上の所得と富の分配をめぐる世界的な動学を研究 している。過去15年にわたりAtkinson, Saez, Postel-Vinay, Rosenthal, Alvaredo, Zucmanら30人以上と集めた歴史的データを活用した。 • 書は4部構成となる: 第1部 所得と資 第2部 資/所得比率の動学 第3部 格差の構造 第4部 21世紀の資規制 • この発表では第

  • 2014.06.30 岩田規久男講演会資料とメモ(pdf 880kb)

  • Krugman: Baby Sitting the Economy: 経済を子守りしてみると。

    20年前に、ぼくはあるお話を読んで人生が一変した。いまもよくこのお話を思い出す。危機に直面しても、このお話のおかげで落ち着いていられるし、陰気な停滞期にも希望を失わずにいられるし、そしてすべては運命だとあきらめたり、悲観的になったりする誘惑にもうち勝てる。アジアの悲惨な状況が世界経済全体を脅かそうとしているこの陰気な時代に、この霊感的なお話の教訓の重要性は、これまでになく高まっている。 このお話は、「金融理論とキャピトルヒル子守協同組合の大危機」という論文に述べられている。これは 1978年に、Joan & Richard Sweeneyが Journal of Money, Credit, and Banking に発表した論文だ。このお話については、すでに拙著二冊、Peddling Prosperity (邦訳「経済政策を売り歩く人々」日経済新聞社)と The Accidental

  • ap bank の活動をちょっと見てみた。

    要約: 坂龍一やらミスチルやらの、エコロ金融 NPO である ap bank は、鳴かず飛ばずで地道にやってはいるようだが、融資傾向は明らかに堅実路線を狙って変化してきている。また資金を補うためにかなり儲かるコンサートをやっているけれど、そのお金がどう使われたかは、ap bank のディスクロージャーが悪くてまったく見えない。2007 年には儲かるはずだったコンサートが一部中止で、大赤字だが融資は結構大盤振る舞い。うーん、ここのお金の流れがあまりに見えない…… はじめに 昔、坂龍一とかミスチルとかのやってる、エコロ金融 NPO である ap bank について冷笑的なことを書いたので、その後どんな具合かなと思ってちょいと見てみましたよ。『サイゾー』のネタにでもしようかとも思ったが、そんなに変なところは見つからなかったので、ざっとした概観レポートくらいのもんだ。 早速の苦言として、ディス

  • ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について

    ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章 ジャレド・ダイアモンド著、山形浩生訳 目次 日人とは何者だろう? 2003年版エピローグ 訳者コメント 概要 日人の起原については、議論がわかれる。遺伝的な証拠と言語学的な証拠が一致しないのが大きな難点だし、また縄文の狩猟採集社会がちょっと特殊で、やたらに長く続いたことも理由。だが、その展開もおそらく『銃、病原菌、鉄』の環境要因重視でかなり説明ができそうだ。日人の特殊性は、日があまりに地理・気候的に恵まれすぎていたこと。定住した狩猟採集社会でかなりの豊かさを実現できてしまい、初期のヘナチョコ農業などとても太刀打ちできなかった。それが BC400 あたり、中国や朝鮮半島で農業が格的な優位性を獲得した時点で、朝鮮半島から人が稲作などの技術とともに渡来した。その人々やその子孫が縄文人(後のアイヌ)を駆逐して弥生文化をつくり、古墳文化へと

  • Irresponsible Rumors 2011

    最近の噂 風の噂ではございますが…… なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。 2011/10 ラオスにきたら、いつも使っている携帯電話がつながったりつながらなかったり。SMSも送れなかったりする。するとカウンターパートから連絡がきて、今使っている携帯電話(TIGO 改め Beeline) を換えろという。TIGO から他のキャリアの電話につながらなくなっているから、といって。なんじゃそりゃ。 TIGO の機械の故障らしい、と言われたんだが、調べてみたら、なんと TIGO が(おそらく Beeline に買収/改名する過程で)協定破りのプロモーションをやって、それに対して他の携帯会社が制裁措置として、TIGO/Beeline への回線接続を切ったんだって。ひでえ。協定破りって、少しお得なプラン

    yoyoprofane
    yoyoprofane 2011/09/22
    矢作も矢作だが、迷走してるなあ…。
  • 山形浩生「フォロワー数で変わるツイッターのメディア性」 - アルコムワールド コラム 2011/05

    『山形浩生の:世界を見るレッスン』 連載 64 回 フォロワー数で変わるツイッターのメディア性 月刊『アルコムワールド』 2011/07号 要約:ツイッターの持つメディアの特性は、フォロワー数によってだんだん変わる。それに自覚的でない人の多くは、自分のおかれた環境にまったく鈍感なために愚かしい醜態をさらすことが多い。が、求める水準のメディアにとどめるための作業もむずかしい。 ある人の書くものでも、あるいはツイッターのツイートでもいいけれど、長いこと見ていると、ときどきその人がだんだん——または突然——おかしくなって、ぎょっとすることがある。今回の震災と原発事故では特に、ツイッターでそんな光景が見られた。それまで普通あるいは高めの見識を持つと思っていた人が、いきなりわけのわからないことを言い、デマに踊らされ、それをたしなめられると逆ギレして相手を罵り、過去の発言との矛盾を指摘されると変な言い

  • ツイッターのhga02xxって、あれホントにあの日垣隆なのか??!!- Irresponsible Rumors 2011

    最近の噂 風の噂ではございますが…… なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。 2011/6 なぜかスタバの全店で、シナモンが引き上げられている。どうしてだろう? 毒入りシナモンでも出回ってるのか?(2011/6/22, id) ときどきツイッターって挙動がよくわからなくて困惑することがある。実は『ぼくらはそれでも肉をう』についてこんなご指摘 (画面) をいただいた。まちがっている箇所をうかがったところ、ツイート削除のうえご人のブログでご回答をいただき、二つほど例をもらった……はずが、ツイートはなぜか復活 (よいことです)、コメントも消えている (キャッシュには残っているので、夢ではないはず。これはこの人が意図的に消したんだろう)。ツイッターって消したコメント復活できるの?(付記:削除して

    yoyoprofane
    yoyoprofane 2011/06/18
    "「成績があがればお金をやろう」という買収は、本人がそれに反応したとしても必ずしもうまくいかない。なぜかというと、多くの子はそもそも成績をあげるにはどうすればいいかわからないので困っているからだ。"
  • Fear and Loathing in Las Vegas: Translator's Note

    「ラスベガスびくびくゲロゲロ紀行」(ハンター・トンプソン)訳者あとがき 書はHunter S. Thompson Fear and Loathing in Las Vegas: A Savage Journy to the Heart of the American Dream全訳である。翻訳の底としてはVintage版のペーパーバックを使用。辞書は使っていない。ばかやろう、こんな勢いだけのを、チマチマ辞書なんかひいて訳してられっか。死んでしまえ。わかんないとこは(4カ所)みんな人にきいた。 このについて このはもともと、『スポーツ・イラストレイテッド』用の250語の写真キャプションだったそうな。ちょうど、著者が警察によるメキシコ系新聞記者の殺害についての記事にとりくんでいるところで、精神的にもきつい状態で、なにか軽い仕事を、ということで手をつけた仕事だった。 この記者殺害の件で

    yoyoprofane
    yoyoprofane 2011/01/20
    懐かしくなって久しぶりに検索してみた。石丸元章の翻訳も楽しみだ。
  • 「今日、Voice の最新号が届いた。毎号見るたびに、Voiceは変わったなあ、と思う。ぼくが連載を始めた頃は~」-Irresponsible Rumors 2010

    最近の噂 風の噂ではございますが…… なお、リンクする場合には各コメントの日付のあとにある「id」をクリックすると、そのコメントのユニーク id が url 欄に表示されるぞ。 2010/06 飛行機の中では、イーキン・チェン&アーロン・クォックの「Storm Warriors 2」(だったっけ)を見て、これは千葉真一が悪役で出ていた最初のやつがよいできだったので期待していたのだけれど、指輪物語の影響受けすぎな感じで、あと脚が脈絡なさすぎでどうしようかという感じ。アーロン・クォックはもう髪を青く染めてないし。あと、ちょい役で出てくる女の子二人が高校生みたいで、ヒーロー二人とつりあわなすぎ。そういえば、ジジ・リョンあたりから香港アイドルはチェックしてないなあ(ってもともとチェックしていたわけじゃないが、ウォン・カーワイやシャウシンチーの映画を観てると、前はいやでもそのときの旬の子が出てきた

  • CUT 2005/8 Book Review

    魚になること、物語になること。 (『CUT』2005 年 8 月) 山形浩生 ウラジーミル・ナボーコフは、小説を読むときの感情移入を卑しい読み方だとしている。小学校の読書鑑賞文では、しょっちゅう「主人公の気持ちを考えましょう」とか「あなたならどうしますか、主人公になったつもりで考えましょう」あるいは「作者の意図はなんでしょうか」なんて課題が出る。でも、そんなのは小説の読み方としてはむしろ不純なのである、とナボーコフは語る。なぜかといえば、それはしょせん、お涙ちょうだいやお笑いの域を出るものではないからだ。なにやらカップルが引き裂かれてまた出会うような話をつくれば馬鹿な連中はすぐに「感動」とか口走る。女子供に(大したことない)苦労でもさせとけば、みんなすぐに涙を流す。くだらない。そんなものを求める連中は、別に小説でなくったっていいのだもの。 ナボーコフは、この『グールド魚類画帖』を読んで何と

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